ピルは肝臓に悪影響ってほんと?肝臓への負担や副作用を知っておこう

ピル
更新日:2024.10.07

この記事では、ピルが肝臓に与える負担や副作用について解説していきます。ピルと肝臓の関係性について理解し、安心してピルを飲めるようにしましょう。なお、今回はピルの中でも低用量ピルに着目して説明していきます。

肝臓の役割とは?

肝臓は、右の肋骨に守られるような位置にある、体内で最も大きい臓器です。栄養の貯蔵や有害物質の分解、食べ物の消化に必要な胆汁の合成や分泌などを行っています。
そして、ピルも肝臓で分解されています。

低用量ピルは肝臓に影響があるの?

結論として、低用量ピルは肝臓に少なからず影響を与えます。
ではその影響はどのようなものなのでしょうか?次の段落で見ていきましょう。

低用量ピルによる肝臓への影響とは

低用量ピルが肝臓に与える影響は、主に2つ挙げられます。

γ-GTP・AST・ALTを上昇させる可能性がある

γ-GTPはタンパク質の分解酵素、ASTとALTは肝臓に含まれる酵素の一種で、どれも肝機能の判断指標です。肝臓に障害が起きて肝細胞が破壊されたり、胆道系に閉塞があったりすると、これらの酵素が血液中に流れ出てきます。薬は肝臓で分解されるものが多いため、ほかの薬が原因である場合もありますが、低用量ピルも少なからずこれらの指標値を高める可能性があるということを知っておきましょう。

肝臓がんや肝機能疾患を引き起こす可能性がある

低用量ピルを飲んだから必ずこれらの疾患になるということではありませんが、ピルを飲む度に肝臓で分解が行われているため、長期的に見ると肝臓に負担をかけてしまっているということが考えられます。とはいえ、ピル服用が原因で肝疾患になるケースが起きるのはかなりの低確率ですので、過度に心配する必要はないでしょう。

低用量ピルを飲む上で肝臓の状態は関係がある?

低用量ピルの服用と肝臓の状態は大いに関係しています。
今すでに深刻な肝機能疾患を持っている方は、ピルを飲むとその分解において肝臓に大きな負担をかける可能性があるため、医師から処方を断られることがあります。
また、疾患を持っていなくても元々の肝機能が弱い方は、低用量ピルの服用に関して一定の制限を受ける場合があります。ピルを正常に分解できないと、肝臓に負担がかかるばかりか、副作用を含めたピルの効果が強く出てしまう可能性があるためです。

ピルに限らず、他の薬の服用においても肝臓の状態は重要視されるため、不安な方は一度病院で検査を受けてみましょう。

肝臓に負担をかけにくい正しいピルの服用方法

ピルや薬を服用すると肝臓に負担がかかってしまうのは、ある程度仕方のないことです。なるべく肝臓に負担をかけずに服用するために、以下のことに自身で気をつけるようにしましょう。

個人輸入したピルを使わない

近年では病院に行かずとも、海外輸入サイトなどから安価で個人輸入のピルを手に入れることが事実上可能になっています。しかし個人輸入のピルは、表示通りの成分が入っているという保証はなく、肝臓に負担をかける有害物質が入っている可能性もあります。
ピルを手にいれる方法として代表的なのは病院で処方してもらうというものですが、それ以外にオンライン診療サービスという選択肢もあります。自宅で医師の診療と処方を受けられ、その後自分に合ったピルを自宅まで届けてもらえます。オンライン上で医師から処方を受けられるため、個人輸入と違って正しいピルの入手方法であり、日中病院へ行く時間が取れない方にはピッタリのサービスです。
1年に1回の定期健診のために病院へ行くことは必須となりますが、オンライン診療を活用して自分のライフスタイルに合った継続服用をしましょう。

定期的に血液検査を受ける

血液検査をすると、先ほど紹介したγ-GTPなどの肝機能指標値がわかり、現在自分の肝臓がどのような状態なのかがわかります。肝機能障害になっていても自覚症状が出ないことが多いため、定期的に病院で検査を受けることが大切になります。

まとめ

低用量ピルは肝臓で分解される薬のため、少なからず肝臓に負担をかけてしまいます。しかし、ピル以外にも肝臓で分解される薬は多くあるため、実質的には他の薬とあまり変わりません。肝臓への負担を最小限にするためにも、正規ルートで入手したピルを服用し、定期的に血液検査を受けるなど、正しい方法でピルを服用するようにしましょう。

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監修者

産婦人科専門医・がん治療認定医
郡 詩織
産婦人科専門医・がん治療認定医を取得。大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。 現在はmederiドクターとして、日々のオンライン診療や監修、セミナーやイベントに登壇。

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