生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルのジェネリックと先発品の違いはなに?安全性は同じ?なぜ勧められる?などの疑問を解説

薬を処方してもらうとき、ジェネリックを希望するかと聞かれた経験はありますか?
なぜ、ジェネリックを勧められるのかなど気になりますよね。
また、女性にとってさまざまな嬉しい効果のあるピルですが、ピルの場合はジェネリックと先発品の違いはあるのか、効果や安全性は同じなのかなどについて解説していきます。
もくじ
ピルのジェネリックと先発品の違いは?
ピルにおいて、ジェネリック医薬品(後発品)は新薬(先発品)と同じ有効成分が使われているため、効果や安全性においての違いはありません。
ピルの場合は、以下がジェネリックになります。
種別 | 後発品のピル | 先発品のピル |
低用量ピル/超低用量ピル(LEP) | フリウェルLD/ULD | ルナベルLD/ULD |
低用量ピル(OC) | ラベルフィーユ | アンジュ、トリキュラー |
低用量ピル(OC) | ファボワール | マーベロン |
超低用量ピル(LEP) | ドロエチ | ヤーズ |
なぜジェネリックを勧められる?
医師や薬剤師がジェネリックを勧めるのには理由があります。
ジェネリックは、新薬を参考に作られた医薬品のため研究費用などのコストカットができ、新薬よりもジェネリックの方が価格を低くすることができるのです。
薬代を減らすことで、服用者の金銭的負担も減らすことができ、保険適用の薬の場合は高騰している日本の医療費を抑制するなど、一石二鳥です。
そのため、ジェネリックを勧められることがあります。
ジェネリックピルの種類ごとの効果や副作用
ここでは、ジェネリックにあたるピルを服用しようと検討している方に、種類ごとの効果や副作用について紹介していきます。
フリウェルLD/ULD
フリウェルはルナベルのジェネリックで、低用量タイプと超低用量タイプが存在します。
どちらもLEP製剤と呼ばれる治療目的で使用されるピルで、黄体ホルモンのノルエチステロンと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールが有効成分となっています。
主に月経困難症の治療に用いられることが多く、避妊目的での使用はできません。
不正出血や頭痛、吐き気、下腹部痛などの副作用が出る可能性があります。
ラベルフィーユ
ラベルフィーユは、アンジュ・トリキュラーのジェネリックです。
黄体ホルモンのレボノルゲストレルと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールが有効成分となっています。
ホルモン量が3段階に分かれている3相性ピルで、体内で起こるホルモンの変化に近い状態を作ることができます。そのため、不正出血が起きにくいのが特徴です。
避妊目的で使用され、眠気や吐き気、頭痛などの副作用が出ることがあります。
ファボワール
ファボワールはマーベロンのジェネリックです。
黄体ホルモンのデソゲストレルと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールが有効成分となっています。
ホルモン量がすべて一定の1相性ピルで、避妊目的で使用されます。
また、主成分であるデソゲストレルは、男性ホルモンを抑制する効果があるため、ニキビや肌荒れの予防や改善が期待できるのが特徴です。
頭痛や吐き気、不正出血などの副作用が出ることがあります。
ドロエチ
ドロエチは、ヤーズのジェネリックです。
超低用量ピル(LEP製剤)に該当し、黄体ホルモンのドロスピレノンと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールが有効成分となっています。
月経困難症の治療薬として認可が下りているため、避妊目的での使用はできません。
金銭面での懸念でヤーズの服用ができずにいる方におすすめです。
ジェネリックピルのよくある質問
ピルのジェネリックにおいて、よくある質問に回答していきます。
ドロエチは太る?
結論、ドロエチを飲んでも長期的に太るということはありません。
ドロエチに限らず、ピルを服用することで、体内のホルモン量が変化します。
それによって、飲み始めの体がピルに慣れていない時期は副作用が出やすい傾向にあります。
副作用では、浮腫みや1〜5%未満で体重増加が起こることがあるとドロエチの添付文書に記載がありますが、服用を継続することで次第に改善されていくため、3か月は様子を見てみましょう。
※参照:ドロエチ配合錠「あすか」添付文書2022年6月 (第2版)
超低用量ピルに避妊効果はある?
超低用量ピルは、海外では避妊薬として使用されているケースもあります。
しかし、日本では避妊効果に関する試験が行われておらず、避妊目的での使用は認められていません。
そのため、避妊目的として使用したい場合には、低用量ピル(OC)を処方してもらいましょう。
保険が適用されるジェネリックは?
また、ピルは保険が適用されるものと、そうでないものに分かれます。
保険が適用されるジェネリックピルは以下の通りです。
・フリウェルLD/ULD
・ドロエチ
ただし、病院を受診して、月経困難症や子宮内膜症等の診断を受けた上で処方された場合に限ります。
一般的なオンライン診療サービスでは、自由診療扱いとなり保険が適用されない場合があります。
※オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」では、フリウェルLDの取り扱いはなく、ほかすべて自由診療となります
ジェネリックでも効果は同じ!状況に応じて選ぼう
ここでは、ピルにおけるジェネリックと先発品(新薬)の違いや種類について解説してきました。
ジェネリックとはいえ、効果に違いはなく、コストを抑えてピルを服用することができます。
金銭面でピルの服用を諦めていた方には、ジェネリックピルという選択肢もあります。
ピルの種類変更や、これからピルの服用を希望する方は、まずは医師に相談してみてくださいね。
オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」では、ジェネリックピルの取り扱いもあります。
仕事や学校の都合で、病院に行きづらいといった方にはスキマ時間でピル処方を受けられるメデリピルがおすすめです。
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本記事では、ピルのジェネリックを中心に紹介しましたが、新薬だけでなくジェネリックの低用量ピルでも、女性ホルモンの量を調節することができ、生理痛を含む、生理における色々な不調を改善できる場合があります。
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