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妊娠・出産にも影響を及ぼす”ラクトバチルス菌”ってなに?

人は体内にたくさんの菌を持っていますが、その中でも「ラクトバチルス菌」は、女性の体にとって、大切な菌といわれています。では、そのラクトバチルス菌とは「一体何なのか」「女性の体にどう影響しているのか」今からご紹介します。

●ヒトと細菌の関係

ヒトの体内にはさまざまな細菌が生息しており、その数はおよそ1000種類、100兆個以上といわれています。ヒトと共存する常在菌の多くは、病原菌との生存競争に必要不可欠で、ヒトの健康を守る役目をしています。細菌のバランスが崩れ、善玉菌が減ることで悪玉菌が増えると健康に様々な悪影響をあたえます。悪王菌は、疲労や頭痛、不眠、イライラ、肌荒れ、などを起こし、いろんな病気を引き起こす原因になるといわれています。健康のためにも、善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことがとても重要です。

●善玉菌=乳酸菌

代表的な善玉菌としてあげられるのが、乳酸菌です。
乳酸菌は炭水化物や糖を消費して「乳酸」という物質を作ります。乳酸によって理想的な酸性環境が保たれ、悪玉菌や体外から入ってきた病原菌・ウィルスがすみにくい環境にしてくれます。健康な膣・子宮内では、善玉菌である乳酸菌ラクトバチルスが90%以上を占めていて、悪玉菌の増殖を防いでいます。

乳酸菌ラクトバチルスは女性の健康と関わっている

乳酸菌の一種であるラクトバチルス菌は、ヒトの口や腸、腔内でよくみられます。妊娠適齢期の健康的な女性の腔や子宮内にはラクトバチルス菌が豊富に存在しています。2016年には、デンマークの研究者らが、妊娠したグループと妊娠しなかったグループの腔内善玉菌の量を調べ、「妊娠しなかったグループには善玉菌が少ない傾向にある」ことを発見。2019年には、米国で女性2500人を対象とした大規模の調査が行われ、妊娠したグループで様々な種類の善玉菌が見つかりました。

 

①妊娠への影響

スペインのIVI Valenciaクリニックで体外受精を行っている不妊治療患者35人を対象に、子宮内膜のラクトバチルス属菌の割合が90%以上を占める人と、90%に満たない人とで、体外受精の妊娠成功群と妊娠不成功群結果を調査。ラクトバチルス属が豊富な子宮環境の方ほど、妊娠率の高い事例があり、ラクトバチルス菌が女性の妊娠に大きく関わりがあることが報告されています。

②流産への影響

体外受精をした女性の生児獲得率(出産したかどうか)を比べると、ラクトバチルスが90%以上の人の生児獲得率が58.8%に対し、90%未満の人では6.7%という結果が報告されています。

 

③早産への影響

ラクトバチルス菌が、細菌性膣症、酵母感染症、性感染症および尿路感染症の原因となる病原体の繁殖を予防していると考えられています。細菌性膣症の妊婦では、早産のリスクが2.19倍に上がることが報告されています。

 

 

ラクトバチルス菌の数は改善できる…?

「検査結果で、膣内にラクトバチルス菌が少なかった…」とご不安になられた方もいると思います。ラクトバチルス菌が少なかった場合は、改善することができます。今から、改善方法を4つご紹介します!

ラクトバチルス菌は、女性の健康にとって大切な善玉菌です。改善をして、ラクトバチルス菌の数を増やしていきましょう!

他にも、気になる点や不安がある方は、クリニックでの受診をお勧めします。

 

 

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