ピルと妊娠の関係について徹底解説/誤解や妊娠の場合についても

ピル
更新日:2023.05.26

ピルは避妊薬としてのイメージが強く、服用中には妊娠する可能性が無い、と思われている方も多いかもしれません。また、ピルの服用によって不妊になる、などの噂も聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、低用量ピルと妊娠に関する誤解を解くと共に、低用量ピルを服用している場合にも妊娠する可能性について、詳しく解説していきます。

ピルと妊娠に関するありがちな誤解

誤解① ピルを飲むと将来妊娠しにくくなる

低用量ピルを服用することで、卵巣は休んだ状態になり、排卵を防ぐことで避妊効果をもたらします。しかし、ピルの服用を止めれば、通常の排卵が起こるようになるため、妊娠が可能になります。つまり、妊娠しにくくなるという根拠はありません。また、長期間低用量ピルを服用しても、服用を停止した後の妊娠のしやすさには影響は与えないとされています。加えて低用量ピルの服用は、ホルモンバランスを整えるだけではなく、排卵を抑えることで卵巣の傷つく回数を減らすことができ、卵巣がんのリスクを低下させます。また、子宮体がんや子宮内膜症の予防につながることで、不妊のリスクの軽減にもなります。

誤解② ピルを飲んでいると妊娠に気がくつことができない

低用量ピル服用中は、休薬期間に消退出血が起こることで、妊娠していないことを確認することができます。しかし、稀に消退出血が起こらない人もいます。このような方の場合、飲み忘れなどがあった場合に妊娠しており、妊娠に気がつかない可能性が考えられます。しかし、消退出血が起こらない確率は1%未満と極めて低いことから、通常は消退出血で妊娠の有無を確認することができます。消退出血が起こらない場合やいつもと違うと感じた場合には、妊娠検査薬をするか医師に相談しましょう。

誤解③ピルを飲んでいれば絶対に避妊できる

低用量ピルを正しく服用できていた場合の避妊率は、99.7%と極めて高いといえます。しかし、飲み忘れや、飲み合わせの悪い薬との併用などがあると、避妊率は下がる可能性があります。またコンドームの避妊率は85%程度のため、低用量ピルは極めて高い避妊効果があるといえますが、100%ではありません。確実に避妊をしたい方は、正しい服用を継続するし、性感染症の予防も含めコンドームと併用することが必要です。

ピルと妊娠の関係:ピルの避妊効果

低用量ピルの避妊効果は、生理初日〜5日以内に飲み始めた場合、すぐに得られます。

すぐに低用量ピルの服用を開始したいが、次の生理を待てない場合は、妊娠していないことが確認できれば、服用を始めることが可能です。このように生理日以外のタイミングで飲み始めた場合は、連続して7日間飲むまでは、コンドームなど別の避妊法を併用してください。

低用量ピルを正しく服用できている場合、妊娠確率は0.1%〜0.3%と極めて低いです。飲み忘れや、飲み方が不適切であった場合には、妊娠確率は8%〜9%まで上がるといわれています。

ピルを服用中でも妊娠する場合

飲み忘れがあった

24時間以内の飲み忘れであれば、気付いたときにすぐ服用することで問題ない場合が多いです。しかし、2日以上飲み忘れた場合や、休薬期間あけに飲み忘れがあった場合は注意が必要です。低用量ピルを2日以上飲み忘れてしまうと避妊効果は下がるため、連続して7日実薬を飲むまでは、他の避妊法を行うか性交渉を避けてください。

・1錠飲み忘れた場合
気が付いた時点で飲み忘れた錠剤を服用し、その日の分も通常どおりに服用しましょう。

・2錠連続して飲み忘れた場合
同じ服用方法です。1日3錠以上は服用されないようにご注意ください。

下痢や嘔吐が続きピルの成分が吸収されていない

ピルの服用から3時間以内に下痢や嘔吐があった場合、ピルの成分が適切な形で吸収されない可能性があります。避妊効果が大幅に下がるため、できる限り早くもう一度服用し、翌日も定時に服用しましょう。服用後3時間を過ぎて下痢や嘔吐をした場合は、通常通り翌日の決めた時間に1錠服用しましょう。しかし、下痢や嘔吐が続く場合は、避妊効果に影響があるため、性交渉自体を避ける、もしくはコンドームなど、他の避妊法も併用しましょう。

また、低用量ピルを服用中の飲酒は、直接的にピルの効果を弱めることはなく、基本的には問題はありません。しかし、飲酒の時間や量に注意しないと、下痢や嘔吐を引き起こすため注意が必要です。

飲み合わせの悪い薬、サプリを服用した

低用量ピル以外にお薬を併用している場合、そのお薬が原因でピルの効果が弱まることがあります。抗生物質や抗てんかん薬などの薬の一部は、併用注意となっています。他にも精神状態を安定させるために使われる「セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)」は、併用注意となります。「セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)」は、ストレス解消のためのサプリメントだけなく、ダイエット飲料などにも含まれていることもありますので、注意しましょう。

ピルを服用中に妊娠を疑う症状

正しく服用することで99.7%と高い避妊効果が期待されるピルですが、必ずしも100%というわけではありません。以下のような症状が現れた時には、妊娠の可能性を疑う必要があります。

生理予定日から1週間経過しても生理が来ない

予定日から1週間経っても消退出血が来ない場合は注意しましょう。出血が遅れているだけの場合もありますが、妊娠の可能性もあります。

原因不明の不正出血がある

妊娠すると生理とほぼ同じ時期に出血が起こることがあり(着床出血)、妊娠の可能性があります。また、不正出血の場合は妊娠以外の病気が原因となっていることもあります。

ピル服用中に妊娠が疑われるときは、妊娠検査薬を使用することもできます。妊娠検査薬は、性行為から3週間後以降の使用で結果を確認することができます。

ピルを服用する場合の注意点

低用量ピルの服用を開始する場合には、ピルについて正しく知ることが必要です。ここでは、具体的な注意点3つについて解説します。

血栓症

低用量ピルを服用していると、血栓症のリスクが高くなります。血栓症は血管の中で血管を詰まらせてしまう症状のことです。ピルを服用していない女性の発生率が1年間で1〜5人/1万人であるのに対し、低用量ピルを服用していると3〜9人/1万人で、わずかですが血栓症のリスクが高くなります。血栓症の初期症状が現れた場合はすぐに服用を中止し、血栓症の診断もしくは治療に対応した医療機関を受診してください。血栓症の治療は症状にもよりますが、救急科、循環器内科、脳神経外科、内科などに相談することが一般的です。

下記項目に該当する人は低用量ピルによる血栓症のリスクが高いので、低用量ピルの服用を検討する際は医師に相談しましょう。

喫煙者/高血圧の人/糖尿病の人/肥満体型の人/40歳以上の人/片頭痛持ちの人

副作用

低用量ピルを服用することで、体内のホルモンバランスが変わることによって、副作用と呼ばれるむくみ、眠気や吐き気などのマイナートラブルが起こることがあります。しかし、多くの場合は飲み始め2~3ヶ月以降には落ち着くため、まずはからだが慣れるまで服用を続けてみることが大切です。

最低3ヶ月ほどを目安に服用を続けて様子を見ましょう。
※3ヶ月未満でも副作用の症状が強い場合や、3ヵ月以降も症状が続く場合は医師に相談ください

<副作用症状>
吐き気/乳房の張り/不正出血/頭痛/下腹部痛/むくみなど

がん発症リスク

低用量ピルの服用によって発症リスクが上昇する可能性があるがんと、発症リスクが低下するがんがあります。低用量ピルの服用を中止した後も、卵巣がんは10年、子宮体がんは20年にわたって発症リスクの低下効果が持続することが分かっています。

一方で、乳がんと子宮頸がんに関しては発症リスク増加の可能性が確認されました。乳がんのリスク増加はあったとしても小さいものとされており、対して子宮頸がんでは、低用量ピルの服用期間が長いほどリスクが増加します。しかし、中止後10年でリスク増加は見られなくなります。なお、低用量ピルによる乳がんの発症リスク増加はあっても小さいとされていますが、乳がんを発症している、もしくは既往歴があって発症後5年以内に再発がある人には低用量ピルの処方が禁止されています。これらのがんの予防には、HPVワクチン接種や定期検診が重要です。

ピルと妊娠の関係:妊娠中にピルを服用してしまった場合

妊娠していた場合、妊娠に気付かずピルを服用しても、胎児への影響を心配する必要は基本的にないといわれています。しかし、妊娠が判明した時点でピルの服用は止めましょう。

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まとめ

低用量ピルと、妊娠にまつわる様々な疑問点について少しでも解消できたでしょうか?低用量ピルが避妊薬としての効果を発揮するためには、正しく服用することが必要不可欠です。また、低用量ピルの服用を検討する際には、注意点もあることを理解することが大切です。

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監修者

淀川キリスト教病院 産婦人科専門医
柴田 綾子
世界遺産15カ国ほど旅行した経験から母子保健に関心を持ち産婦人科医となる。 2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し2013年より現職。著書:患者さんの悩みにズバリ回答!女性診療エッセンス100(日本医事新報社)、明日からできる! ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム(診断と治療社)など。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

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