ピル服用中の頭痛や倦怠感の3つの原因とは?対処法も紹介!

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更新日:2025.04.23
ピル服用中の頭痛や倦怠感の3つの原因とは?対処法も紹介!

ピルの服用を続ける中で、微熱やだるさなどの副作用を感じたことはありますか?副作用の症状には色々なものがありますが、実はピルの副作用ではなく、重大な病気のサインになっていることもあります。この記事では、副作用の原因や対処法、病院を受診した方が良い場合の判断基準などについて解説していきます。

ピル服用中に微熱など副作用が出る原因とは?

これまでにピルを服用していて、微熱・だるさなどの副作用が出たことはありますか?副作用が起きてしまう原因について、以下で3つ紹介します。

ピルによるホルモンバランスの変化

ピルには、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と黄体ホルモンの「プロゲステロン」という、2種類の女性ホルモンが含まれています。ピルを飲むと、これらの女性ホルモンが体内に取り込まれます。そのため、ピルの服用を始めた最初の頃には一時的にホルモンバランスが変化し、副作用が現れやすくなります。特にピルに含まれるプロゲステロンが基礎体温を上げ微熱のように感じたり、だるさの原因となることが多いです。しかし、継続して飲み続けることで副作用の症状は改善されていき、服用開始から3か月ほど経つと副作用は見られなくなることがほとんどです。ただし、一度ピルの服用を中止してしばらくしてから再開した場合、飲み始めの頃は再び副作用が生じる可能性があります。

血栓症の疑い

ピル服用によって起こりうる重大な副作用として、血栓症の発症リスク増加があります。これは、ピルに含まれるエストロゲンに血液凝固作用があるために起きるものです。血栓症になると、手足のだるさや痺れ、片方の手足のむくみ、皮膚の変色、胸の痛みや呼吸苦などが起こります。また、血栓によって炎症が起きている場合、微熱を感じることがあります。ピルの副作用で熱っぽいのだと思っていたら、実は血栓症を発症していたというケースも考えられるため、このような症状が見られたらすぐにピルの服用を中断し、医師に相談するようにしてください。

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副作用の対処法

それでは、もしもピルの服用によって副作用が見られた場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?副作用には、自然解消する場合と病院の受診が必要な場合の2通りがあります。以下でそれぞれ解説していきます。

自然解消する副作用

自然解消されるのは、ピルの飲み始め時期に見られる副作用です。ピルの服用開始直後は、ピルに含まれる女性ホルモンの影響でホルモンバランスが変化し、副作用も起きやすくなります。多くの場合、3か月ほど服用を続けると体が慣れてきて副作用は見られなくなるため、まだ服用を始めたばかりの方はしばらく様子を見てみましょう。1か月経っても副作用が治まらない場合は、一度医師に相談してみてください。ピルの種類を変更することで改善する場合もあります。

受診が必要な副作用

受診が必要なのは、副作用が何か重大な病気のサインになっている場合です。ピルは肝臓で分解されますが、それによって肝臓の負担が大きくなり、うっ滞性黄疸や肝障害などを発症することがあります。これらの病気になると、だるさ・かゆみ・皮膚の黄色への変色・食欲不振などが起こります。だるさはピルの副作用でもありますが、もしそれ以外にかゆみ・皮膚の変色・食欲不振などの症状が見られた場合は、これらの肝臓の病気を疑い医師に相談するようにしてください。
また、血栓症の症状のひとつとして微熱をはじめとした発熱症状が出ることもあるため、原因不明の発熱に加えて片方の手足がはれたり、だるさが強かったり、胸の痛みや呼吸苦がでた際も医師に相談してください。

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受診が必要な場合もあるので注意

ピルを服用していてもなお、だるさが続く場合、慎重に様子を見ることが必要です。先ほど説明したように、ピルの服用を開始してすぐの場合は副作用としてのだるさが見られやすい時期であるため、まずはしばらく飲み続けてみましょう。もし1か月以上経ってもだるさが消えない場合、ピルの種類が合っていなかったり肝臓の病気になっていたりする可能性があります。気になる症状があればすぐに医師に相談しましょう。

まとめ

今回の記事では、ピルの服用によって見られる副作用の原因や対処法、受診基準などについて解説しました。ピル服用開始から1か月経過してもだるさが消えない場合、ピルの種類を変えることで症状が改善することがあります。また、微熱やだるさの原因が血栓症や肝障害などの重大な病気である可能性もあるため、気になる症状があればすぐに医師に相談するようにしましょう。

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監修者

淀川キリスト教病院 医長
柴田 綾子
2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し、2013年より淀川キリスト教病院で産婦人科診療を行う。 2022年よりmederi株式会社において、mederi主催のセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの記事監修を担当などを担当。

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