生理前の便秘がつらい…ピルで改善することも!対策法を今すぐチェック!

ピル
更新日:2024.10.07
生理前の便秘がつらい…ピルで改善することも!対策法を今すぐチェック!

生理前の便秘がつらい…ピルで改善することも!対策法を今すぐチェック!

ピルにはホルモンバランスを整える効果があり、避妊や生理痛の緩和に広く使用されています。また副効用のひとつとして、便秘の改善につながることもわかっています。この記事では、ピルの服用中に起こる副作用や便秘に対する効果に焦点を当て、ピルが体に与える影響について解説しています。

ピルで便秘になるって本当…⁉

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果を持ち、主に避妊や生理痛の緩和に用いられる薬です。
一方で吐き気や頭痛、下痢などの副作用が起きることもあります。また副作用のひとつとして便秘の心配をしている人もいますが、実はピルを服用すると便秘が改善する可能性があるとされています。
便秘の改善以外でも、ピルを服用することで避妊や生理痛緩和以外のさまざまな副効用が得られます。

ピルの服用で便秘が改善する可能性もある!

ピルの服用で、便秘が改善するケースもあります。
低用量ピルには黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれており、体内のホルモンバランスを調整することで排卵を抑制し避妊効果を得たり、生理痛が緩和されたりします。ホルモンバランスが整うことで、便秘も改善する可能性があります。

ホルモンバランスが整う

女性の体は、ホルモンバランスによってさまざまな影響を受けます。
生理周期によって、体内の卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンのバランスが変化します。
このうち、黄体ホルモンには大腸の運動を抑制する作用があります。そのため黄体ホルモンが増加する排卵から生理の開始までの期間は便秘になりやすい傾向があります。
ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスをコントロールできます。黄体ホルモンが優位になることで引き起こされる便秘の症状を軽減し、正常な排便を促します。

子宮内膜症の改善

ピルは、子宮内膜症の軽減や予防に用いられることもあります。
子宮内膜症は、子宮内膜が卵巣など他の部位にできてしまう病気です。子宮内膜がそこでも増殖して剥がれ落ちることから、痛みがひどくなります。
また子宮内膜症は直腸に癒着を起こすことがあり、その結果として便秘や排便痛、腹部の張りを引き起こすことがあります。
ピルにはホルモンバランスを調整することで、子宮内膜を薄く保つ効果があります。他の場所にできた子宮内膜の増殖も抑えるため、痛みの軽減や便秘の予防に効果があるのです。
生理になると排便痛が起きやすいという人は、子宮内膜症の可能性もあります。医師に相談し、治療に取り組むことで改善が期待できます。

ピルの服用で改善する便秘以外の困りごと

低用量ピルの服用によって、便秘以外の問題が改善することもあります。
避妊効果や便秘の改善だけではない、ピルのメリットについて紹介します。

ニキビ・肌荒れの改善

低用量ピルには、大人になってからできるニキビや肌荒れを防ぐ効果もあります。
大人のニキビの原因となるもののひとつに、黄体ホルモンが過剰に分泌されることが挙げられます。
排卵後から生理前にかけて黄体ホルモンの一種である「プロゲステロン」の分泌が増加します。
プロゲステロンは男性ホルモンに似た作用を持ち、皮脂の分泌を増加させ、ニキビが発生しやすい状態になり肌も荒れやすくなります。
低用量ピルにはプロゲステロンの産生を抑制する効果があるため、ニキビや肌荒れの改善が期待できます。

一部のがんリスクの低下

ピルの服用により、いくつかのがんの発症リスクが低下することがわかっています。
まず卵巣がんの場合、ピルを5年間使用すると、約30%の発症リスクが軽減されます。10年間使用すると、約40%のリスク低下が見込まれます。
同様に、子宮体がんについてもピルの服用でリスクが低下します。4年間使用すると約60%の発症リスクが低減し、ピルの服用をやめてからも15年は効果があるといわれています。
また、大腸がんの発症リスク低下に対するピルの効果も報告されています。

多毛症の改善

低用量ピルは、多毛症の治療に使われることもあります。
多毛症は女性の体毛が異常に増加する状態で、低用量ピルはホルモン療法の一環として使用されます。
この治療法では、低用量ピルに含まれる女性ホルモンのエストロゲンが多毛を引き起こすアンドロゲンを抑制し、多毛症の症状を緩和します。
ただしピルの種類や体質によっても効果は異なり、すでに生えている体毛を脱毛する効果はないため即効性はありません。

PMS・月経困難症の改善

低用量ピルは月経前症候群(PMS)や月経困難症の治療に使われることもあります。
低用量ピルによって卵胞ホルモンと黄体ホルモンを安定して供給することで、体内のホルモンバランスを整え、PMSや月経困難症のつらい症状を抑制します。
PMSの明確な原因については研究中ですが、ホルモンの急激な変化がPMSの原因のひとつとされており、低用量ピルを用いることでホルモンバランスを一定に保つことができます。また月経困難症の原因となるホルモンのプロスタグランジンの産生を抑えたり、子宮内膜症や子宮筋腫の症状を抑える効果もあり、重い生理痛を改善する効果が期待できます。

生理周期の安定化

低用量ピルには、生理周期を安定させる効果もあります。
低用量ピルは1シート28日サイクルで服用し、21日間実薬を服用した後の7日の休薬期間中に生理が起こります。
ピルによってホルモンの供給をコントロールし、生理を予測可能なサイクルに調整したり、ずらしたりすることも可能です。

ピルの服用で便秘になる場合も…

ピルの服用で便秘が改善する可能性は高いものの、反対に便秘になってしまうこともあります。
ピルが原因となる便秘は、ピルに含まれる2つの女性ホルモン、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが体内のホルモンバランスに影響を与えることで起こると考えられています。
初めてピルの服用を始めてから2〜3か月の間に現れるとされていますが、便秘は低用量ピルの副作用の中では比較的まれで、体がピルに慣れるにつれて症状が軽減する傾向があります。
しかし症状が2〜3か月後にも改善されず、特につらい場合は医師に相談することをおすすめします。便秘が続く場合、医師に相談して異なるピルの処方や別の治療法を検討することが適切です。

ピル服用中の便秘改善方法

副作用としては珍しいものの、ピルの服用中に便秘になってしまった場合の対応方法についても知っておきましょう。

便秘薬の併用

便秘が特につらい場合は、ピルの服用中であっても便秘薬を使用することが可能です。
ただし下痢になるほどの過度な使用はピルの避妊効果に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
便秘薬を飲むことは、ピルの効果に影響はないとされています。しかし、まれに不正出血を引き起こす可能性もあります。なお便秘薬の服用によって不正出血を起こした場合でも、ピルの服用は続けます。

生活習慣の改善

ピルの副作用としての便秘は珍しい症状であるため、ピル以外の要因で便秘が起こっていないかを確認しましょう。
便秘の原因には食事や水分の摂取量、運動や睡眠の不足、ストレスなどが関わってきます。
バランスの取れた食事を摂って、適切な運動と睡眠、ストレスをためない生活習慣を心がけることで、自律神経と腸内環境が整い便秘が改善されることもあります。

ピルの種類を変える

便秘になった場合、ピルの種類を変更してみることもひとつの方法です。
ピルの成分、特に黄体ホルモンの種類が影響して腸の動きが鈍くなると考えられています。ピルに含まれる黄体ホルモンは、ピルの種類によって異なります。
そのため、ピルを変えることで便秘が改善される可能性があります。
ただし別の種類のピルに切り替える際には、医師の指導を仰ぐことが大切です。

ピルの服用で便秘が改善することが多い

ピルの服用中に起こる便秘の可能性や、低用量ピルの効果について解説しました。低用量ピルの服用によって、便秘になるどころか改善されるケースがほとんどです。まれに副作用として便秘が現れることがありますが、生活習慣の改善やピルの種類を変更することで改善が見込まれます。

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監修者

成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産科婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 『10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座』(永岡書店)、『女性ホルモン 美バランスの秘訣』(大泉書店)をはじめとする多くの著書を執筆。

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