【医師監修】産婦人科でピルだけもらえる?検査内容や処方の流れを紹介

ピル
2023.12.28

【医師監修】産婦人科でピルだけもらえる?検査内容や処方の流れを紹介

生理痛を軽くしたり避妊効果を得られたりするピルは、産婦人科で処方されます。しかし診療を受けることなくピルだけをもらうことは難しく、問診や検査が必要になることがあります。この記事では、産婦人科でピルをもらうまでの流れや、実際に行われる検査内容について詳しく解説しています。

産婦人科でピルだけもらうことはできる?

ピルの処方を受けるとき、検査を受けずに産婦人科に行って薬だけをもらいたい人もいるかもしれません。
学校や仕事で忙しいときや、検査内容がわからず不安に思うとき、なるべく手間を省きたいと思うものです。
では、実際に産婦人科でピルだけをもらうことはできるのでしょうか?
検査の内容や、処方の流れを踏まえて疑問に答えていきます。

最低限必要になる検査とは

初めてピルを飲み始める場合や、初診の産婦人科では、ピルの処方のみというのは難しいですが、問診や検査を受けることによってピルの処方を受けることができます。ただしすでにピルを服用している人が新たにピルの処方を受けたい場合、ピルだけの処方をしてくれる医療機関もあります。
ピルの処方を受けるには、基本的に問診と血圧、体重の測定が必要になります。
問診では現在の健康状態、BMIが35以上ではないこと、35歳上以且つ1日15本以上の喫煙者の方、50歳以上の方、前兆のある片頭痛が無いこと、過去の病歴やアレルギーの有無、月経サイクル、妊娠の有無、生活習慣や他に服用している薬がないかなどについて質問されることがあります。
また血圧が高く体重に異常がある場合、年齢、既往歴などによっては、ピルの服用ができないケースがあります。

基本的にはピルの処方に内診は不要

ピルの処方では、基本的に内診は必要ありません。
ただし不正出血がある場合は子宮筋腫などの病気が原因である可能性があるため内診が必要になります。また、生理痛がある場合も器質的月経困難症の鑑別のため、エコー検査や内診で卵巣や子宮の状態を確認することもあります。

産婦人科で処方してもらえるピルの種類

ここでは、産婦人科で処方してもらえるピルの種類について解説していきます。
いずれのピルにも女性ホルモンが含まれており、ホルモンの作用によって効果を発揮します。ホルモンの種類や含まれている量によって、ピルの種類も異なります。

低用量ピル

避妊や月経痛の改善などに用いられるピルです。
その他にもPMSやPMDDの改善や子宮筋腫や子宮内膜症の治療、月経困難症など女性に起こるトラブルの改善が期待されます。
28日を1周期として、21日間毎日有効成分を含んだ錠剤を服用します。残りの7日間は休薬期間、もしくは有効成分を含まない偽薬(プラセボ)を服用します。
中用量ピルやアフターピルと比較して含まれるホルモン量が少ないため、副作用が出にくいのが特徴です。低用量ピルの中にもいくつか種類があり、肌荒れや多毛症の改善などに効果が期待できるものもあります。

超低用量ピル

超低用量ピルは、低用量ピルよりもエストロゲン含有量の少ない種類のピルです。
超低用量ピルは、エストロゲンが30㎍(マイクログラム)より少なく、基本的に「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療薬として使われるため、病院を受診した際には保険が適用されます。
また、副作用の症状には個人差はありますが、超低用量ピルは低用量ピルよりも副作用が出現しにくいといわれています。
また、超低用量ピルのヤーズフレックスは最大120日の連続服用が可能になります。月経困難症では連続服用が推奨されているので、超低用量ピルも検討してみてください。

※オンライン診療では自由診療になるため、費用は自己負担となります。自由診療と保険診療の違いを理解した上で受診をしましょう。

ミニピル

ミニピルは超低用量ピルと混同されることがありますが、全く別のものです。
ミニピルは避妊目的で使用する黄体ホルモンの製剤を指します。
ミニピルによる主な効果は、避妊と子宮内膜症の改善です。
エストロゲンを含まないため、エストロゲンに対する体質的な問題がある人で、服用の必要がある場合に処方されます。
そのほか年齢や体質によっては低用量ピルが服用できない場合があり、そういったときミニピルは処方されます。

アフターピル

アフターピルは避妊に失敗したとき、望まない妊娠を防ぐために使用される緊急避妊薬で、性行為の後にできる避妊手段の一つです。
服用の方法によって緊急避妊には3つの方法が存在します。プラノバールを使用するヤッペ法、ノルレボを使用するレボノルゲストレル法、海外で一般的なウリプリスタール法があります。
性行為後に服用することで排卵を抑制したり、受精卵が子宮内膜に着床するのを防いだりして避妊効果を発揮します。
早い段階での服用が求められ、使用方法や種類によって異なるものの、性行為から120時間が経過すると避妊効果は期待できません。

ヤッペ法

ヤッペ法とは緊急避妊薬ではなく、中用量ピルのプラノバールを使用する緊急避妊の方法です。
性行為後に、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを含むプラノバール2錠を2回服用します。
妊娠の可能性がある性行為から、24時間以内に服用することで避妊効果が期待できます。
24時間を過ぎた場合でも72時間までの服用で、ある程度の効果を発揮しますが、他の方法と比較して避妊効果が低く、副作用が強いため現在では推奨されていません。

レボノルゲストレル法

レボノルゲストレル法は、黄体ホルモンのレボノルゲストレルが含まれたピル、ノルレボ錠を使用する緊急避妊法です。
妊娠の可能性がある性行為の72時間以内にノルレボ錠を服用することで、高い避妊効果を発揮します。
ヤッペ法よりも高い避妊効果が期待でき、現在日本では一般的な緊急避妊の方法として用いられています。

ウリプリスタール法

ウリプリスタール法では、エラ錠というピルを使用して緊急避妊を行います。
エラはウリプリスタール酢酸エステルを主成分としており、妊娠の可能性のある性行為から120時間以内にエラ錠を服用することで避妊効果を得ます。
ただし、エラ錠は日本では認可を受けていない薬です。

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産婦人科でピルが処方されるまでの流れ

産婦人科でピルをもらうまでの、具体的な流れについて解説していきます。
ピルは避妊を目的とする場合は保険適用外ですが、月経困難症などの病気の治療では保険適用となる可能性があります。保険証を忘れずに持っていきましょう。

問診票の記入

産婦人科でピルの処方を受ける際には、まず問診票の記入が必要になります。
現在の健康状態や月経のサイクル、飲酒や喫煙、運動などの生活習慣に関する情報、過去の病歴やピルの服用経験、緊急避妊薬が必要な場合はその経緯などが確認されることがあります。
問診票に記載したのちに、体重と血圧を測定します。
このときの血圧とBMIの値、そして問診で禁忌項目がある場合は、ピルを服用することで血栓症となるリスクが高まるため、診断によってはピルが処方されない可能性もあります。
またそのほかに服用している薬がある場合は、ピルを服用しても望む効果が得られない場合があります。
どちらのケースにしろ、次の診療の段階で医師の判断を仰ぐ必要があります。

診療

診療では医師と対面し、問診票の内容について確認を行います。
ピルの副作用として最も危険なものは、血栓症のリスクが増加することです。
ピルの内服以外にリスクのない方であれば、血栓症のリスクの増加はわずかですが、血圧や体重、喫煙習慣などによっては、さらにリスクが高まる可能性があります。
また、肝機能が低下している場合も処方されないケースがあります。
これらの理由で血栓症のリスクが高いと判断された場合には、血液検査も必要になります。
また子宮頸がんなどが見つかった場合は、ピルががんの進行を早める可能性があるため処方ができません。
そのほかに副作用などの説明を受け、問題がなければピルの処方が行われます。
また原因のわからない不正出血がある場合や、月経困難症の場合、性感染症の検査を必要とする場合は内診を行う可能性もあるため、着脱しやすい服装で受診しましょう。

支払いとピルの受け取り

診療代とピルの料金を支払い、ピルを受け取ります。
低用量ピルなど長期に渡っての服用が必要な薬の場合は、医師の判断によっては一定期間分の薬が一緒に処方されることや、再診時に検査を受けずに処方を受けられる病院もあります。

産婦人科で処方されるピルの費用相場とは?

ピルの処方を受ける際には、必要な費用の相場も気になるポイントです。ピルの使用が月経困難症などの病気の治療を目的とするためであれば、保険適用となる可能性があります。
一方、避妊を目的とする場合は保険適用外となるため、それぞれ費用の相場は変わってきます。
またここで紹介するピルの費用以外にも、初診料が必要なため注意してください。

保険が適用される場合

女性に起こる病気の治療が目的の場合は、主に低用量ピルが処方されます。
低用量ピルが保険適用内となった場合の費用相場は、500〜2,500円ほど(ジェネリック含む)です
以下のケースの場合、保険適用となる可能性があります。

・子宮内膜症や子宮筋腫の治療
・腹痛や頭痛などの症状をともなう月経困難症の治療
・生理前に起こる月経前症候群(PMS)などの治療

自費での診療の場合

ピルの服用が避妊を目的とする場合、保険適用外となり自由診療となります。
また低用量ピルと、アフターピルではその相場も異なります。
低用量ピルは28日間の1シートで2,000〜3,000円台がおおよその相場です。月経困難症などの治療目的で処方を受ける際の費用と比較すると、やや高めです。
アフターピルは、ヤッペ法で中用量ピルのプラノバールを服用する場合は3,000〜5,000円台で、日本で一般的に用いられるノルレボ錠の相場は10,000〜20,000円前半です。
認可は受けていないものの、一部のクリニックではエラ錠の処方も行っており、およそ10,000〜20,000円前半で処方されます。
同じ薬でも価格にかなり差があるのは、ジェネリック医薬品があるためです。
また自由診療の場合は医療機関によって自由に料金を設定できるため、料金が異なります。
薬の価格としてはかなり高額になりますが、基本的に診療代を含めた料金設定にしていることが多いです。

ピルの服用中に必要な診療

ピルの服用中は、定期的な検診が必要です。
服用を開始してから1か月後、3か月後、6か月後に行い、以降は3か月おきに検診していきます。
再診では体重と血圧の測定を行い、問診ではピルの服用を初めてから副作用が出たかどうか、血栓症の前兆となる症状がないかなどが確認されます。
血栓症を疑う症状が出た場合はピルの服用が中止される可能性がありますが、問題なければそのまま服用を継続します。
また、一般的には1年ごとの乳がん検診(月1回の自己検診とその報告でも代用可)、子宮頸部細胞診(子宮頸がん検診)が推奨されています。ピルの服用は一部のがんのリスクを下げることがわかっていますが、一方で子宮頸がんなどのリスクが高まることも報告されています。
子宮頸がんは自覚症状が現れるのが遅く、早期の発見と治療が難しいがんです。
予防するためには、定期的に検診しておくことが大切です。
同時に、性感染症の検査も行うことで早めの治療が可能です。

よくある質問

産婦人科でピルをもらう際に、よくある質問に回答します。

ピルは通販できる?

一部通販には、医師の診療を受けずにピルを購入できるサイトもありますが、薬事法でピルの処方は「ピルは必ず医師の指示のもと使用する」と定められているため、必ず病院やオンラインでの医師の診療・処方サービスを利用して手に入れましょう。ピルを服用する上で、BMIや体質、過去の疾患など様々な条件が満たされているかを確認しないと、副作用に悩まされたり、血栓症になってしまう可能性が高くなります。
病院を受診して医師の診療を受けた上で処方してもらうか、オンライン診療・処方サービスを利用しましょう。ただし、オンライン診療・処方サービスでも定期的な病院への受診は必要です。
薬事法に違反しないためにも、病院やオンラインの診療・処方サービスで、必ず医師から処方を受けて、ピルの服用をスタートするようにしましょう。

未成年でも購入できる?

未成年でもピルを購入することは可能です。
ただ、一人で産婦人科に行って処方を受けるのは難しいかもしれません。
病院によっては未成年だけでもピルの処方を受けることは可能ですが、基本的には保護者の同伴もしくは同意書が必要となる医療機関もあるので確認が必要です。
ピルの効果や副作用などを、保護者にも理解してもらう必要があるためです。
受診を予定している産婦人科に、事前に問い合わせてみるといいでしょう。

診療にかかる時間はどれくらい?

受付から診療までにかかる時間は、産婦人科の規模や受診するタイミングによっても異なります。
最近は事前予約制にしているところも多いため、待ち時間なく診療を受けられるケースもあります。
問診表に記入してから診療にかかる時間は病院での診療で15分ほど、オンラインの診療だと7分程度で終了します。
また体調や症状によっては、別途検査が必要になることもあります。

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ただし、定期的な病院への通院が前提での処方になるので、病院で処方されたときと同様になります。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
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※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3回目受け取りまでは解約は不可となります

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メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3回目受け取りまでは解約は不可となります
※2ヶ月目以降は、低用量ピル代2,970円(税込)

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

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正しい知識をお届け

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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

産婦人科で初診でピルだけもらうのは難しい

産婦人科でピルだけをもらえるのかという疑問に回答してきました。
ピルには副作用があるため、ピルをもらうためには産婦人科やオンライン診療で、医師からの処方を受ける必要があります。
またピルの服用中は、最初の1か月とその後の3か月ごとの定期的な病院への受診も必要です。
その際には女性に起こるがんや性感染症の検査をすすめられることもあるため、そのときは受けることをおすすめします。
ピルを服用することで、女性のさまざまな悩みが解決できます。この記事であげた点に注意して、健康的なライフスタイルを確立しましょう。

監修者

産婦人科医
mederiドクター
mederiドクターとして、メデリピルのオンライン診療や体調相談を担当している現役産婦人科医。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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