生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理で血の塊が出たらもしかしたら病気かも?月経不順・不正出血
生理時に、血の塊が混ざっているのを見つけたことがある方は多いのではないでしょうか。そんなとき、何らかの病気を疑う人もいるかもしれません。この記事では、生理のときに血の塊が混ざる原因や正常な生理について解説しています。また考えられる原因や、産婦人科の受診が必要になるケースについても紹介します。
もくじ
生理中に血の塊が出る原因は?
生理の際にサラサラとした血液ではなく、どろっとしたレバーのような血の塊が出ると、体の異常を疑ってしまう人もいるでしょう。
しかし結論からお話しすると、血の塊の量が少量であるなら一般的な生理の症状です。
生理による出血は子宮内膜がはがれることで起こり、出血したばかりの血液はドロドロの血の塊です。
子宮内ではこの血の塊を溶かす酵素が分泌され、サラサラになった経血は体外に排出されるようになります。
このときに子宮内膜が厚く成長していると、酵素量が足りずに血の塊を溶かしきれず、一部が塊のまま排出されるのです。
子宮内膜は女性ホルモンの一つであるエストロゲンの作用によって成長しますが、エストロゲンの分泌量が多いと子宮内膜が厚くなることがわかっています。
エストロゲンの分泌量が多い20代や30代のうちは、血の塊のような経血が出ることは一般的な現象です。
ただし血の塊が大量に出る場合は「過多月経」の可能性があり、子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気が隠れていることも考えられます。
月経の仕組みと正常な月経とは?
正常な生理は、生理の初日から数えて25〜38日の周期で起こり、出血は3〜7日間続くといわれています。
子宮の内側には子宮内膜という組織が張り付いており、生理周期に合わせて子宮内膜は成長を繰り返し、毎月受精卵が着床しやすい状態になります。
子宮内膜が厚くなる要因は、卵胞と子宮内膜を成長させる女性ホルモンのエストロゲンの分泌が関係しています。
女性ホルモンには卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンがあり、この二つのホルモンが生理周期に合わせてバランスを変えることで、子宮内の環境が変化します。
エストロゲンの役割は子宮内膜と卵胞を成長させ排卵を起こすことにあり、分泌量がピークになったタイミングで排卵が起こります。
排卵が起こってからは、もう一方の女性ホルモンであるプロゲステロンが優位になり受精卵が子宮内膜に着床しやすい環境を作ります。
2週間ほどこの期間が続き、その間に着床が起こらなければ成長しきった子宮内膜は役目を終えて子宮からはがれ落ちます。
はがれ落ちた子宮内膜は、子宮内で分泌される酵素の作用によってサラサラな血液へと変化し体外に排出されます。
以上が、正常な生理が起こるメカニズムです。
当てはまったらもしかしたら病気の可能性も?
少量の血の塊が出るのは通常の生理の症状ですが、量が多い場合は過多月経の可能性があり、この背景には何らかの婦人科系の病気が原因となっていることがあります。
例えばレバーのような血の塊が一度の生理で大量に出たり、7日を超えても出血が続いたりする場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気のサインかもしれません。
また経血の量が多いことで貧血となり、頭痛やめまいなどの症状が現れ、生理が重くなることも考えられます。
過多月経とは?
過多月経は、通常よりも経血の量が多い状態のことをいいます。
経血量が多く、昼用のナプキンを1時間ほどで交換しなければいけなくなるような症状が発生します。
ホルモンバランスが崩れることによって子宮内膜が異常に厚くなったり、子宮自体が大きくなったりし、出血量が増えることで起こります。
具体的には1回の月経でおよそ150ml以上の経血が出ると過多月経と診断され、何らかの婦人科系の病気や、女性ホルモンのバランスに異常が起こっている可能性があります。
過多月経の原因
過多月経の原因は大きく3つあり、婦人科系の病気、女性ホルモンの異常、内科の病気のいずれかが疑われます。
婦人科系の病気では子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、子宮内膜ポリープ、子宮内感染などが原因として考えられます。
またホルモンバランスが乱れると、排卵が遅れて生理を促す黄体ホルモンのプロゲステロンが働かない状態になることがあります。
エストロゲンが分泌される期間が伸びることで、子宮内膜が異常に厚くなりはがれ落ちる際に出血量が多くなります。ホルモンバランスの安定しない思春期や、大きくホルモンバランスが変化する更年期に見られる原因です。
また、甲状腺の機能異常など内科の病気が過多月経を引き起こすケースもあります。
婦人科を受診すべき基準は?
経血とともに血の塊が出るのは通常の生理でも起こる現象ですが、以下のケースに当てはまる場合は産婦人科へ相談しましょう。
低用量ピルなど、ホルモンバランスを整える薬の処方を受けることで改善するケースがあります。
・多い日用や夜用のナプキンを使用しても、一時間程度で交換しなければいけなくなる
・血の塊が大量に出て毎回ナプキンについている
・経血にゴルフボールよりも大きな血の塊が混ざっている
・生理に合わせてめまいや動悸などの貧血の症状が現れ疲れやすくなり、生理が終わってからも症状が続く
・これまでの生理よりも明らかに出血量が増え、出血する期間も長くなった
生理の血の塊が大量なら産婦人科を受診して
生理のときに血の塊が出る原因についてお話ししてきました。
生理のときに経血に血の塊が混じる現象は、エストロゲンの分泌量が多い20代や30代のうちには起こりやすく、少量であれば問題ありません。
しかし大量に出血があり、頻繁にナプキンを変えなければいけない症状が現れた場合は、過多月経の可能性もあります。
過多月経の原因にはホルモンバランスの異常や婦人科系の病気が隠れていることもあるため、いつもの生理と比べて違和感があれば早めに産婦人科に相談することをおすすめします。
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