月経困難症の診断や治療はどんなことをする?内診や超音波検査はあるのかについて詳しく解説

生理
更新日:2025.04.08
月経困難症の診断や治療はどんなことをする?内診や超音波検査はあるのかについて詳しく解説

月経困難症のような症状が出ているけど、どんな検査をするかわからないから放置してしまっているといった方もいるのではないでしょうか。
長期間放置してしまうと、毎月の生理が憂鬱になってしまうだけでなく将来的に不妊になってしまったり病気が裏で進行してしまう可能性もあります。
月経困難症の検査内容をはじめ、診断後の治療についても詳しく解説していきます。

いくつ当てはまる?月経困難症チェックリスト

どのタイミングで病院を受診したらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
まずは、以下のチェックリストで当てはまるものがないか見てみましょう。

□生理の度に鎮痛剤(痛み止め)を服用する
□年々、生理痛が酷くなっている
□日常生活に支障が出るほどの痛み(仕事や学校を休む、外出が困難など)
□鎮痛剤(痛み止め)を服用する回数が増えている

上記で1つでも当てはまる場合は、月経困難症の可能性があるため病院を受診するようにしてください。

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月経困難症の症状

月経困難症の症状には、生理痛だけでなく頭痛や吐き気、腰痛、お腹の張り、イライラ、食欲不振、憂うつ、疲労感、脱力感などが挙げられます。
特に、これらの症状によって日常生活に支障が出ている場合には病院を受診するべきサインでもあります。

月経困難症の種類

月経困難症には2つの種類が存在します。

①機能性月経困難症
→明らかな原因疾患がない。
卵巣が成熟しきっていない思春期の若い女性に多くみられ、プロスタグランジンの過剰分 泌で子宮の収縮運動が過剰になっていることやストレスなどが原因となる。

②器質性月経困難症
→病気(婦人科系疾患)が原因で起こる。
主に子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などが原因になっており、原因となる病気の治療 が必要である。

いずれの場合も、痛みを放置してしまうことで症状が悪化してしまうため、なるべく早い受診を心がけましょう。

月経困難症の検査と診断

気になる月経困難症の検査ですが、目的として「痛み」があるかどうかを確認する検査になります。
そのため、口頭の問診に続いて、内診や超音波検査(経腹、経腟、経肛門)を行う場合がほとんどです。
産婦人科領域の検査では、腟内に器具を入れて検査をする「経腟超音波検査」が最も有効とされていますが、性交渉の経験がない場合には痛みを伴うため、経腹か経肛門の超音波検査を行うことが多いです。

特に思春期の方は、先天異常や子宮奇形なども隠れている可能性があることから超音波検査は非常に重要な検査といえます。

また、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症が疑われる際には追加の検査が必要になることもあり、血液検査や腟内細菌培養検査、クラミジア検査など検査内容は医師の判断によって変わります。

月経困難症の治療

月経困難症の治療方法には、以下の種類があります。

低用量ピル・超低用量ピル

ピルは元々経口避妊薬として開発された薬ですが、2008年から月経困難症などの治療目的として使用できるピルが発売されました。
見た目や飲み方は、避妊目的の低用量ピル(OC)と変わらないものの、治療目的(LEP)の場合は病院で処方された場合、保険が適用されます。
継続的に服用することで、月経困難症の症状の改善が期待でき、特に20代女性では子宮内膜症の割合が高まっていることから、早めにピルを服用することで、将来的に不妊になることを防ぐことができます。
ただし、治療目的で処方されるピルは避妊目的では使用できないため、医師と相談してOCかLEPかを決めるようにしましょう。

【LEP製剤にあたるピル】
・ルナベルLD
・ルナベルULD★
・フリウェルLD
・フリウェルULD★
・ヤーズ★
・ヤーズフレックス★
・ドロエチ★
・ジェミーナ

★がついているピルは、オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」での取り扱いはあります。

鎮痛剤(痛み止め)

生理開始とともに鎮痛剤(痛み止め)を服用するのも1つの手段です。
痛みが起きる前から服用することで、効果を発揮します。
特に強い痛みを伴う場合には、座薬が有効です。
しかし、効果が続くわけではなく、人によっては月経困難症の治療に無効の場合もあるため、一時的な痛みの軽減として使用することがよいでしょう。

漢方薬

症状によって有効な漢方薬で治療するのもおすすめです。
ただし、即効性がないため今すぐに痛みを軽減したい場合には不向きです。
おおよそ4週間から12週間にわたって服用することで、症状が改善されていきます。

ピルのよくある質問

月経困難症の治療で用いる「ピル」についてよくある質問をまとめました。

中学生や高校生でもピルで治療できる?

ピルは、処方可能な条件を満たした上で、初経を迎えていれば閉経まで服用が可能な薬です。
ただし、服用については自己判断で決めることはできないため、必ず医師の指示を仰ぐようにしてください。

ピルを服用すると将来的に不妊になる?

ピルを服用しても不妊には繋がりません。
服用中は、避妊効果を発揮しますが、服用中止後は元の状態へ戻ります。
むしろ、ピルには排卵を抑制する作用があることから卵巣が傷つく回数を減らし、子宮内膜症などの予防に繋がります。
そのため、ピルの服用が不妊リスクの軽減になるとされています。

ピルには副作用がある?

ピルを飲み始めたばかりの頃は、副作用が出やすい時期です。
マイナートラブルといって、軽めの副作用が起こりやすく、主に頭痛や吐き気、下腹部痛や不正出血などが挙げられます。
しかし、服用を続けることで症状は改善されていくため3か月は様子を見るようにしましょう。
また、処方される医療機関によっては吐き気止めなどの副作用緩和薬の同時処方が可能な場合もあるため、不安な方は医師に相談してみてくださいね。

月経困難症の検査は内診が大切

月経困難症には2種類あるものの、診断をするための検査では内診や超音波検査が大切といったことがわかりました。
口頭の問診だけでは、実際に体のどこで痛みを発しているのかは判別することができません。
内診が初めての方は緊張するかもしれませんが、月経困難症は放置してしまうと原因となる病気が悪化したり将来的に不妊になるリスクもあります。
まずは、医師に相談することから始めましょう。

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目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

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