生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルを1か月だけやめるとどうなる?注意点と再開のタイミングを解説
低用量ピルは継続して服用することで避妊をはじめとしたさまざまな効果が期待できる薬ですが、1か月だけやめることはできるのでしょうか。もしも、やめた場合に体に影響はないのか不安ですよね。
この記事では、ピルを1か月だけやめる際の注意点や、やめたあとの再開のタイミング、生理がこないときの考え方を紹介します。ひとりで決めてしまう前の参考にしてみてくださいね。
もくじ
ピルを1か月だけやめることはできる?
低用量ピルを1か月だけ休止すること自体は可能ですが、短期間で服用と中止を繰り返すことはおすすめできません。服用を中断すると避妊効果がなくなるほか、再開時には飲み始めと同様の注意が必要になるためです。1か月だけ休止したい場合に知っておきたいリスクや、休止・再開するときの注意点を確認しておきましょう。
やむを得ずやめる場合は1シート飲み切ってからが基本
低用量ピルをやむを得ず中止する場合は、基本的に1シートを飲み切ってからやめるようにしましょう。シートの途中で服用を中止すると、予定外の出血が起こったり、生理周期が乱れたりすることがあります。
1シートを飲み切ったあとに休薬期間に入ることで、通常どおり消退出血が起こりやすくなります。ただし、体調や服用しているピルの種類によって対応が異なるため、途中でやめる必要がある場合や中止するタイミングに迷った場合は、医師や薬剤師に相談してください。
やめたあとの生理と排卵は1〜3か月程度で元に戻る
低用量ピルの服用をやめると、個人差はあるものの1〜3か月以内に自然な生理や排卵が再開します。
ただし、元の生理周期に戻るまでの期間には個人差があり、もともと生理不順だった方は再開までに時間がかかる場合もあります。もしやめてから3か月以上経過しても生理が来ない場合は、早めに婦人科を受診して相談しましょう。
i1か月だけ飲むという使い方は適していない
低用量ピルは、1か月だけ服用してすぐに中止することを前提とした薬ではありません。避妊や生理痛、PMS(月経前症候群)などの改善を目的として服用する場合は、継続して使用することで効果が期待できます。そのため、短期間だけ服用して中止する使い方は、基本的に適していません。
また、低用量ピルは服用を開始したあとや、服用を中断して再開したあとに血栓症のリスクが高くなることがあります。短期間で服用と中止を繰り返すことは避け、休止や再開を考えている場合は、事前に医師へ相談しましょう。
旅行やイベントなどに合わせて一時的に生理日をずらしたい場合は、低用量ピルを短期間だけ服用するのではなく、「月経移動」という方法があります。目的に合った方法を医師に相談してみましょう。
ピルを1か月だけやめる際の注意点
低用量ピルを1か月だけやめる場合は、生理トラブルの再発、血栓症への注意、避妊効果がなくなることの3点を知っておきましょう。短期間の中止でも起こりうるため、それぞれ確認しておくことが大切です。
服用前の生理トラブルが再発する可能性がある
低用量ピルは、避妊のほか、生理痛の軽減や生理周期の調整、PMS(月経前症候群)の改善などにも用いられます。
服用を中止すると、こうしたピルによる効果が得られなくなり、服用前にあった生理痛やPMSなどの症状が再び現れる可能性があります。もともと生理トラブルの治療目的で服用している場合は、自己判断で中止せず、医師に相談しましょう。
服用を再開するときは血栓症に注意する
低用量ピルには血栓症のリスクがあり、服用開始後の早い時期は特に注意が必要です。いったん服用を中止してから再開する場合も、血栓症のリスクについて確認しておく必要があります。
1か月だけ中止して再開する場合は、再開後の体調変化にも注意し、気になる症状があれば早めに医療機関へ相談しましょう。服用の中止と再開を繰り返している場合は、そのことも含めて医師に伝えると安心です。
ピルをやめている間は避妊効果が期待できない
低用量ピルの避妊効果は、正しく服用を続けることで得られるものです。服用を中止している間は避妊効果が期待できないため、妊娠を望まない場合は注意しましょう。
休薬期間とは異なり、1か月間ピルを服用しない場合は、ピルによる避妊効果がない状態と考えておく必要があります。中止している間は、コンドームなどほかの避妊法を使用しましょう。
ピルを1か月だけやめたあとの再開方法
ピルを1か月だけ休止したあとに再開する場合は、生理が始まってから何日目に飲み始めるかによって、避妊効果が期待できるまでの期間が異なります。また、再開後は副作用も起こりやすいので、注意が必要です。
生理が始まって5日目までに再開する
生理が始まってから5日目までに低用量ピルを飲み始めた場合は、基本的に服用開始時から避妊効果が期待できます。ただし、いずれも、避妊効果は100%ではないこと、また性感染症は予防できないことから、コンドームを併用しましょう。
1か月だけ休止したあとの再開も、基本的には初めて低用量ピルを飲み始めるときと同じ考え方になります。1日1錠を毎日ほぼ決まった時間に飲む習慣も、あらためて整えておきましょう。
6日目以降に再開するときはほかの避妊法を併用する
生理が始まって6日目を過ぎてから飲み始めた場合は、7日間続けて服用したあとから避妊効果が期待できるとされています。
生理不順があると、出血が生理なのか不正出血なのか見分けにくいこともあります。判断がつかないときは、いつから飲み始めるかを医師に確認しておくと安心ですよ。
再開後に吐き気や不正出血などが起こることがある
再開したばかりの時期は、吐き気や頭痛、不正出血などがあらわれることがあります。飲み始めと同じように体がホルモンのリズムに慣れていく途中のため、多くは続けるうちに軽減するとされています。
つらさが続く場合や、日常生活に支障が出る場合は、我慢せずに医師へ相談してください。ピルの種類を変えることで和らぐこともありますし、副作用を和らげる薬を一緒に処方してもらえる場合もあります。
ピルをやめて1か月、生理がこないときは?
ピルをやめて1か月生理がこないだけでは、異常があるとは限りません。ピルを中止したあとに自然な生理が戻るまでには個人差があります。ただし、妊娠の可能性がある場合や、生理が長期間こない場合は確認が必要です。様子を見てよいケースと、医療機関へ相談する目安を確認しておきましょう。
生理がこないときは妊娠の可能性も確認する
ピルをやめると排卵が再開する可能性があるため、服用を中止したあとでも妊娠することがあります。「ピルをやめた直後だから妊娠しにくい」とは限らないため、生理がこない場合は妊娠の可能性も考えましょう。
妊娠の可能性がある場合は、適切な時期に妊娠検査薬を使用し、陽性になった場合や結果がはっきりしない場合は産婦人科を受診してください。妊娠を望まない場合は、ピルを再開するまでの間もコンドームなどの避妊法を使用しましょう。
3か月以上こない場合は産婦人科に相談を
やめてから3か月以上経っても生理がこないときは、産婦人科を受診してください。ピルの影響以外に、ホルモンバランスの乱れや体重の変化、強いストレスなどが関わっていることもあります。
生理がこない状態が続くと、次にピルを再開するときの飲み始めも決めにくくなります。自己判断で様子を見続けず、一度診てもらうと安心ですね。
i生理が戻るまでの期間には個人差がある
ピルをやめたあと、自然な生理が戻るまでには1か月から3か月ほどかかることがあります。服用していた間は、ホルモンの働きによって排卵が抑えられていたためで、体がもとのリズムを取り戻すまでに時間が必要になります。
もともと生理周期が乱れやすかった方は、さらに時間がかかることもあるため、焦らずに経過を見てみてくださいね。
ピルをやめる必要があるケースとは?
低用量ピルはご自身の意思で服用をやめるだけでなく、年齢や体調の変化、病気の治療などによって「医師の判断のもとで服用を中止しなければならない(または切り替える)ケース」があります。主に該当する4つのケースを確認しておきましょう。
50歳以上または閉経を迎えた(または閉経が近い)場合
低用量ピルが服用できるのは「50歳未満かつ閉経まで」と定められています。40代以降は年齢とともに血栓症のリスクが高まるため慎重投与となり、閉経が近づいたタイミングでやめる(またはほかの治療法に切り替える)ことになります。
なお、40代・50代以上の方でも服用できる「黄体ホルモン単独製剤(POP)」などの薬もあります。生理痛やPMSの治療を続けたい場合は、服用終了や切り替えについて事前に医師へ相談しましょう。
血栓症の初期症状が疑われる場合
服用中に血栓症の初期症状が現れた場合は、直ちにピルの服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

受診する際は、必ず低用量ピルを服用中であること(または直前まで飲んでいたこと)を医師に伝えてください。
妊娠を希望する・または妊娠が判明した場合
妊活を始める(妊娠を希望する)場合は、ピルの服用を中止します。治療目的で服用している方は、持病の管理を含めてやめるタイミングを事前に医師と相談しましょう。
また、ピルを服用していても飲み忘れなどにより100%避妊できるわけではありません。万が一、妊娠が判明した(あるいは疑われる)場合はすぐに服用を中止し、産婦人科を受診してください。
手術を受ける・または特定の病気にかかった場合
病気の発症や手術の予定が決まった場合、ピルの服用を中止(休薬)しなければならないケースがあります。
特に「45分以上の手術」を受ける場合は、血栓症を防ぐために「手術の4週間前から術後2週間まで」ピルの服用を中断することがガイドラインで定められています。手術が決まった段階で、必ず主治医や執刀医に「低用量ピルを服用中であること」を告げて指示を仰ぎましょう。
自己判断でピル服用を中止せず医師に相談を
低用量ピルの服用をやめることを検討している場合は自己判断で中止せず、処方してもらっている医師に相談しましょう。服用をやめたい理由によっては、ピルの種類を変更したり、別の方法を選択したりすることで、悩みを解消できる場合があります。
たとえば、副作用が気になる場合は、ピルの種類を変更することで症状が改善することがあります。また、費用や通院の負担が理由で1か月だけ休みたい場合も、無理なく続けられる方法について相談できます。
服用を中止する場合でも、いつやめるかや再開するタイミングについて医師に確認しておくと安心です。中断と再開を繰り返している場合は、その経過も伝えたうえで、今後の服用方法を医師と一緒に決めていきましょう。
まとめ
ピルを1か月だけやめることは可能ですが、自己判断でシートの途中から中止するのは避け、基本的には1シートを飲み切ってから休止しましょう。服用をやめている間は避妊効果が期待できなくなるほか、ピルによって改善していた生理痛やPMSなどの症状が再び現れることもあります。
再開する場合は、生理が始まってから何日目に飲み始めるかによって、避妊効果が期待できるまでの期間が異なります。特に生理が始まって6日目を過ぎてから再開する場合は、避妊効果は連続で7日間服用したあとに避妊効果が期待できる点には注意が必要です。
また、服用の中止と再開を繰り返す場合は、血栓症についても注意が必要です。1か月だけ休止したい理由や再開のタイミングも含めて、事前に医師へ相談しておくと安心です。
ピルを1か月だけやめることに関するよくある質問
ここでは、ピルを1か月だけやめることに関する質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
イベントや旅行のタイミングだけ生理をずらすために1か月休むのはアリ?
1か月だけ休止するのではなく、「月経移動ピル」の使用を検討しましょう。
低用量ピルの中断・再開は血栓症リスクを高めるほか、ホルモンバランスが崩れてかえって狙った日に出血が起きてしまう可能性があるためです。生理日をずらしたい場合は自己判断で中断せず、あらかじめ医師へご相談ください。
どうしても1シートの途中でやめてしまった場合、どうすればいい?
服用を中止した数日後に起こる出血を確認し、再開タイミングを医師に相談してください。
途中でやめると数日以内に消退出血(または不正出血)が始まります。自己判断で残りのシートを飲み直すと服薬管理が崩れ避妊失敗の原因になるため、必ず処方元に連絡して再開手順の指示を受けましょう。
1か月休薬したあと、余っている前のシートの残りはそのまま使える?
使用期限や衛生面の観点から、自己判断で古いシートを再開せず新しいシートの処方を受けましょう。
シートを開封したまま長期間放置すると湿気等で品質が劣化する恐れがあります。また、飲み始めのタイミングによって必要となる錠数が異なるため、再開時は必ず医師・薬剤師の確認を受けてください。
1か月だけピルをやめると、肌荒れやニキビは悪化する?
皮脂分泌を抑えるホルモン作用がなくなるため、一時的に肌荒れやニキビが再発・悪化する可能性があります。
ピル服用前に肌荒れに悩んでいた方は特に注意が必要です。通常は休止から1か月前後で皮脂量が元に戻り始めますが、肌トラブルが強い場合は皮膚科への受診やピル継続について医師へ相談してみましょう。
ピルをはじめるならメデリピル

産婦人科医が100%診療
専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。
再診料がずっと無料だから何度でも医師に相談できる
ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。
副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。
低用量ピルなら初月ピル代無料
低用量ピルの定期便プランなら5種類のピルが初月無料※対象!
まずは試してみたい方にもおすすめです。
※低用量ピルは、3シート目お受け取りまで解約は不可となります(種類変更はいつでも可能です)
月経移動ピル・アフターピルなら送料無料
生理日を移動する際の中用量ピルや、アフターピルは送料無料!
また、低用量ピルと同時処方で診療代も無料になります。
最短当日発送だから、お薬をすぐに服用したい方も利用しやすい◎
東京23区内にお住まいであれば「当日お届けプラン」※もお選びいただけます。
希望する方は診療時に医師へお伝えください。
※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります
※お住まいの地域によってはお届けまでに数日かかる場合があります
予約から診療までオンラインで完結
公式LINEから24時間いつでも診療予約OK!スマホから診療・処方後は自宅までピルをお届けするため、忙しい方にもおすすめです。
※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします
監修者
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・抗加齢学会専門医を取得。
2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。
予約に進む

