生理痛の薬が効かないのはなぜ?原因と対処法は?

生理
更新日:2024.10.02
生理痛の薬が効かないのはなぜ?原因と対処法は?

生理痛の程度や頻度は人さまざまです。痛みを全く感じない方がいる一方、生理痛の薬を飲んでも効かず、日常生活に支障が出るほどの痛みを抱えている方もいらっしゃいます。

この記事では、なぜ生理痛の薬が効かないのか、その原因や対処法について解説します。生理中の辛い痛みに悩んでいる方、はぜひ参考にしてくださいね。

生理痛の薬が効かない原因は?

生理痛を感じた時、一時的に薬に頼る方も多いのではないでしょうか。薬を正しく服用しても痛みが改善されない場合、服用のタイミングやその時の精神状態に原因がある可能性があります。ここでは、生理痛の薬が効かない代表的な3つの原因について説明します。

薬を服用するタイミングが遅い

一般的な鎮痛剤は、服用してから効果が実感できるまで約20~30分かかります。生理痛の原因には、子宮を収縮させる作用を持つ「プロスタグランジン」の過剰分泌が挙げられます。痛みを我慢してから薬を服用すると、このプラスタグランジンが生成された状態のため、効果が表れるまでに時間がかかってしまい、効果が無いように感じてしまいます。痛みを感じ始めた時点で前もって服用することが大切です。

薬と相性の悪い食べ物、飲み物を摂った

薬と食べ物の飲み合わせによっては、薬の効果が弱まることがあります。生理痛の薬に含まれる成分の一つ「アセトアミノフェン」は、炭水化物や糖分と結びつきやすく吸収が遅れることがあります。ケーキなどの糖分を多く含む甘い食べ物、パンなどの炭水化物を多く含む食べ物は薬の効き目が弱まってしまうため、一緒に食べることは避けておきましょう。

また、飲み物によっては薬の吸収や作用に影響を与えるものがあるため、コップ一杯のお水かぬるま湯で飲みましょう。

ストレスや血行不良で痛みが増強している

精神的なストレスが多いと、女性ホルモンや自律神経のバランスを崩し、生理痛が強く表れやすくなることがあります。また、ストレスは体温調節機能なども低下させるため、体が冷えて血行不良に陥ることもあります。血液の循環が悪くなると、痛みの原因となるプロスタグランジンが骨盤内で溜まりやすく、痛みを強く感じやすくなります。生理痛を悪化させないためにも、なるべくストレスを溜めないように心がけ、冷え性の方は体をよく温めてあげましょう。

生理痛の薬が効かない時の対処法は?

生理痛の薬が効かない場合、セルフケアをしたり、薬の種類を変えることで改善が期待できることもあります。その時の状況に応じて対応方法を選択してみてくださいね。

体を温める

前述の原因でご紹介したように、血行不良により冷えが生じると生理痛が強く表れやすくなることがあります。そのため、下腹部や腰を温めて血行を促すことが大切です。

いつもはシャワーで済ませている方も、入浴中は湯船で体をしっかりと温めると良いでしょう。生理期間中に湯船に浸かることを心配する方が多くいますが、湯船の中は水圧があるため経血は出にくい状態になっています。湯船にゆっくり浸かると、血流が促進され体の芯からぽかぽか温まりますよ。

生理痛の薬を効果的に服用する

薬を飲んでも効果を実感できない場合、原因①でご紹介したように、薬を効果的に服用できていない可能性があります。

まずは、痛みを感じ始めた時点で薬を服用しましょう。生理のたび痛みに悩んでいる方は、痛みを感じ始める前に服用することもおすすめです。

また、薬の種類によっては胃が荒れやすい成分が含まれています。生理痛の上に胃痛が重なってしまう可能性があるため、空腹時の服用は避けましょう。必ず記載されている用法用量を守り、正しく薬を服用しましょう。

漢方薬を服用する

漢方には、人の体は「気」「血」「水」の3つの要素で構成されているという概念があります。生理痛は、この「血」の巡りが滞ることで症状が悪化すると考えられています。そのため、血の巡りを良くすることで、生理痛に加えてさまざまな不調の改善に有効です。

生理痛におすすめの漢方薬には下記の種類があります。病院や漢方の販売店で相談し、自分の体質に合ったものを選択してくださいね。

体力中程度以上 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
体力中程度以下 加味逍遥散(かみしょうようさん)
温経湯(うんけいとう)
体力虚弱 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

低用量ピルを服用する

生理痛の薬を飲んでも痛みが軽減しない場合、低用量ピルの服用もおすすめです。低用量ピルは、生理や排卵の周期を調整する働きをもつ、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが少量ずつ配合されています。服用を続けることで排卵が抑制され、女性ホルモンの増減が少なくなります。その結果、女性ホルモンによって引き起こされる生理痛の症状を緩和できる可能性があります。低用量ピルにはさまざまな種類があり、併用してはいけない薬もあるため、医師の診療を受けた上で服用するようにしましょう。

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前述のとおり、生理痛の改善にピルが効果的な場合もあります。
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まとめ

毎月訪れる生理のたび、痛みが辛いと気持ちもブルーになりやすいですよね。生理痛が強いことは当然と我慢せず、今回ご紹介した薬の服用方法や、自分なりのセルフケアを取り入れてみてくださいね。毎月鎮痛剤を飲むほど症状が重い方は、低用量ピルが有効な場合もあります。婦人科やオンライン診療を利用して、医師に相談してみてくださいね。

監修者

産婦人科専門医・がん治療認定医
郡 詩織
産婦人科専門医・がん治療認定医を取得。大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。 現在はmederiドクターとして、日々のオンライン診療や監修、セミナーやイベントに登壇。

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