生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理不順の原因をチェック!年代別の原因や対策法についても徹底解説

生理不順で毎月困っている…なんて人もいるのではないでしょうか。
いつ生理が来るかわからないからストレスであったり、予定が立てづらいなんてこともありますよね。
いわゆる生理不順とは、何が原因で起こるのか、どのような状態を指すのか、種類や年代別での症状、対策方法などを紹介していきます。
生理不順とは?【生理不順度チェックリスト】
生理不順とは、生理周期が乱れている状態のことを指します。生理の期間が短い・長い、生理予定日よりも早く来る、遅れる、生理がこないなどを医療用語で月経異常といいます。
正常な生理周期は25〜38日で、生理期間は3〜7日と言われていることから、これらに当てはまらない場合は生理不順の可能性があります。
【生理不順度チェックリスト】
□生理周期が25日以下もしくは39日以上
□生理期間(出血期間)が2日以内もしくは8日以上
□3か月以上生理がこない
上記のチェックリストに1つでも当てはまる場合には生理不順の可能性があるため、病院を受診して医師に相談するようにしましょう。
生理不順の主な原因
生理不順が起こる原因には、日常生活に原因がある場合と婦人科系の疾患(病気)が潜んでいる場合があります。
ここでは、各原因別に説明していきます。
ストレスや睡眠不足
日常的にストレスが溜まりがちな状態や、睡眠不足はホルモンバランスを乱す原因となります。体内のホルモンバランスが乱れることによって、生理不順が起こる原因となるため、ストレス解消方法や夜はなるべく早めに布団に入るなど、工夫をしてみるとよいでしょう。
閉経や更年期
女性の身体は40歳を過ぎると、更年期と呼ばれる時期に入ります。更年期にはこれまでと違って体内のホルモンバランスが大きく変化するため、生理不順が起こりやすくなる時期でもあります。
40歳後半あたりから閉経に向かって、徐々に生理の周期がばらばらになり閉経を迎えるため、更年期から閉経の生理不順は自然ともいえますが、婦人科系疾患が起こりやすい時期でもあるため、かかりつけの産婦人科で相談すると安心です。
血流の悪化
冷えなどが原因で、血の巡りが悪くなるとホルモンバランスが乱れ、生理不順の原因となります。
生理不順以外にも冷えは女性にとってトラブルの元となるため、日頃から冷やさないように対策をしましょう。
子宮や膣、卵巣などの疾患
子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がんなどの婦人科系疾患が生理不順の原因となる場合も多いとされています。これらは自己判断で判明するものではないため、きちんと産婦人科で検査を受けるようにしてください。
妊娠・授乳
妊娠をした場合や、授乳期間中は生理が起こりません。そのため、今まで生理周期に乱れがなかったにも関わらず、生理予定日を過ぎても生理がこない場合は妊娠している可能性があります。まずは妊娠検査薬で確認するようにしましょう。
【年齢別】生理不順の主な原因
10代の生理不順の原因
10代は成人女性と比べて卵巣機能が成熟しきっていないため、ホルモンバランスが不安定な状態にあります。多くみられる生理不順の症状としては、生理周期が39日以上の稀発月経や無月経などが挙げられます。年齢が上がっていくにつれて、改善することがほとんどですが、無月経や生理痛が酷い場合には産婦人科を受診するようにしましょう。
20~30代の生理不順の原因
20〜30代は、出産適齢期を迎えることから卵巣機能やホルモンバランスが安定する状態になります。同時に社会人になる年齢でもあるため、仕事が忙しいなどの理由で不規則な食生活、睡眠時間になったり、ストレスを多く抱えることから生理不順となる原因が沢山あるといえます。また、産後の女性はホルモンバランスが乱れることもあるでしょう。
多くみられる生理不順の症状として、経血量の多い過多月経が挙げられます。
3か月以上生理不順が続く場合には、産婦人科を受診するようにしてください。
40代の生理不順の原因
40代は更年期に差し掛かることから、生理不順が起こりやすくなります。
生理の起こる頻度が減ったり、生理周期が不安定になるなどが多くみられます。
40代の生理不順の原因としては、ホルモンバランスの変化や更年期障害、冷えなどが挙げられます。
生理不順に限らず不調も出やすい時期のため、産婦人科で相談してみると安心です。
生理不順の種類
生理不順といっても一概に同じ症状ではありません。
種類別にどのような症状が出るのか紹介していきます。
稀発月経
稀発(きはつ)月経は、生理周期が39日以上ある場合を指します。
稀発月経は、卵巣機能が十分ではなく、ホルモンの分泌が不規則であるのが原因で起こるとされています。
1か月から2か月ほど稀発月経が続くようであれば、産婦人科で検査してもらうようにしてください。
頻発月経
頻発月経は、生理周期が25日以下のサイクルで訪れる状態を指します。
こちらも、稀発月経と同様に卵巣機能が低下していたりストレスによってホルモンの分泌が乱れていることが原因といわれています。
また、生理(月経期)の前は黄体期になりますが、この際に黄体ホルモンの分泌が十分に行われない「黄体機能不全」が原因で頻発月経になる場合もあります。
黄体機能不全は排卵日から生理が始まるまでの期間が短縮されるため、生理のサイクルが早まります。放置すると、妊娠しづらくなってしまったり流産しやすくなるため、妊娠・出産を希望する場合は産婦人科を受診して検査してもらうようにしてください。
過長月経・過多月経
過長月経は生理の期間が8日以上と長期間続く状態を指し、過多月経は経血量が多かったり血の塊が出る状態をいいます。
過長月経が起こる原因としては、ホルモンバランスの乱れのほか、女性ホルモンを分泌する器官に不調があり無排卵となっている場合があります。
また、頻発月経と同様に黄体機能不全が原因の場合もあります。
過多月経が起こる原因は、婦人科系疾患が潜んでいる場合があります。子宮筋腫や子宮内膜炎、子宮腺筋症、子宮がん、ポリープなどが挙げられるため、経血量が多く、生理痛も強い、レバー状の血の塊が頻繁にでるといった際には注意が必要です。
いずれも、症状が見受けられる場合には産婦人科を受診して医師に相談するようにしてください。
過短月経・過少月経
過短月経は生理の期間が2日以内のことを指し、過少月経は経血量が少なく、具体的にはナプキンに少しだけ血がつくような状態をいいます。
いずれも、女性ホルモンの分泌が不十分であったり、子宮の発育不全、甲状腺機能異常が原因の可能性があります。
また、生理があるものの排卵が起こっていない「無排卵月経」の場合もあるため、放置すると不妊に繋がることもあり注意が必要です。
これらも、症状が見受けられる場合には産婦人科を受診して医師に相談するようにしてください。
生理不順の対策法
生理不順とはどのような状態かを説明してきましたが、対策はできるのでしょうか。
ここでは、生理不順になってしまった場合や、これからなりそうで不安といった際に活用できる生理不順の対策方法を紹介していきます。
生活習慣を見直す
生理不順は、生活習慣を見直すことで改善できる場合があります。
規則正しくバランスの良い食生活、十分な睡眠時間、無理なダイエットをしないなどを意識してみましょう。
また、自律神経を整えたり冷やさないことも効果的なため、ヨガやピラティス、ストレッチのほか、アロマや入浴などもおすすめです。
基礎体温をつける
基礎体温をつけることで、排卵の有無を知ることができます。
女性の身体は排卵が起きると、約2週間ほど高温期に入ります。しかし、高温期に入ることなく低体温が続いている場合には無排卵の可能性があるため、産婦人科を受診するようにしてください。
ストレスをためない
ストレスも生理不順の原因となることがあります。日常的にストレスが溜まる場合は、自分に合ったストレス解消方法を見つけておくとよいでしょう。
また、生活環境にストレスの原因がある場合には思い切って環境を変えることもおすすめです。
医療機関を受診する
生理不順が長引く場合には、産婦人科を受診して診てもらうようにしましょう。
生活要因ではなく、婦人科系疾患が関係している場合は自己判断や自然治癒することは不可能です。
一度、医師に相談することで改善する場合があるため、ためらわずに受診してみてくださいね。
生理不順の原因はさまざまなものの、対策はできる
本記事では生理不順とは、なにが原因で起きるのか、どのような状態を指すのか、対策はあるのかについて解説してきました。
日常生活に原因がある場合には、自身で改善できることがあります。
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