生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理前に彼氏と別れたくなるのはPMSのせい?カップルが円満でいられる方法とは?
生理前のイライラや不安から「彼氏と別れたくなってしまう」という悩みをお持ちの方もいるでしょう。もしかしたらその悩みの原因は、PMS(月経前症候群)にあるかもしれません。この記事ではPMSの原因や症状を和らげる方法など、パートナーと仲良く過ごすためのポイントをご紹介します。
もくじ
生理前に彼氏と別れたくなる原因はPMS?
生理前になると、些細なことでイライラしたり、普段は気にならないようなことで落ち込んだりと、感情の起伏が激しくなるという方も多いでしょう。なかには生理前になると「彼氏と別れたくなってしまう」という方もいます。この感情の動きには「PMS(月経前症候群)」が大きく関わっているようです。生理前に彼氏と別れたくなる原因について、くわしく説明します。
そもそもPMSとは?
PMS(月経前症候群)とは、生理が始まる前に身体面・精神面に表れる不調のことをいいます。身体面の不調として「頭痛・腹痛・体のだるさ・むくみ・肌荒れ・便秘・胸の張り」などの症状が、精神面の不調として「イライラ・不安・気持ちが落ち込む・集中力の低下」などの症状が挙げられます。
PMSの主な原因のひとつは、女性ホルモン分泌量の急激な変動にあるとされています。ほかにもストレスや環境、生活習慣など、多くの要因によって引き起こされると考えられています。そのためPMSの症状は人それぞれで、身体面の不調、あるいは精神面の不調のどちらか片方だけが表れるケースもあれば、両方の症状が表れるケースもあります。
生理前のPMSの症状によって彼氏と別れたくなる理由は?
生理前は、身体的にも精神的にもさまざまな影響が出ます。普段はそんなこと思いもしないのに、なぜか彼氏と別れたくなってしまうという方もいるのです。ここでは生理前のPMSの症状が出ているときにパートナーと別れたくなる理由を考えてみましょう。
些細なことにイライラ
PMSや生理中の症状は、普段は気にならないようなちょっとしたことが気になってイライラしてしまいがちです。例えば「連絡したのに返信が遅い」「自分のことを気遣う言葉がない」など、いつもならサラッと流せることにも腹が立ち、別れたいという気持ちになってしまうこともあるのです。
体調が悪いのに分かってもらえない
PMSや生理の症状は人によって違いますが、辛い頭痛や腹痛、腰痛などの症状が出る人も多くいます。体の調子が悪いときは彼氏には優しく気遣ってほしいものです。そんなときにデリカシーのない言動をされたり、体調を気遣う素振りが見られなかったりしたら、もう別れたいと思ってしまうのです。
一人でいたくなる
自分でも感情のコントロールがしにくくなるPMSの症状や生理中では、人に会いたくなくなることがあります。例えば恋人と約束していたデートも、楽しみにしていたはずなのに、急に相手に会いたくなくなってドタキャンしてしまった、ということもあるでしょう。
自信がなくなる
気分が落ち込みやすいというのもPMSや生理中の症状の特徴です。普段ならすぐに気持ちを切り替えられるような出来事も引きずり、自分に自信がなくなってしまうこともあります。恋人に対しても劣等感をもち「私はふさわしくない」と別れたくなってしまいます。
相手を束縛してしまう
PMSの症状や生理中の不安感や感情の起伏の激しさから、彼氏のことを束縛してしまうというケースもあります。「もしかして他に好きな人がいるのかも」「浮気しているかも」と考え始めて、負のループに陥りがちです。焦りから連絡をたくさんしてしまったり、いきなり「別れる!」と言ってしまったりすることもあります。
PMSの症状が出ていても彼氏と上手に付き合う方法
生理前や生理中は、自分でも心の動きをコントロールするのが難しいものです。PMSによる感情の変化に振り回されず、彼氏と上手に付き合う方法を探してみましょう。
PMSのことを伝える
PMSの症状や生理中の身体面、精神面への影響について、詳しい知識を持っている男性はそんなに多くはないでしょう。「なんだか生理中は機嫌が悪いなあ」くらいの認識しか持っていない男性も少なくありません。またPMSや生理の症状や生理中の症状は人それぞれ違うため、同性であっても相手のことを完全に理解することは難しいものです。
「この時期はイライラしたり不安になりやすいんだ」「この時期は体調が悪いことが多いかも」など、相手に自分のPMSの症状や生理中の症状について伝えてみましょう。きっとお互いを気遣い合う関係を築くことができるはずです。
過ごしやすい場所でデートする
「彼氏には会いたいけれど、頭や腰が痛くて辛い」というときには、そのことを相手に伝えたうえで、自分の過ごしやすい場所でデートするのがおすすめです。リラックスできるお家デートや、歩き回るのが辛ければ映画館やプラネタリウムもいいでしょう。
無理して相手のペースに合わせない
体調や気分がすぐれないときには、無理して相手に合わせないことも大切です。特に付き合い始めたばかりだと「断ったら嫌われちゃうかな?」と心配して無理してしまうこともあるかもしれません。しかしきちんと理由を伝えれば、彼女のことを大事に思っている人ならそれで機嫌を損ねるようなことはないはずです。
別れを行動に移す前にクールダウン
PMSの症状があるときや、生理中に「別れたい!」と思っても、行動に移す前に一度クールダウンしましょう。一番おすすめなのは「睡眠をとる」ことです。睡眠時間は、脳が心と体のメンテナンスをする時間です。思い悩んでいたのに、一晩寝て起きたら「なんであんなことで悩んでいたんだろう?」とスッキリしていた経験はありませんか?衝動的に別れてしまって後悔しないように、感情をクールダウンさせましょう。
辛いときには距離を置く
PMSや生理の症状で体調や気分がすぐれないときには、少し彼氏と距離を置くというのもひとつの方法です。彼氏にそのことを伝える際には「今会うと嫌な思いをさせてしまいそうだから、少しの間連絡を控えるね」など、相手を思いやる気持ちを一緒に伝えるのが良いでしょう。
PMSの症状を和らげる方法
体にも心にも不調が表れるPMS。毎月辛い思いをされている方も少なくありません。ここではPMSの症状を和らげるポイントと、症状が現れた際にできることについてご紹介します。
症状の記録をつける
まず、PMSの症状がでてきた際にご自身で一番始めにできることは「症状の記録」をつけることです。
症状記録をつけることで、身体の不調や精神的な症状の変化がPMSであることに気づき、認識することができます。
これは、治療の第一ステップなのです。
セルフケアを行って症状を和らげていく前に、まずは症状の記録から始めましょう。
運動習慣をつける
日常に適度な運動習慣を取り入れるのもおすすめの方法です。特にジョギングやウォーキングなど、手軽に始められる有酸素運動はPMSの改善に効果的です。1回20分~1時間、週3回程度の運動で効果があるとされています。
食習慣を整える
PMSの改善に効果的なのが、正しい食習慣を心がけることです。糖質・脂質の多いメニューや神経を興奮させるカフェインやアルコールの摂りすぎは避け、1日3食、栄養バランスのとれた食事を摂るようにしましょう。
適度にストレス発散
ストレスはPMSや生理にも悪影響を与えます。適度に発散してストレスを溜めすぎないようにすることが大切です。ストレス発散の方法は「友達と会って話す」「美味しいものを食べる」「一人で静かに読書する」「旅行に出かける」など、なんでもOKです。自分に合った方法を見つけましょう。
血流を良くする
血流を良くすることも、PMSの改善に役立ちます。入浴の際はシャワーだけで済まさず、湯船にゆっくり浸かることで血の巡りを活発にできます。寝る前のストレッチやマッサージで、体をほぐしてリラックスするのもおすすめです。
医療機関や医療薬を利用する
生理は毎月のことですから、つい我慢したり、辛さに慣れてしまったりする人も多いものです。重い生理痛の症状には女性特有の病気が隠れていることもあるため、辛いときには我慢せず医療機関や医療薬に頼ることも大切です。
PMSの改善に用いられる薬には、漢方薬や低用量ピルなどがあります。低用量ピルは避妊目的だけではなく、PMSや生理痛の緩和にも用いられる薬です。
毎月PMSや生理の症状に悩まされている方は、一度婦人科を受診することをおすすめします。
精神的な症状が強い場合はPMDDの可能性も?
PMS(月経前症候群)の中でも、特に精神的な症状が強く見られる場合にはPMDD(月経前不快気分障害)と診断される場合があります。PMDDの症状には「不安感や緊張感が強くなる」「著しい抑うつ気分」「自己批判的な思考が強まる」「少しのことで感情がコントロールできなくなり怒りが爆発してしまう」などが挙げられます。これらの症状によって、日常生活に支障をきたす場合(通学・通勤が困難、仕事や勉強の質が低下するなど)はPMDDと診断されます。PMDDの原因はPMSと同様に、生理前のホルモンの分泌量の変動とストレス・環境などの外的要因と考えられていますが、明確な原因は解明されていません。
生理前のイライラと上手に付きあおう
生理前に彼氏と別れたくなってしまう原因や、PMSの症状を和らげる方法についてご紹介しました。PMS(月経前症候)やPMDD(月経前不快気分障害)、月経困難症、月経過多などの治療を目的とした低用量ピルの使用も、悩みを解消するひとつの方法です。生理前の体と心と上手く付き合いながら、パートナーと穏やかな時間を過ごしてくださいね。
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低用量ピルを服用することによって、PMSやPMDDの症状をやわらげることが期待できます。
生理による症状でパートナーに当たらずに、穏やかに過ごしたい場合には、これを機に低用量ピルの服用を検討してみるのもよいでしょう。
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