生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理前に体温が上がるのはなぜ?PMSや妊娠初期症状などの原因を解説

生理前に体温が上がり、なんとなく体がだるい、イライラする。それはPMS(月経前症候群)が関係しているかもしれません。基礎体温とホルモン変化には密接な関係があり、体温の変動はPMSのサインとして現れることも。本記事では、生理前の体温変化とPMSの関係、対処法について詳しく解説します。
もくじ
PMSとは?生理前に起きる心と体の不調
PMS(Premenstrual Syndrome:月経前症候群)とは、生理の3〜10日前※から始まる心身の不調のこと。主な症状には以下があります:
・イライラや情緒不安定
・頭痛、眠気、集中力の低下
・乳房の張り、腹痛、むくみ
PMSはホルモンバランスの変化によって起こり、10〜50代の多くの女性が経験しています。
※日本産婦人科学会 月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)
PMSと体温の関係:ホルモンが影響する理由
排卵後、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えることで、基礎体温は高温期に入ります。このホルモンは体温を上げる作用があるだけでなく、自律神経や感情にも影響を与えます。
体温が上がることで以下のような変化を感じることがあります。
・だるさ、疲れやすさ
・眠気、集中力の低下
・軽い微熱のような感覚
これらはPMSの一因でもあり、「体温の変化=体の不調」と感じる人も少なくありません。
妊娠との違いは?PMSと高温期の見分け方
生理前の高温期と妊娠初期は、どちらも体温が高い状態が続くため、区別が難しいことがあります。以下が判断の目安です。
特徴 | PMS | 妊娠の可能性 |
高温期の期間 | 約12~14日 | 16日以上続く※1 |
その他の症状 | イライラ、頭痛、眠気
乳房のはり、だるさ |
吐き気、乳房の張り、だるさ |
生理の有無 | 体温が下がると開始 | 生理がこない |
基礎体温を記録しておくと、月経周期のパターンを把握しやすくなります。
カレンダー機能やアプリなどを使用して、記録する習慣をつけるとよいでしょう。
生理前のほてりの対処法
生理前の高温期に感じるほてりは、以下の方法で対処しましょう。
・深呼吸やストレッチなどのリラックス法を取り入れる
・十分な睡眠と栄養をとる
・カフェインやアルコールの摂取を控える
・室温調整や通気性の良い服装を選ぶ
不快なほてりが続く場合は、婦人科で相談しPMS対策や漢方・低用量ピルなどの治療を検討するのも一つの方法です。
体温が上がらない・下がるときに考えられること
高温期になっても体温が上がらない、すぐに下がる場合は、以下のような要因が考えられます。
排卵が起きていない可能性
「無排卵月経」の場合、生理は来ていても排卵がないため、体温は2相性になりません。体温が低いままの場合、産婦人科を受診するようにしましょう。
ストレスや生活習慣の影響
睡眠不足やストレスは、ホルモン分泌をつかさどる脳の視床下部に影響し、排卵や体温変化を妨げることがあります。
PMSの症状を和らげるには?セルフケアと治療法
PMSの不調を感じたときは、以下のセルフケアや医療的な対策が有効です。
食事・睡眠・ストレスケア
すぐにできるセルフケアとしては以下があります。
・塩分・カフェイン・アルコールを控える
・ビタミンB6やマグネシウムを摂取する
・規則正しい生活を心がける
産婦人科での相談・薬物療法
PMSの薬物療法には、低用量ピルなどがあります。低用量ピルは排卵を抑えることでホルモンバランスを安定させ、PMS症状を軽減する効果が期待できます。ほかにも、漢方療法などが挙げられます。医師と相談しながら自分に合った対処法を見つけると安心です。
月経前不快気分障害(PMDD)とは?
PMSと似た症状を持ちながら、より精神的な影響が強く現れるのが「月経前不快気分障害(PMDD:Premenstrual Dysphoric Disorder)」です。PMDDは、PMSの精神的症状が強い疾患で、次のような症状が特徴です。
・強いイライラ・怒り
・抑うつ気分や絶望感
・人間関係に支障をきたすほどの感情の起伏
・強い不安感や緊張状態
・集中力の低下、倦怠感
PMDDは日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、PMSと区別して精神科や婦人科での治療が必要になることがあります。治療法としては、低用量ピルや抗うつ薬(SSRI)などの薬物療法、心理カウンセリングなどが用いられます。
「PMSだと思っていたけれど、気持ちの落ち込みが強くてつらい…」という方は、我慢せず精神科・心療内科・婦人科などの専門医に相談してみることが大切です。
体温変化は体からのサイン。気になるときは産婦人科へ
生理前の体温上昇は自然なホルモン変化によるものですが、不調が強いときはPMSのサインかもしれません。基礎体温を参考にしながら、自分のリズムや症状を把握し、不安があるときは我慢せず婦人科で相談しましょう。
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