マーベロンとは?副作用や飲み方、服用時の注意点も詳しく解説

ピル
更新日:2025.04.07
マーベロンとは?副作用や飲み方、服用時の注意点も詳しく解説

女性にとってさまざまなメリットがある低用量ピルですが、いくつか種類があるのはご存知でしょうか。今回は、マーベロンというピルについて効果や副作用、飲み方、注意点について解説していきます。

マーベロンとは?

マーベロンは低用量ピルの1つで、第三世代の1相性ピルに分類されます。デソゲストレルという黄体ホルモンを主成分としており、避妊効果だけでなく男性ホルモンを抑制する効果が期待できます。すべての錠剤に同じ量のホルモン量が含まれている1相性ピルのため、飲み間違えを防ぐことができるのも特徴です。

ヤーズ、ファボワール、トリキュラーとの違い

ほかのピルとの違いについても見ていきましょう。

ピル名 種別 世代 相性 違い
ヤーズ 超低用量ピル 第四世代 1相性 主成分はドロスピレノン

月経困難症の治療に使用される

病院で処方された場合は保険適用になる

ファボワール 低用量ピル 第三世代 1相性 マーベロンのジェネリック医薬品

主成分は効果はマーベロンと同様

トリキュラー 低用量ピル 第二世代 3相性 主成分はレボノルゲストレル

ホルモン量が3段階に分かれており

自然なホルモン変化に近い状態を作れる

ファボワールやトリキュラーは、マーベロンと同じ低用量ピルですが、ヤーズは超低用量ピルに分類されるため、この中ではホルモン量が少ないです。また、使用目的もヤーズは治療目的であるものの、ファボワールやトリキュラーそしてマーベロンは副効用としてさまざまなメリットが期待できますが、避妊目的として処方されます。

マーベロンの効果

マーベロンには避妊効果をはじめとした、さまざまな嬉しい効果が期待できます。
それぞれ見ていきましょう。

避妊

マーベロンは高い避妊効果が期待できます。避妊効果を得るためには、毎日同じ時間に1錠の服用を継続しましょう。ただし、避妊効果は100%ではないため必ずしも妊娠の可能性がないわけではありません。性感染症を予防するためにもコンドームと併用することがおすすめです。

生理痛やPMS(月経前症候群)の緩和

マーベロンには、生理痛の軽減やPMS(月経前症候群)の症状の緩和も期待できます。

生理は、分厚くなった子宮内膜が剥がれ、排出するものであり、生理痛は、子宮内膜を排出するための収縮運動によって痛みが生じるものです。
しかし、マーベロンを服用することで子宮内膜を薄く保つことができるため、結果的に排出する経血量が減って、生理痛も軽減することができます。

また、PMSは正確な原因は判明していないものの、生理前のホルモンバランスの変動が影響しているといわれています。そこでマーベロンを服用し、人工的に体内にホルモンを摂り入れることでホルモンバランスを一定に保つことができ、PMSが起きにくくなるとされています。

肌荒れ予防

マーベロンの主成分であるデソゲストレルには、男性ホルモンを抑制する効果があります。そのため、男性ホルモンが活発になることで発生するニキビや肌荒れの予防をすることができます。

マーベロンの飲み方

マーベロンは1シートが21錠のものと28錠のもので2種類あります。
それぞれの服用方法の違いについて説明していきます。

マーベロン21の場合

21錠タイプの場合は、すべてにホルモンが配合されている実薬のみで構成されています。
そのため、毎日1錠を21日間連続で服用し、その後は7日間の休薬期間を設けます。
7日間の休薬後は、新しいシートで服用を再開します。

マーベロン28の場合

28錠タイプの場合は、実薬が21錠とホルモンの含まれていないプラセボ(偽薬)が7錠で構成されています。
毎日1錠を21日間連続で服用し、プラセボを7日間服用します。
21錠タイプと違って、休薬期間も錠剤を服用するため服用サイクルを崩さずに休薬できるところが特徴です。
プラセボまで飲み切ったら、次のシートに移って服用を再開します。
また、プラセボは飲み忘れても成分が入っていないので問題ありません。

マーベロンの副作用

ほかのピルと同様に、マーベロンにも副作用が出る可能性があります。
個人差はあるものの、頭痛、吐き気、不正出血などのマイナートラブルと呼ばれる症状が飲み始めの頃に起こることがあります。しかし、服用を継続することで症状は治まってくるため、3か月は様子を見てみましょう。ただし、あまりにも症状がひどい場合には医師に相談するようにしてください。

また、最も重篤な副作用として血栓症が挙げられます。急な片足の痛みや腫れ、激しい頭痛や視覚障害などの症状が現れたら、ピルの服用を中止し、速やかに病院を受診するようにしてください。

マーベロン服用時の注意点

マーベロンを服用する際は、以下の点に注意しましょう。

毎日同じ時間に服用し飲み忘れない

マーベロンをはじめ、低用量ピルは毎日同じ時間に服用が必要な薬です。
毎日一定の時間に服用することで体内のホルモン量が安定し、効果を十分に発揮することができます。
マーベロンの効果を十分に得るためにも、必ず服用ができる時間帯に設定するようにしましょう。
また、飲み忘れてしまうことも効果が薄れる原因となります。スマホのリマインダー機能やカレンダーに書くなど、飲み忘れない工夫も大切です。

服用できない人がいる

マーベロンはすべての方が服用できる薬ではありません。
主に、以下の方は処方ができない可能性があります。

・BMI30以上の肥満体質
・35歳以上で1日15本の喫煙習慣がある
・高血圧
・肝腫瘍がある
・脂質代謝異常がある など

服用可否については医師に相談するようにしてください。

医師に処方してもらう必要がある

マーベロン含め、ピルは医師の処方が必要な薬です。
そのため、ドラッグストアなどでは購入することができません。また、海外の通販サイトなどでは医師の処方なしで購入できることがありますが、模造品である可能性も高く安全性が保証できないため購入は控えるようにしましょう。
病院を受診して処方してもらうことが難しい場合には、オンライン診療サービスなどを利用するのもおすすめです。

定期健診を受ける

強制ではないものの、ピル服用中は定期検診を受けるようにしましょう。
ピルには血栓症のリスクや、婦人科系疾患のリスクが僅かにあります。
安全に服用を続けるためにも、ピル服用開始から1か月後、3か月後には婦人科を受診して医師の問診や体重測定、血圧検査などを受けておくと安心です。
また、半年から1年に1回は血液検査を受けるようにしましょう。ほかにも、乳がん検診や子宮頸がん検診、STD(性感染症)検査なども定期的に受けるようにしてみてくださいね。

※参考:日本産科婦人科学会 診療ガイドライン

マーベロンでホルモンバランスを安定させよう

ここまでマーベロンについて詳しく解説してきました。
避妊効果だけでなく、主成分のデソゲストレルによって肌荒れやニキビ予防ができるのもマーベロンの特徴です。男性ホルモンの影響で悩んでいる方は、これを機にマーベロンの服用を検討してみても良いかもしれません。
ホルモンバランスが安定することで、生理痛の軽減や経血量の減少も期待でき、毎月の生理の負担が軽くなります。
服用を検討している方は、必ず医師の処方を受けて服用をするためにも近くの婦人科やオンライン診療サービスを利用して購入するようにしてくださいね。

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監修者

六本木レディースクリニック医師
波羅 友里恵
2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、 2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。 2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。 不定期で企業講演を行う。主に卵子凍結や、体外受精、治療に対する会社のサポートについて発信。

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