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アフターピルは通販で購入できる?オンラインクリニックの選び方や流れを紹介|メデリピル

もくじ
アフターピルは通販で購入できる?オンラインクリニックの選び方や流れを紹介|メデリピル
避妊がうまくいかなかったとき、妊娠を回避する方法としてアフターピルが利用されます。服用には時間制限があり、素早く手に入れるために通販サイトを調べる人も多いでしょう。しかし、実はもっと早く手に入れる方法があります。ここではアフターピルを早く処方してくれるオンラインクリニックの選び方を解説します。
アフターピルを早く安全に入手する方法
アフターピルを早く手に入れるための方法は以下の2つです。
- 病院での処方
- オンライン診療での処方
また、確定運用はされていませんが、現在スイッチOTC化の試験運用が開始されています。これは、アフターピル(緊急避妊薬)を調剤実績のある薬局を中心に、1都道府県につき3薬局程度を選定して、試験販売をする新たな試みです。これを機に、必要な方に必要な時にアフターピルが手に入るようになったらいいですよね。
関連リンク:https://yakuyomi.jp/industry_news/20231023c/
「病院での処方」は産婦人科の予約さえ取れれば、その日のうちに入手が可能です。
一方「オンライン診療での処方」は、予約が取りやすいことがメリットです。診療後、最短翌日に手元にアフターピルが届きます。
アフターピルはリスク行為後、レボノルゲストレルは72時間以内の服用、比較的オンラインなどの自費治療で多く処方されているエラワンなどは120時間以内の内服で避妊効果を得ることが可能です。また、レボノルゲストレルは内服のタイミングが早ければ早いほど避妊効果が高くなるため、早期の処方が重要になります。どのアフターピルにしても、スピーディに処方してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
また海外からの通販はほとんどの場合で半月以上の時間がかかるため、効果が得られる時間内にアフターピルを入手することはできません。リスクについて、詳しく後述していますのでそちらも参考にしてください。
入手方法 | 価格※ | 処方までの時間 | 安全性 | 診療時間 |
病院での処方 | 7,000〜18,000円 | 診療後 | ◯ | 10分+待ち時間 |
オンライン診療での処方 | 7,000〜18,000円 | 最短翌日 | ◯ | 5〜7分 |
※診療代、送料が別途かかります
アフターピルをオンライン処方する場合の料金相場
アフターピルは、種類によって価格が異なります。基本的に国内で処方される「ノルレボ錠」は11,000円前後、ジェネリック医薬品の「レボノルゲストレル錠」は9,900円ほどです。また日本では認可されていませんが、世界で一般的に使用される「エラ錠」は8,000〜10,000円ほどです。また、日本未認可の薬を服用した際、副作用や重篤な健康被害が発生しても国の救済措置を受けることができません。ですが、日本でも処方できるクリニックは存在します。
※関連リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
オンライン診療でアフターピルをもらうまでの流れ
アフターピルには服用までの時間制限があるため、病院を受診し、診療までの待ち時間がかからず診療と処方が完了するオンライン診療は忙しい方にもおすすめです。
ただ、実際に手元に届くまでには時間がかかってしまうので、なるべく早くほしい場合は直接病院を受診することをおすすめします。以下に、オンライン診療でアフターピルをもらうまでのステップを紹介します。
オンライン診療の内容と診療時間
オンライン診療では、ミーティングツールや電話を通じて医師から診療を受けます。
診療ではアフターピルが必要となった状況に関する質問や、持病や健康状態について聞かれることがあります。
クリニックによってはオンライン上で記入できる事前問診票を提供しているところもあるため、言葉で伝えるのが苦手という人も安心です。
診療時間は通常5~7分程度で終了し、問題がなければ最短で翌日のうちにアフターピルが自宅のポストに投函されます。
アフターピルの服用方法
アフターピルは緊急避妊のために使用される薬です。基本的にリスクのあった行為から/レボノルゲストレル錠は72時間以内、エラ錠は120時間以内に摂取することで、避妊の効果を最大限に発揮します。ただしアフターピルの種類によって、避妊の確率や副作用が異なります。
避妊率 | 副作用 | |
ノルレボ錠/レボノルゲストレル錠 | 24時間以内:95%
48時間以内:85% 72時間以内:58% ※避妊率 |
吐き気、頭痛、めまい、だるさ、生理周期の乱れ、乳房痛、下腹部痛 |
エラ錠 | 72時間以内:95%
120時間以内:85% ※避妊防止率 |
吐き気、頭痛、めまい、だるさ、眠気、生理周期の乱れ、乳房痛、下腹部痛 |
※避妊率…生理周期に関係なく妊娠しなかった割合
※避妊防止率…妊娠しやすい時期の服用で妊娠しなかった割合
ノルレボ錠は中容量ピルを使用した緊急避妊法である「ヤッペ法」と比べて避妊成功率が高く、服用も1回で済み副作用が少ないというメリットがあります。
エラ錠は効果時間が長く、120時間以内であれば85%もの避妊防止率があります。ただし国内で認可を得ていないため、副作用がひどくなり治療が必要になった場合は全額自己負担になります。
副作用は通常24時間ほどで治りますが、それ以上長くなるようであれば医師の診療を受けるようにしましょう。また、服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合も、再度診療が必要です。嘔吐によって薬の成分が体の外に排出されるため、十分な効果を得られないことがあります。不安であれば、診療時に吐き気止めの処方も相談しましょう。
関連リンク:アフターピル(緊急避妊薬)の効果や、副作用について解説
ネット通販や個人輸入は危険?
アフターピルを、ネット通販で購入するのはおすすめしません。アフターピルは副作用のリスクがある薬であり、適切な服用方法を守ることで避妊効果を発揮します。さらに通販サイトのほとんどは、海外からの個人輸入か輸入代理業者です。海外では偽物の薬が出回っており、それが送られてくる可能性があります。偽薬は薬の成分が異なるため、正しく避妊効果を得られないばかりか、体調不良を起こす危険もあります。
そもそもアフターピルには時間制限があり、どんなに遅くとも5日後には服用しなければなりません。通販では到着までに時間がかかる場合もあるため、効果時間内での服用ができないのです。
アフターピルがもらえるクリニックの、おすすめの選び方
アフターピルを安全かつスピーディに入手するためには、クリニックの選び方も大切です。アフターピルの服用は時間との戦いでもあるため、スムーズに薬を手に入れる必要があります。そのためには以下の4つのポイントに注目して、クリニックを選びましょう。
- 発送の早さ
- 診療時間
- 取扱ピル
- 診療料
それぞれ詳しく解説します。
発送の早さで選ぶ
アフターピルの効果を得るためには、できるだけ早めに服用する必要があります。
病院では診療が終わった直後に処方されますが、オンライン診療の場合は発送までの早さが重要です。
クリニックのホームページや口コミを確認して、処方から発送までの所要時間を確認しましょう。「当日発送」「翌日着」と記述があれば、迅速に対応してくれるクリニックといえるでしょう。
短時間で手元に届けてくれるクリニックを選ぶことで、アフターピルの避妊効果を高めることができます。
診療時間で選ぶ
アフターピルをもらうには、医師による診療が必要です。クリニックの営業日や診療時間、オンライン診療の予約状況を確認して、迅速な診療を受けられるクリニックを選びましょう。1日の営業時間が長く、1回の診療時間を短く設定しているクリニックは予約が取りやすいため、迅速にアフターピルを手に入れられます。できれば、産婦人科医の診療を受けられるクリニックを選びましょう。
取り扱うピルの種類で選ぶ
オンライン診療のホームページには、扱っているアフターピルの種類が記載されています。アフターピルは代表的なものとして、「ノルレボ錠」「レボノルゲストレル錠」「エラ錠」の3種類があり、異なる特徴を持っています。ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠はヤッぺ法に比べてどれも副作用が少なく、体への負担を減らしながら72時間以内の服用で高い避妊率を得ることができます。また避妊率は下がりますが、120時間以内の服用であれば一定の効果が認められています。エラ錠は副作用があった際に自己責任になりますが、120時間以内の服用により高い確率で避妊効果を得られます。エラ錠は日本では認可を得ておらずリスクも高いため、できるだけノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の効果時間に間に合うように診療を受けましょう。
初診料・再診料で選ぶ
クリニックによって初診料や再診料が異なります。ピルの価格が安くても、診療料が高いとトータルで高額になることも考えられるため、診療料金もチェックしておきましょう。またアフターピルの診療では、初診料がかかることがほとんどです。およそ2,000〜5,000円の費用がかかると考えておきましょう。ただしその後で低用量ピルを開始することを考えているなら、再診料が手頃なクリニックを選択することでランニングコストを抑えられるでしょう。オンラインクリニックのなかには、無料で再診を行っているところもあります
アフターピルのオンライン処方に関するQ&A
アフターピルのオンライン処方についての疑問にお答えします。代表的な質問とその回答を集めました。
オンライン処方にかかる料金は?
オンライン処方では診療料、アフターピル代、薬の送料がかかります。アフターピルの価格と診療料はクリニックによって変わるため、予約前に確認しておくことをおすすめします。
未成年でも受けられますか?
診療機関によっては、18歳未満の受診には基本的に保護者の同意と同席が必要です。やむを得ない事情で同席が難しい場合でも、保護者の本人確認書類が必要になります。
事前問診に答えなかったらどうなりますか?
オンライン処方では、事前の問診をインターネット上で行います。規定の時間内に入力がなければ、予約をしていても自動的にキャンセルされるので注意しましょう。
保険適用ですか?
多くの場合、アフターピルの処方は対面診療もオンライン診療のどちらも保険適用外です。アフターピル代や受診料は自己負担となることが一般的です。
診療時間はどれくらいですか?
オンライン診療の診療時間はクリニックによって異なりますが、メデリピルでは5分から7分程度です。緊急性のあるアフターピルの処方もスムーズに行えるため、迅速な対応が期待できます。
処方箋なしでも購入できますか?
日本では、アフターピルの購入には医師による処方箋が基本的には必要です。もちろん、オンライン診療でも処方を行っています。適切な医療アドバイスを受けるためにも、受診の上で服用するようにしましょう。オンライン診療では処方箋を出すのではなく、直接自宅へ薬剤が届きます。
中身がバレたくありません。どんなふうに郵送されますか?
郵送される際は、メデリピルでは中身が分からないような包装で郵送されます。雑貨や小物として郵送されるので、家族が受け取っても中身はわからないようになっています。
気持ちが悪くなってすぐに吐いてしまいました
アフターピルの服用後の数時間は、気持ちが悪くなって吐いてしまうこともあります。もし服用後から2時間以内に吐いてしまった場合は、薬の成分も一緒に吐き出されて十分な避妊効果を得られないケースがあります。医師に相談し、追加の措置を取るようにします。
アフターピルが薬局で買えないのはなぜ?
現時点の日本の方針では、アフターピルは副作用があることから医療的な判断が必要とされています。アフターピルの効果やリスクについて専門的なアドバイスを得る必要性から、薬局での自由な販売は制限されています。先ほどもご説明した通り、スイッチOTC化に向けた実証実験が始まっています。ただ、まだ障壁が多く、全ての方に浸透するまでにはもう少し時間がかかりそうなのが現状です。
メデリピルなら安心して始められる
「メデリピル」は、アフターピルをスピーディに手に入れられるオンライン処方サービスです。スマホからすぐにオンライン診療の予約ができ、事前問診票に記入するだけでスムーズに診療が受けられます。
通常のクリニックでは土日や祝日が休みのことが多く、急なトラブルに対応できませんが、メデリピルは年中無休24時間の対応を行っています。最短で翌日にはアフターピルが手元に届くため、十分な避妊効果を得られるでしょう。気になる価格は以下のとおりです。
アフターピル | 9,900円〜(種類によって変わります) |
受診料 | 1,650円 |
送料 | 無料 |
メデリピルで提供しているアフターピルの種類は、安全性に定評のあるノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の2種類です。受診料も2000円以内に設定されていることや、送料が無料な点も緊急時に助かるでしょう。さらに、万が一副作用が長引いたときの再診が無料で受けられます。低用量ピルに切り替える際は別途無料で診療を受けられるほか、服用中の再診も無料です。
まとめ
アフターピルの、オンライン診療での入手方法について解説しました。日頃の避妊が大切だとはいっても、不意のトラブルは突然やってきます。アフターピルの効果を発揮させるためには、リスク行為後の72時間もしくは120時間以内の対処が肝心です。オンライン診療では24時間予約の受付が可能で、診療から最短翌日にはアフターピルが手元に届きます。思いがけないトラブルのときに備え、今回の内容を覚えておくと焦ることなく落ち着いて対処できるでしょう。
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