生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルを飲んでいても献血はできるの?ピルの種類によって変わる?ピルと献血の関係について徹底解説!
みなさんこれまでに一度は、駅前などで献血バスを見かけたり、献血の呼びかけを聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。この記事では、ピルを飲んでいる場合に献血ができるのか、ピルの種類により献血の可否に違いが生まれるのかなど、ピルと献血の関係性について徹底解説していきます。
献血とは
献血とは、健康な人の体から血液を採取し、病気の患者などに提供するボランティアのことです。献血は全国の献血ルームで受け付けているほか、不定期で駅前などに停まる献血バスでも行うことができます。
受付が終わると体重測定や問診などが行われ、その後採血を実施します。採血後は休憩をし、場所によっては協力記念品として日用品などをもらえることもあります。
献血を受けるための条件
献血を行うには、一定の条件をクリアする必要があります。これは輸血を必要としている方に安全な血液を届けるためだけでなく、献血者自身の健康も守るためです。
まず献血が可能なのは、16〜69歳の健康な人です。ただし65歳以上の場合は、健康面への配慮から、60〜64歳の期間にすでに献血経験がある人に限られています。
また、以下の条件のいずれかに当てはまる人は献血を受け付けてもらえない可能性があります。
・当日体調不良である、寝不足である
・献血に影響の出る薬を服用している
・数日前に出血を伴う歯科治療を受けた
・一定期間内に予防接種を受けた
・半年以内にピアス穴を開けた、タトゥーを入れた
・外傷がある、動物に咬まれた
・心臓病や血液疾患にかかったことがある
・妊娠中、授乳中である
ただし、服薬内容や病気の治療状況によっては献血可能となる場合もありますので、最終的には採血現場にいる健診医師の判断に従うようにしましょう。
献血を受ける前に、予め日本赤十字社のホームページを見ておくとよいでしょう。
献血できる薬とできない薬
服薬中に献血を受ける場合は、飲んでいる薬の種類に注意する必要があります。
以下で、服薬中に献血できる/できない薬の一部をご紹介します。
【当日服用していても献血可能な薬】
・ビタミン剤(貧血治療薬、ビタミンKを除く)
・漢方薬(肝疾患やぜんそくのために服用している場合を除く)
・胃腸薬
・低用量ピル など
【当日服用していなければ献血可能な薬(前日まで服用可能)】
・内服用筋弛緩剤(アロフト、ミオナールなど)
・利胆薬(ウルソ、コスパノンなど)
・睡眠薬
・去痰剤 など
【服用中止日を含む3日間は献血不可の薬】
・向精神剤(抗不安剤、安定剤を除く)
・抗ウイルス剤
・ぜんそく治療薬
・緊急避妊のためのアフターピル など
【献血不可の薬】
・抗けいれん剤
・抗凝固薬
・糖尿病治療薬
・狭心症治療薬 など
ピルとは
ピルとは、黄体ホルモンの「プロゲステロン」と卵胞ホルモンの「エストロゲン」の2種類の女性ホルモンが配合された錠剤のことで、エストロゲンの配合量によって「低用量ピル」「中用量ピル」など呼び名が変わります。その中でも低用量ピルは、継続的な避妊や生理痛軽減などを目的として広く服用されています。
ピルを飲んでいても献血はできるの?
結論として、低用量ピルの場合は飲んでいても献血は可能です。ただし、その他のピルは一定の条件を満たせば献血ができる場合もあります。献血ができる/できないピルの具体例については、次の項で詳しくご紹介します。
なお、ピルやその他の薬を飲んでいて献血を受ける場合は、その旨を献血現場の職員や医師にあらかじめ申告するようにしましょう。服用している薬の種類や体調によって、献血できるかどうかは変わります。また、服薬者の血液には薬の成分が少なからず混ざっているため、その血液を受け取る人の体にも影響を与える可能性があります。献血を受ける人・血液を受け取る人双方の安全を守るためにも、服薬の事前申告が大切です。
献血ができるピル
ここでは、ピルの種類ごとに献血可能かどうかをご紹介します。
【低用量ピル】
継続的な避妊や生理痛の軽減を目的として服用する低用量ピルは、献血当日に服用していても通常通り献血を受けることができます。また、生理中の場合は体調が良い日であれば問題ないとされています。
【中用量ピル】
生理日移動や機能性出血の改善を目的として服用する中用量ピルも、低用量ピルと同じく、献血当日に服用していても献血を受けることができます。
ただし中用量ピルであっても、緊急避妊法の1つである「ヤッペ法」を行う目的で服用した場合、最後に服用した日を含む3日間は献血を受けることができません。
なお、現在では緊急避妊法としてヤッペ法は推奨されていません。
【アフターピル】
緊急避妊のためにアフターピルを服用した場合、服用日含む3日間は献血を受けることができません。
まとめ
この記事では、ピルと献血の関係性について解説しました。直接的な人助けにつながる献血について、興味を抱いている方もいるかもしれませんが、ピルを飲んでいる場合はその種類や自身の体調に十分留意することが大切です。また、ピルに限らず献血時に薬を服用している場合は、事前申告を忘れないようにしましょう。
メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります
メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら
メデリピルの5つのこだわり
1ヶ月無料のお試し期間
ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります
診療担当するのは現役の産婦人科医
専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。
何度でも診療・再診無料
服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。
予約から診療までLINEで簡単
診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。
正しい知識をお届け
ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。
※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
監修者
カテゴリ一覧
漫画
こんな経験”あるある!”と思わず頷いてしまう?mederiユーザーからの体験談に基づいた、mederiオリジナル漫画シリーズです。生理やピル・女性の健康に関して、楽しく学んでみましょう!