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低用量ピルは肝臓に負担?肝機能障害や肝臓がんのリスクについて解説

低用量ピルを服用したいけど、肝臓に負担がかかると聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
高い避妊効果や生理トラブルに効果的なピルですが、肝臓との関係性や負担になる理由について解説していきます。
もくじ
低用量ピルは肝臓に負担?
結論として、低用量ピルを服用することで肝臓の負担になることがあります。ピルを含めた薬は肝臓で代謝されます。ピルとなれば毎日服用が必要なため、頓服で服用する薬と比べて肝臓に負担がかかるといえます。
低用量ピルの服用による肝臓への影響
続いて、どのように低用量ピルが肝臓へ影響を及ぼすのかについて見ていきましょう。
肝機能の検査値を上昇させるリスク
低用量ピルを服用することで、肝機能の検査値を上昇させてしまうことがあります。肝機能の検査値には、γ-GTP(ガンマ・グルタミルトランスペプチターゼ)やAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)などが挙げられます。これらは、タンパク質を分解したりアミノ酸を生成するなどの働きをします。
しかし、ピルの服用によって肝臓になにかしらの異変があると数値が上昇する可能性があります。
肝疾患を引き起こすリスク
低用量ピルを長期間服用し続けることで、肝臓がんや肝機能障害などの肝疾患を引き起こす可能性があります。しかし、どれほどの確率で起こるかは明確には解明されていません。
ただし、ピルの服用が続くことで少なからず服用していないときよりも肝疾患を発症するリスクが高いことを理解しておきましょう。
肝臓が健康でないとピルを服用できないケースも
肝臓でなにかしらの疾患を発症している場合は、低用量ピルを代謝することができにくいため、ピルの服用はしない方がよいでしょう。また、ピルが代謝できないということは他の薬も代謝できないということになります。そのため、肝疾患のある方は事前に医師に報告をしてピルの服用が可能かどうか相談するようにしてください。
肝臓の役割とは?
肝臓には大きく分けて4つの役割があります。
代謝(合成)
前述にもあったように肝臓ではピルや薬の代謝を行う働きがあります。肝臓では活性化したピルや薬を体内に回りやすくするために変化をさせ、排出しやすくします。
エネルギー源の貯蓄
肝臓では、タンパク質などのエネルギー源をアミノ酸まで分解します。これらを体内に溜め込む働きをします。
解毒
肝臓では有毒物質にあたる成分を解毒したり分解します。代表的なものでいくとアルコールが挙げられます。お酒を飲んだあと、肝臓でアセトアルデヒドに分解され、最終的には毒性のない酢酸に分解されます。
胆汁の生成
胆汁は脂肪の消化をサポートする役割があります。肝臓では胆汁の合成をし、分泌しています。
肝臓の機能が低下するとどうなる?
肝臓の機能が低下していると、ピルや薬を服用した際に上手く代謝が作用せずに、成分が効きすぎて副作用が起きる可能性があります。肝機能が低下している方は、ピルや薬を服用する前に医師に相談するようにしましょう。
肝臓への負担を軽減する方法
毎日の生活において意識することで、肝臓への負担を減らすことができます。
以下のことを心がけてみましょう。
体重管理をする
体重が標準体重を越えてしまうと、肝臓にも脂肪がつきやすくなります。それを脂肪肝と呼びますが、放置することで肝硬変や肝炎などの疾患を起こす可能性があります。これらは、お酒(アルコール)や過食をすることで引き起こされる可能性が高くなります。
また、ピルはBMIが30を越えてしまうと服用が難しくなってしまいますので、体重管理には注意しましょう。
お酒を飲みすぎない
お酒に含まれるアルコールは肝臓で分解されますが、多量に摂取することで肝臓へ負担になります。また、ピルの成分が十分に吸収できない可能性などもあるため、ほどほどにしましょう。
バランスの良い食生活にする
普段の食生活では、タンパク質やビタミン、ミネラルなどのバランスの良い食事を摂ることで肝臓に負担をかけなくできます。ジャンキーなものや甘いものなどばかりを食べ過ぎないようにするとよいでしょう。
薬を併用するときは用法用量を守る
ピルに加えて薬を服用するときは、きちんと用法用量を守って肝臓への負担を最小限にしましょう。
低用量ピルを正しく服用して肝臓への負担を最小限にしよう
低用量ピルそのものは薬と同様に肝臓で代謝をするため、少なからず負担はあります。
しかし、飲み忘れが生じると2日分を一気に服用することもあります。この場合、さらに肝臓へ負担をかけることになるため、飲み忘れない工夫をするようにしましょう。
服用中に気になることがある場合は、医師に相談するようにしてくださいね。
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