低用量ピルで避妊ができる仕組みとは?ピルの基礎知識と効果について知ろう

ピル
更新日:2024.04.18

低用量ピルで避妊ができる仕組みとは?ピルの基礎知識と効果について知ろう

この記事では、低用量ピルによって避妊ができる仕組みや、ピルの基礎知識について解説します。ピルの持っている効果について基本的な部分から理解し、正しい方法で上手に活用していけるようにしましょう。

妊娠が成立する仕組み

ピルを用いた避妊について知る前に、まずは妊娠の仕組みについてきちんと理解しておきましょう。以下で、妊娠が成立するまでの流れを詳しく説明していきます。

①排卵
女性の体では、約1か月に1回のペースで排卵という現象が起きています。これは、成長した卵子が卵巣から放出されることです。その間子宮内膜はふわふわのベッドのように分厚くなり、準備万端の状態で卵子と精子の出会いを待ちます。
しかし一定期間経っても卵子と精子が出会わない場合、分厚くなった子宮内膜は不要となるため、そのまま剥がれ落ちて体外に排出されます。これが生理です。

②射精
性交渉によって女性の体内に射精がされると、そこで放出された精子たちは卵管へと進み、卵子と出会おうとします。1回の射精で実に1億個以上の精子が放出されますが、その中で卵管までたどり着けるのはわずかであるとされています。

③受精
無事に卵子と精子が出会うと、受精卵が誕生します。卵子と結ばれる精子はたった1つのみで、いずれかの精子が卵子の中に入り込むと、他の精子はもう入れなくなってしまいます。こうして生まれた受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら子宮の方へと移動していきます。

④着床
子宮に到着した受精卵は、ふわふわの状態になっている子宮内膜の中に潜り込みます。これが「着床」です。その後も順調に受精卵が成長すれば、着床後10日ほどで妊娠の反応が出ます。

ピルとは

ピルとは、黄体ホルモンである「プロゲステロン」と卵胞ホルモンである「エストロゲン」の2種類の女性ホルモンが配合された錠剤のことです。エストロゲンの配合量によって「低用量ピル」「中用量ピル」など呼び名が変わります。今回の記事でご紹介する「低用量ピル」は、継続的な避妊や生理痛の軽減を目的として多くの女性に服用されているものです。

低用量ピルで避妊ができる仕組み

では、どうして低用量ピルを飲むと避妊ができるのでしょうか。
それは、低用量ピルに「排卵の抑制」「精子の子宮内への侵入阻止」「受精卵の子宮内膜への着床阻止」の3つの効果があるためです。
以下で1つずつ見ていきましょう。

①排卵の抑制
低用量ピルには、黄体ホルモンの「プロゲステロン」と卵胞ホルモンの「エストロゲン」が配合されています。これらの女性ホルモンは脳内の視床下部から下垂体や卵巣内分泌系にはたらきかけ、排卵を促す役割を持つ卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)を減少させます。これにより、卵胞の発育と排卵を抑制することができます。

②精子の子宮内への侵入阻止
低用量ピルに含まれるプロゲステロンは子宮頚管粘液(おりもの)の粘度を変化させます。これにより精子の通過性が変わり、子宮内への侵入を阻止することができます。

③受精卵の子宮内膜への着床阻止
低用量ピルに含まれているホルモンによって卵巣が休息し子宮への刺激を減少させるため、子宮内膜が通常より薄くなります。それによって、もし受精卵が誕生したとしても子宮内膜に着床しづらくなります。

その他の避妊方法

現在では、低用量ピル以外にも様々な避妊方法が存在しています。
いろいろな避妊方法を比較するために「パール指数」という数字を用います。これは100人の女性がある避妊法を1年間用いた場合に、避妊に失敗する(つまり妊娠する)確率を表します。

避妊方法 パール指数(人)
低用量ピル 0.3
コンドーム 2〜15
IUD(子宮内避妊具) 0.6〜2
IUS(子宮内システム)※ミレーナなど 0.1〜0.2
避妊手術・不妊手術 0.1〜0.5

低用量ピルの副効用

避妊をする上で便利な低用量ピルですが、実は避妊効果だけでなく、ほかにも副効用があることをご存じでしょうか?
低用量ピルには、生理痛やPMS(月経前症候群)の症状軽減のほか、生理不順の改善、肌荒れやニキビの改善などの効果もあると言われています。

低用量ピルを服用できる人

低用量ピルは、すでに生理が来ている思春期以降の女性であれば使用できますが、いくつかの制限があります。以下に、低用量ピルを服用できない人/服用できるが慎重になるべき人の特徴をまとめましたので、自分が当てはまっていないかどうか一度確認してみましょう。

【低用量ピルを服用できない人】
・50歳以上(血栓症のリスクが高まるため)
・最後の生理が3か月以上前(先に一度産婦人科の受診を推奨)
・乳がんや子宮体がんの治療中(再発のリスクが高まるため)
・前兆のある片頭痛がある(脳血管障害のリスクが高まるため)
・妊娠中or妊娠の可能性がある/授乳中である(胎児や乳児に影響を与える可能性があるため)
・妊娠中に「黄疸」「ヘルペス」「持続性掻痒症」と診断されたことがある(再発のリスクが高まるため)
・ミレーナを挿入している(ホルモン過剰投与になるため)

【低用量ピルが慎重投与になる可能性のある人】
・40〜45歳(血栓症のリスクが高まるため)
→メデリピルでは45歳以上且つピルの服用経験がない場合は処方ができません
・BMIが30〜35(血栓症のリスクが高まるため/医師が判断)
・喫煙者(血栓症のリスクが高まるため/禁煙できれば服用可能)
・子宮頸癌、子宮頸部異形成(不正出血で診断が遅れることがあるため)
・自身や家族が血栓症になったことがある(血栓症のリスクが高まるため/家族との続柄によっても判断)
・家族が乳がんになったことがある(罹患のリスクが高まるため/家族との続柄によっても判断)
・その他疾患になったことがある(医師が判断 ※服用不可となる場合もある)

まとめ

この記事では、低用量ピルの仕組みや効果、服用できる人の条件など、低用量ピルについて基本的な部分から解説しました。避妊や生理痛軽減だけでなく、生理不順解消や肌荒れ改善にも効果があると言われる低用量ピルを上手に活用して、日々のQOLを上げていきましょう。

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ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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※2ヶ月目からピル代2,970円(税込)/月

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監修者

淀川キリスト教病院 産婦人科専門医
柴田 綾子
世界遺産15カ国ほど旅行した経験から母子保健に関心を持ち産婦人科医となる。 2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し2013年より現職。著書:患者さんの悩みにズバリ回答!女性診療エッセンス100(日本医事新報社)、明日からできる! ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム(診断と治療社)など。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

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