生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
女性のキャリアと体の悩みは切っても切り離せない。頑張るときと休むときでメリハリをつけて。
SHE株式会社 代表取締役/CEO/CCO 福田恵里さん
= PROFILE =
大阪大学在学中、サンフランシスコ・韓国に留学。学生時代に初心者の女性向けのWebスクールを立ち上げ、約500名以上が受講。卒業後リクルートホールディングスに新卒入社し、ゼクシィやリクナビのアプリのUXデザインを担当。2017年26歳の時に、ミレニアル女性向けのキャリア支援を行うSHE株式会社を設立。主要事業である『SHElikes』は累計受講生7万名以上を突破。2020年に同社代表取締役CEOに就任。プライベートでは2児の母。
Q.「低用量ピルで生理ケアの日」にご賛同いただいたお考え・お気持ちを教えてください
私は、『SHElikes』というミレニアル世代向けのキャリアスクールを運営しています。20〜30代女性を中心にキャリア支援を行っているわけですが、キャリア形成において、健康であることは資本であり、体調管理は重要なことだと考えています。
そのため、私の会社では健康で働くための福利厚生に力を入れています。中でも特徴的なのが、私自身が出産時の体調不良を体感したことがきっかけで生まれた「Hello! Baby プログラム」。出産サポート休暇、出産祝金、ベビーシッター補助など、産みたいから育てるまでのプロセスに伴走する内容になっています。
また、「ケア休」という、病気や体調不良、通院、その看護のために使える休暇もあり、全ての社員の自分らしい生き方や家族の在り方をサポートする制度も整えています。
Q.福田さんご自身はこれまで生理に関して悩んだり、苦労された経験はありますか?
中学生の頃から現在も、生理前はとにかく眠くて仕方がなくて、仕事に集中できなかったりするし、なんといっても生理痛がひどいです。
Q.生理ケアの重要性について意識したきっかけを教えて下さい。また具体的にどのようなケアを行っていますか?
正直なところ、「生理ケア」と呼べるほどのケアはあまりできていないので、このプロジェクトをきっかけに、自分自身の生理ケアを見つめ直しているところです。
生理の時に助けられているのは、吸水ショーツ。5〜6枚ほどは持っていて、生理の2〜3日前から履いて、突然の出血にも耐えられるようにしています。経血量が多い日は、吸水ショーツにタンポンやナプキンを組み合わせることで漏れ知らずです。
あとは、アロマキャンドルをキャンドルウォーマーで焚いて、良い匂いで気分をリフレッシュしています。お気に入りの香りは、Jo Malone London(ジョーマローン ロンドン)のイングリッシュ ペアー&フリージア。Diptyque(ディプティック)にも様々な香りがあるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
Q.生理に関する悩みを持つ女性へのアドバイスはありますか?
私自身、生理痛だけでなく妊娠・出産経験もあり、女性特有の不調を体感してきていますが、女性のキャリアと体の悩みは切っても切り離せないものです。体がしんどい時は、メンタルも不調になるので、“休むことも仕事のうち”と考えて、心と体を癒すことに専念するのも大切です。頑張るときと休むときでメリハリをつけてくださいね。
Q.現在、服用率が上がっている低用量ピルですが、低用量ピルに対してどのような印象をお持ちですか?
低用量ピルの利用者は増え続けている印象ですね。SHEのメンバーの中でも服用している女性は多いですし、女性起業家のあいだでも広がっていて、私の友人も約半数ほどは服用しているように思います。
日常の何気ない会話の中で、生理ケア情報をシェアしあう機会があるのですが、生理痛に悩んでいることを打ち明けたら「低用量ピルを飲んでいないの?」と、服用者からおすすめされることが多々あって、低用量ピルについて詳しくなりました。
Q.今後社会で活躍していく女性に対して、大切にしてほしいことやアドバイスがあれば教えてください
私の人生の転機は、大学時代にサンフランシスコへ留学したことです。そこには、世界や社会を変えようとする起業家やエンジニアがたくさんいたことがきっかけで、帰国してからデザインやプログラミングを学び始めました。受講者の中に女性が私一人だけという環境から、「女性が自分のアイデアを形にできるWebスキルを身につけたら、もっとよい世の中になる」と思ったんです。そこから、「女性のキャリアに関する不安や課題を解決するようなサービスを作りたい」と起業して、女性向けキャリアスクール『SHElikes』を立ち上げました。私自身は、日本で暮らす女性たちの自己肯定感を爆上げして、日本の国力も底上げしたいと考えています。
現代は、プライベートかキャリアかの二択ではなく、“ワーク・ライフ・ミックス”が理想の女性が多いと思いますし、それを様々なアイデアやセンスで実現できると信じています。女性のみなさんには、「自分は何もできない」なんて思わず、「自分だからこそできる」と信じて、健康な心と体で前向きに歩んで行ってほしいです。
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