生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルの種類別の基礎知識を徹底解説!知っておきたい特徴や注意点
低用量ピルには複数種類があり、それぞれホルモンの種類や特徴が異なっています。
既に低用量ピルを飲んでいる方も、これから飲む方も、どこがどう違うのか疑問に思っている方も少なくないはず。
この記事では、トリキュラー、ラベルフィーユ、アンジュ、マーベロン、ファボワール、シンフェーズそれぞれの違い、特徴などを解説していきます。
※メデリピルでは体調やお悩みに応じて最適なピルを医師より処方いたします。
ピルの種類
第一世代 3相性
出血量が少なく、月経困難症のコントロールに優れている
○シンフェーズ:自然に近い月経周期を作ることができ、日曜日から飲み始める(サンデースタート)お薬です。週末に生理が重ならないことや、飲み始めが常に日曜日に固定されるので飲み忘れが起きにくいメリットがあります。
第二世代 3相性
レボノルゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しており、不正出血が起こりにくく安定した周期を作りやすいことが特徴です。
○トリキュラー:第二世代にあたる低用量ピル。
アンジュと同じお薬の成分になります。アンジュと同じく、自然に近い形で月経周期を作ることができ、不正出血が起こりにくいです。
○アンジュ:第二世代にあたる低用量ピル。
徐々にホルモン量が増加していくため自然に近い形で月経周期を作るのが特徴です。子宮内膜も安定しやすいため不正出血を起こしにくいことが分かっています。
○ラベルフィーユ:トリキュラー、アンジュの後発品(ジェネリック)にあたるお薬です。
第三世代 1相性
デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しており、男性ホルモンを抑えられるため、ニキビ治療や多毛症の改善に期待が持てることが特徴です。
○マーベロン:第三世代にあたる低用量ピル。
避妊効果はもちろんのこと、含まれる黄体ホルモンには男性ホルモンの作用を抑える働きがあるため、ニキビや多毛の改善にも効果が期待できる低用量ピルです。
○ファボワール:マーベロンの後発品(ジェネリック)にあたるお薬です。マーベロンと同じお薬の成分になります。マーベロンと同じく、男性ホルモンの働きを抑制することから、肌の余分な皮脂の分泌を抑えニキビを改善する効果が期待できます。
超低用量ピル/中用量ピル/アフターピルについて
超低用量ピルとは?
低用量ピルよりもエストロゲン含有量の少ない種類のピルです。
超低用量ピルは、エストロゲンが30㎍(マイクログラム)より少なく、基本的に「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療薬として使われるため、病院を受診した際には保険が適用されます。
また、副作用の症状には個人差はありますが、超低用量ピルは低用量ピルよりも副作用が出現しにくいといわれています。
※オンライン診療の処方では保険適応での処方ができませんので、あらかじめご了承ください
※ 種類・料金に関してはLINE公式アカウントのリッチメニューよりご確認ください
>超低用量ピルの料金について詳しくはこちら
中用量ピルとは?
中用量ピルは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類のホルモンが配合されているお薬です。低用量ピルと同様のホルモンが配合されていますが、中用量ピルの方がエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く配合されています。そのため、低用量ピルと比べて、吐き気や頭痛などの副作用が出現しやすいといわれています。
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アフターピルとは?
避妊に失敗してしまった性交渉の後に飲む「緊急避妊薬」として、望まない妊娠を防ぐために使用されます。
多量の女性ホルモン剤を服用することによって、受精卵の子宮内膜への着床を防いだり、排卵を遅らせるなどして、妊娠を回避することができるお薬です。
性交渉後、72時間以内の服用を推奨しており、早く服用すればするほど、避妊効果は高くなります。また、72時間を過ぎた場合でも、120時間以内の服用であれば一定の妊娠阻止率がありますので、ご理解いただいた上で診療をお受けください。
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低用量ピルの避妊効果はどれくらい?
低用量ピルは毎日決まった時間に1錠服用することで一定の避妊効果が保たれる薬です。
正しく服用した場合、99.7%の避妊効果があるとされています。
低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが配合されており、その働きによって排卵が抑制され、精子の侵入も阻止し、受精卵を着床しないようにするため避妊ができるのです。
→低用量ピルにはどんな効果がある?飲むメリットや副作用を解説
低用量ピルの正しい服用方法
低用量ピルは1日1錠を決まった時間に継続して飲み続ける薬です。
はじめに、妊娠の可能性が無いことを確認した上で、生理初日から5日目までに服用を開始します。連続して7日間服用するまではコンドームなど他の避妊方法を併用するようにしてください。
また、21錠タイプの場合は7日間の休薬期間を設け、28錠タイプでは成分の入っていない偽薬(プラセボ錠)を7日間服用して次のシートに進みます。
→低用量ピルの正しい飲み方|飲み始めのタイミングや飲み忘れたときの対応
低用量ピルの主な副作用
低用量ピルには副作用がいくつかあり、飲み始めに起こりやすいとされています。
主に、吐き気・頭痛・下腹部痛・乳房の張り・むくみ・眠気・不正出血などの症状が挙げられます。
どの副作用も飲み続けることで改善されていくことがほとんどのため、無理のない範囲で飲み続けてみることが大切です。
しかし、なかには注意が必要な副作用もあるため詳しく見ていきましょう。
注意が必要な副作用
低用量ピルの服用で最も注意が必要とされているのは血栓リスクが高まることです。
他の副作用と同様に飲み始めの頃に静脈血栓症になるリスクが、ピルを服用していない人に比べてわずかに高くなります。
主な症状として、激しい頭痛や胸の痛み、片方の足や手のしびれ、ふくらはぎのむくみ、視覚の変化、舌のもつれなどが挙げられ、3万人に3人から9人の割合で発症するとされています。
このような症状が出た場合、ピルの服用を中止してすぐに病院を受診するようにしてください。
服用に注意が必要な人
また、低用量ピルを服用する上で血栓症や病気再発のリスクがあり、注意が必要とされる方は以下です。
・35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣のある方
・高血圧・糖尿病
・BMI30以上の方
・乳がん、子宮体癌にかかったことのある方
・40歳以上の方
・前兆のある片頭痛がある方
もし、1つでも当てはまるものがある場合は慎重投与や処方ができない可能性もあります。
→低用量ピルの副作用とは?ピルの効果や疑問点も分かりやすく解説
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※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3回目受け取りまでは解約は不可となります
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