生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理中にイライラ!原因や抑える方法とは?
生理が近づくと、理由もなくイライラしてしまったり、普段なら気にならないことに強く反応してしまったり。
「イライラが止まらない…こんな自分、嫌だな」「どうしてうまくコントロールできないんだろう」と悩んでいませんか?
生理中のイライラは、決して性格や気持ちの弱さが原因ではありません。女性ホルモンの大きな変動や、体の不調が重なることで、心が不安定になりやすい時期なのです。多くの女性が同じような悩みを抱えていますが、周囲に理解されにくく、一人で我慢してしまうケースも少なくありません。
ここでは、生理中にイライラが起こる原因をわかりやすく解説するとともに、PMSや月経困難症との違い、気持ちを和らげるための対処法、医療機関を受診する目安を紹介します。
今のあなたに合った向き合い方を見つけるヒントとして、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
生理中にイライラしてしまう理由とは?
生理中にイライラしやすくなるのは、大きく分けて「心のストレスによるもの」と「ホルモンの変化によるもの」があります。
たとえば、人間関係のもつれや仕事の疲れなど、日常のストレスが重なることで気分が不安定になることもありますし、生理痛や出血の不快感、デリケートゾーンのムレなど、身体的なストレスもイライラの原因になることがあります。
一方で、ホルモンの影響によって、自分ではコントロールできないイライラを感じることもあります。生理周期に合わせて女性ホルモンのバランスは大きく変動し、生理前には急激に減少するため、PMS(月経前症候群)として心の不調が出やすくなります。
PMSの症状は生理が始まると落ち着くことが多いですが、生理の初日あたりまではその影響が残っていることもあるため、気分が不安定になるのは自然な反応ともいえるでしょう。
このイライラはPMS?月経困難症?
生理にともなってつらい症状があらわれる場合、その時期によって原因が異なることがあります。生理前の不調は「PMS(月経前症候群)」、生理中の痛みや体調不良は「月経困難症」と呼ばれることがあります。
生理前から生理中まで、似たような症状がずっと続くという方もいるかもしれませんが、実はそれぞれの状態には違いがあります。その違いについて、わかりやすくご紹介します。
PMS(月経前症候群)の症状と起こる原因
PMSとは、生理が始まる前の数日〜10日ほどの間にあらわれる、心や体の不調を指します。多くの場合、生理が始まるとともに症状が軽くなったり、なくなったりするのが特徴です。
感じ方や現れる症状には個人差がありますが、よく見られるものとしては次のようなものがあります。

PMSのはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、排卵後に分泌される女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の急激な変動が、脳内の神経伝達物質に影響を与えることが関係していると考えられています。
月経困難症の症状と起こる原因
月経困難症は、生理のタイミングに合わせて起こる強い痛みや不調のことを指します。下腹部や腰の痛みのほか、だるさ、疲れやすさ、食欲がわかない、気分がイライラする…など、心身にさまざまな症状があらわれるのが特徴です。
この月経困難症には2つのタイプがあります。
| 機能性月経困難症 | 器質性月経困難症 | |
|---|---|---|
| 原因 | 明らかな病気はない | 子宮や卵巣の病気がある (子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、子宮の形態異常や炎症など) |
| 多い年齢層 | 思春期〜20代前半 | 20〜40代 |
| 痛みが出るタイミング | 生理前後〜生理中 | 生理中だけでなく、生理以外の時期にも起こることがある |
| 症状の特徴 | ・生理のたびに強い痛みが出るが、周期以外は比較的元気 | ・痛みが年々強くなる ・過多月経や不正出血を伴うことが多い |
| 主な治療法 | ・鎮痛薬(NSAIDs) ・低用量ピル(LEP) ・黄体ホルモン剤 ・漢方薬、生活指導 |
・原因となる病気の治療 (ホルモン療法、手術など) |
| 検査の必要性 | 内診、超音波 | 内診、超音波、MRIなどで原因検索が必要 |
症状がつらいときや、日常生活に支障が出ていると感じたら、我慢せず医師に相談しましょう。
生理中のイライラを抑える・和らげるための対策は?
「イライラしたくてしてるわけじゃないのに…」「つい周囲にきつく当たってしまって自己嫌悪…」そんなふうに感じる方も多いのではないでしょうか?
生理中のイライラは、決して珍しいことではありません。ここでは、少しでも気持ちがラクになるための対処法をご紹介します。
生活習慣の見直し
日々の過ごし方を少し意識するだけでも、イライラの感じ方が変わってくることがあります。次のような工夫を取り入れてみてください。
・しっかり寝る
睡眠不足はイライラのもと。体を休める時間をしっかり確保しましょう。
・無理せず休む
疲れているときは頑張りすぎず、ゆっくり過ごす時間も大切。
・軽い運動をする
ウォーキングやストレッチで、気分がスッと軽くなることも。
・食生活の見直し
栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
・カフェイン・アルコールを控えめに
刺激物の摂りすぎは心身に負担をかける可能性があります。
・自分を癒す時間をつくる
お風呂に浸かる、好きな音楽を聴くなど、自分をいたわる時間を大切に。
イライラする要因を書き出す
何が引き金になっているのか、自分の気持ちを振り返ってみましょう。
たとえば、
- ・特定の人の言動
- ・忙しさや疲れ
- ・体調の変化(腹痛・だるさ・眠気など)
などがストレスの原因になっているかもしれません。
原因が分かれば、対処しやすくなります。根本的な解決が難しい場合でも、「あ、今このせいでモヤモヤしてるんだな」と意識するだけで、気持ちの整理がつきやすくなることもあります。
漢方薬の使用
原因が「機能性月経困難症」による場合、漢方薬が体質改善につながることもあります。代表的な処方には次のようなものがあります。
- ・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
- ・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- ・加味逍遙散(かみしょうようさん)
- ・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- ・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- ・当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)
漢方薬は、その人の体質に合わせて処方されます。効果が現れるまでの期間には個人差がありますが、一般的に数週間から数か月の服用で体質改善を目指します。服用を考える場合は、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談してみましょう。
低用量ピルの使用
低用量ピルを服用することで、ホルモンの波を穏やかにし、PMSや生理痛によるイライラの軽減が期待できます。
ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが含まれており、生理のリズムを整える働きがあります。
体への負担を軽減しながら、生理に伴うさまざまな不調に対処できることが特徴です。

イライラは放っておかずに対処しよう
生理中に「なんでこんなにイライラするんだろう」と感じてしまうことは、多くの女性にとって身近な悩みです。感情の波に振り回されて落ち込んだり、思わず涙が出てしまったりするのは、決して珍しいことではありません。
こうした心の不安定さには、日常のストレスや環境といった精神的な要因に加えて、女性ホルモンの変動も大きく関係しています。生理周期にともないホルモンバランスが大きく変動することで、本人の意思とは無関係にイライラや気分の落ち込みが起こることがあるのです。
つらい症状が続く場合は、医師に相談することで、低用量ピルなどのホルモン療法を通じて改善が期待できるケースもあります。「こんなことで受診してもいいのかな…」と悩まずに、まずは自分の心と体のために医療機関を頼ることから始めてみましょう。
受診のめやす
生理のたびにイライラすること自体は珍しくありませんが、次のような状態が続く場合は、一度医師に相談してみるタイミングといえます。
- イライラや気分の落ち込みが強く、仕事や家事、人間関係に支障が出ている
- ・感情のコントロールが難しく、自己嫌悪や落ち込みが長引く
- ・生理前〜生理中になると毎回同じような精神的つらさを繰り返している
- ・以前よりも症状が強くなってきたと感じる
- ・市販薬やセルフケアでは改善しない
これらは「気のせい」や「性格の問題」ではなく、ホルモンの影響による体の反応であることも少なくありません。婦人科では症状に応じて、低用量ピルなどの治療や生活面のアドバイスを受けることができます。一人で抱え込まず、医師に相談してみましょう。
よくある質問
ここでは、よく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。気になるポイントをひとつずつ確認しながら、不安やモヤモヤを解消していきましょう。
生理中にイライラがひどいのはなぜですか?
生理前や生理中にイライラが止まらなくなるのは、あなたの性格のせいではなく、女性ホルモンの急激な変動が脳内の「セロトニン」という幸せホルモンに影響を与えるからです。
特に生理前は、排卵後に増えたホルモンがガクンと減るため、自律神経が乱れやすく、普段なら流せることにも敏感になってしまいます。これは「PMS(月経前症候群)」や、より心の症状が強い「PMDD」という立派な不調のひとつです。自分の意志ではコントロールしにくい「ホルモンの仕業」だと知るだけでも、少し心が軽くなりますよ。
生理中のひどいイライラにはどう対処したらいい?
生理中にイライラを感じたときは、まず「今は心に余裕がなくなりやすい時期なんだ」と自分を責めずに受け止めてあげましょう。感情が揺れるのは、あなたの性格ではなく、ホルモンの影響による自然な反応です。
リラックスできるハーブティーを飲んだり、香りのよい入浴剤でゆっくりお風呂に浸かったりと、五感をゆるめる時間を意識的につくることも効果的です。短い時間でも「自分をいたわる習慣」が、気持ちを落ち着かせてくれます。
それでもイライラが強く、自分では抑えきれないほどつらい場合は、低用量ピルなどの医療の力を借りるのもひとつの選択肢です。「我慢する」よりも、「楽になる方法を選ぶ」ことを大切にしていきましょう。
PMS(月経前症候群)などでつらそうなパートナーへ、周りはどう接すればいい?
身近な女性がPMSでつらそうなとき、「どう接したらいいのだろう」と戸惑うこともあるかもしれません。まず知っておいてほしいのは、いつも通りに過ごせなくなるのは本人の意思ではなく、ホルモンの変化による体調不良だということです。本人自身も理由がはっきりしないまま、つらさを抱えている場合が少なくありません。
そんなときは、無理に何か解決策を探して実行しようとしなくても大丈夫です。「つらいんだね」「無理しなくていいよ」と気持ちに寄り添い、安心して休める環境をつくることが、何よりの支えになることがあります。家事の分担を代わったり、温かい飲み物をそっと差し出したり、「ひとりじゃない」と感じられる空気を大切にしましょう。
また、体調の良いタイミングで「こういうときは、どうしてほしい?」と事前に話し合っておくのもひとつの方法です。そっとしておいてほしいのか、話を聞いてほしいのか、そばにいてほしいのかは人それぞれ。あらかじめ共有しておくことで、お互いに無理のない関わり方がしやすくなります。
まとめ
生理中のイライラは、決してあなたの性格や心の弱さのせいではありません。
ホルモンが大きく変化する中で起こる、自然な反応です。つらいときは自分を責めずに、「今は余裕がなくて当たり前」と受け止め、まずは自分自身をいたわってあげてください。
セルフケアだけでは感情の波がつらい場合には、低用量ピルや漢方薬など、医療の力を借りることも前向きな選択肢のひとつです。医師に相談することで、自分に合った対処法が見つかり、心がふっと軽くなることもあります。
生理に振り回される毎日から少しずつ距離を置き、穏やかな気持ちで過ごせる時間を増やしていきましょう。
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