生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ヤーズフレックスとヤーズの違いは?効果や飲み方、副作用についても解説

ヤーズフレックスとヤーズって同じ超低用量ピルなのに、どう違うのかいまいちわからないといった方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ヤーズフレックスとヤーズの違いをはじめ、飲み方や副作用、よくある質問を紹介していきます。
もくじ
ヤーズフレックスとは?
ヤーズフレックスとは超低用量ピルの一種で、ピルの種類の中では第4世代に該当します。
エチニルエストラジオールとドロスピレノンというホルモンを主成分としており、1シート28錠のすべてが実薬(ホルモンが配合されている)で構成されていることが特徴です。
また、日本で初めて120日間の連続服用が可能になったピルでもあります。
ヤーズフレックスとヤーズの違い
結論、ヤーズフレックスとヤーズの成分は同じです。
しかし、ヤーズは1シート28錠のうち24錠が実薬であり、残り4錠はプラセボ錠(偽薬)で構成されています。そのため、プラセボ錠を服用する間は休薬することになり、休薬中は消退出血が起こります。
しかし、ヤーズの休薬期間は4日で、他のピルと比べると休薬期間が短いため、副作用が少ないところがメリットといえます。
一方でヤーズフレックスは、前述でもあったように1シート28錠すべてが実薬なことから、休薬期間を挟まずに最大120日間連続投与が可能です。
そのため、1年間の生理の回数を約3回に減らすことができるのが特徴です。
ヤーズフレックスの効果
ヤーズフレックスには一体どんな効果があるのでしょうか。
ヤーズフレックスの持つ作用を見ていきましょう。
月経困難症の改善
ヤーズフレックスは月経困難症や子宮内膜症の改善に有効とされています。
主成分のドロスピレノンには、排卵の抑制をし、子宮内膜を厚くさせない作用があります。その結果、月経困難症の改善に効果があるとされています。
生理周期の調整
ヤーズフレックスは最大120日間の連続投与が可能であり、その間は休薬期間を挟むことなく過ごせるので、毎月の生理や休薬期間の消退出血によって予定や体調不良を心配する必要がなくなります。生理を年間で約3回にできるため、出血による負担を減らすことができるのが特徴です。
ヤーズフレックスの飲み方
ヤーズフレックスには2通りの飲み方があります。
共通する飲み方として、1日1錠決まった時間に服用し、服用開始から24日間に限って出血の有無にかかわらず服用を続けます。
まず1つ目は、120日間の連続服用です。子宮内膜症の疼痛や月経困難症の改善目的で服用する飲み方です。
服用から25日以降は3日間連続する出血がなければ120日間の連続で服用をして、4日間休薬を繰り返します。
しかし、3日間連続する出血があった場合には翌日から4日間の休薬をしてください。
休薬後は、通常通り服用を続けます。
2つ目は、28日周期での服用です。1つ目と同じように月経困難症の改善の際に服用しますが、飲み方は医師の指示によります。
24日間服用をしたのちに、25日〜28日目まで4日間休薬をします。その後は服用を再開し、休薬前と同様に24日間の服用と4日間の休薬を繰り返します。
飲み方については自己判断で決めるのではなく、医師と相談して医師の判断に従いましょう。
ヤーズフレックスの副作用
ヤーズフレックスにも他の種類のピル同様に副作用が生じる場合があります。
飲み始めてから1か月〜2か月の間は、マイナートラブルと呼ばれる副作用が出やすい時期です。
不正出血や、頭痛や吐き気がみられることが多いですが、服用を継続することで次第に改善されていくことがほとんどです。
しかし、ヤーズフレックスに限らず重篤な副作用として血栓症があるため、以下のような症状がみられた際には速やかに医師に相談するようにしてください。
・急な足の痛み、腫れ
・ふくらはぎの赤み、痛み
・息切れ
・胸の痛み
・頭痛
・舌がもつれて喋りにくい
・視力障害 など
ヤーズフレックス服用中に気をつけたいこと
ヤーズフレックスを服用していく上で気をつけておくべきことはあるのでしょうか。
当てはまるものがあるかどうかチェックしてみてくださいね。
禁煙・お酒の飲み過ぎに注意する
日頃からタバコを吸う習慣のある方や、飲酒をする方は要注意です。
喫煙行為は、心血管系の障害を引き起こす原因になりやすく、飲酒は脱水で血が固まりやすくなる原因となるため注意が必要です。
ヤーズフレックスを服用する際には、禁煙・お酒は飲みすぎないを心がけましょう。
適度に身体を動かす
ヤーズフレックスに限らず、ピルを服用する上では肥満は副作用を引き起こす原因となりかねません。適度に身体を動かすことにより、適正体重を保つだけでなくストレス解消にも繋がります。
運動習慣のない方は、これを機に毎日のルーティンに軽い運動やウォーキングなどを取り入れてみましょう。
バランスの良い食事を心がける
前述にもあったように、肥満体型(BMI30以上)ではないことがピルを服用できる条件でもあります。
そのため、きちんと日頃から栄養バランスの良い食事を摂り、適正体重を保つことでヤーズフレックスの服用を安全に続けていくことができます。
タンパク質の摂れる食材や、豆乳などの大豆製品、フルーツや野菜を積極的にメニューに取り入れましょう。
水分をしっかりとる
水分をしっかりとることで、血の巡りがよくなり、血管内を良好に保つことができます。
一方で、水分不足に陥ると血液が固まりやすくなったり頭痛を引き起こす可能性もあり大変危険です。
こまめに水分補給をする習慣をつけましょう。
ヤーズフレックスの服用に関するQ&A
最後にヤーズフレックスの服用に関する、よくある質問について見ていきましょう。
飲み忘れた時は?
毎日の服用となれば、飲み忘れが発生してしまうこともあるかもしれません。
この場合は、飲み忘れた錠数(日数)によって対処法が異なります。
・1錠(1日)飲み忘れた場合
→気づいた段階で飲み忘れた分(1錠)を服用し、その日に服用する分(1錠)も通常通りの時間に服用する。翌日からは通常通り服用します。
・2錠(2日)飲み忘れた場合
→気づいた段階で前日の飲み忘れ分(1錠)を服用し、その日に服用する分(1錠)も通常通りの時間に服用する。翌日からは通常通り服用します。
飲み忘れの日数が増えると不正出血を起こす場合があるため、飲み忘れないように工夫しましょう。
避妊目的で使用できる?
ヤーズフレックスは日本において月経困難症や子宮内膜症の痛みの緩和のために承認がされている薬です。
そのため、避妊目的での使用はできません。
避妊目的で服用を希望している場合には医師へ相談するようにしてください。
飲み合わせで気をつけないといけないものはある?
セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)には注意が必要です。サプリメントやハーブティーに含まれていることが多く、ヤーズフレックスと同時に摂取することでピルの効能を弱めて不正出血を引き起こす可能性があります。
ヤーズフレックスで生理をコントロールしよう
ヤーズフレックスとヤーズの違いから、効果や飲み方、注意点まで解説してきました。
いずれも、治療や痛みの緩和を目的とした服用をするピルですが、ヤーズフレックスにおいては120日間の連続服用が可能なため、服用中の生理の回数を減らすことができます。
生理による体調不良などで悩んでいる方には、毎月の負担軽減にもなる可能性があります。
とはいえ、自己判断で服用できるわけではないため、まずは医師へ相談することからはじめましょう。
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