日常に支障をきたす程の生理痛など、生理期間中の症状に悩まされていませんか?ピルの中でも月経困難症、子宮内膜症の治療に特化したジェミーナをご紹介します。処方が開始されて間もない薬になるので、今まで知らなかった方も、これを機にぜひ理解を深めてみてください。
もくじ
ジェミーナは超低用量ピルの一種
ジェミーナというピルをご存じでしょうか?ジェミーナは超低用量ピルの1つで2018年から処方が開始されたばかりの比較的新しいピルになります。ジェネリック医薬品は無く、先発の薬となります。ジェミーナは第2世代一相性、さらにヤーズフレックスのように連続服用可能なピルとなっています。今まで第2世代一相性という組み合わせのピルは存在しなかったので、新しい組み合わせのピルです。既存の超低用量ピルとの違いや、副作用、効果、飲み方についてはこの後の章で詳しく解説していきます。
ジェミーナとヤーズフレックスの違い
ジェミーナもヤーズフレックスも連続服用ができる超低用量ピルとなっています。今まで連続服用が可能なのはヤーズフレックスのみだったので、選択肢が増えるのは嬉しいですね。連続服用ができるヤーズフレックスとジェミーナの違いについては、下記にまとめています。
特徴 | 黄体ホルモンの種類 | 世代 | |
ジェミーナ | 最大77日間の連続服用が可能 | レボノルゲストレル | 第2世代 |
ヤーズフレックス | 最大120日間の連続服用が可能 | ドロスピレノン | 第4世代 |
連続服用ができる点、また治療目的での処方となるので保険適用ができる点が共通しています。どちらのピルが自分に合っているのか、また治療目的での処方になるので服用はあくまで医師の診断を仰ぎましょう。
□ジェミーナは第2世代の低用量ピル|第2世代とは
ピルには含有されている黄体ホルモンの種類によって、その分類が変わってきます。ジェミーナの場合、黄体ホルモンとしてレボノルゲストレルが含まれているので、第2世代として分類されています。他にはトリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユが該当します。ちなみに、これらはいずれも低用量ピルになります。
□ジェミーナは一相性の超低用量ピル|一相性とは
1シートの錠剤の中でホルモンの含まれる量が変動する場合、その種類の数に応じて相性が変わってきます。ジェミーナは1シート中に含まれる錠剤のホルモン量が一定のため、一相性となります。
ジェミーナに期待できる2つの効果
ジェミーナに期待できる「月経困難症治療の効果」「生理周期が選べる」ことの2点について説明していきます。
効果①:月経困難症治療に効果がある
ピルには、自由診療で全額自己負担になるOCと、病気の治療を目的とするため保険適用になるLEPの2種類があり、ジェミーナはLEPに分類されます。
ジェミーナは排卵や子宮内膜が肥厚していくのを抑える働きがあるため、月経困難症や子宮内膜症の治療に効果的とされています。
同じ効果を持つ超低用量ピルには、ルナベル、フリウェル、ヤーズ、ヤーズフレックスがあります。ルナベルとフリウェルは第1世代、ヤーズとヤーズフレックスは第4世代になるので、それぞれの特徴や副作用は異なるため、事前に把握しておくと良いでしょう。
効果②:生理周期が選べる
ジェミーナは飲み方を変えることで生理周期を28日、もしくは84日にコントロールすることができます。通常のピルであれば28日周期の中で生理が発生しますが、84日周期であれば3ヶ月に1回の生理で済むので、仕事で忙しい方や生理の回数を減らしたい方にとっては魅力的です。
効果補足:不正出血のリスクが少ないって本当?
一般的に、第2世代のピルは不正出血が少ないことが特徴とされています。第1世代であるルナベル配合錠ULDは服用者の約80%が不正出血がある可能性があるのに対し、ジェミーナは約72%といわれているため、低いといえるでしょう。しかしヤーズ、ヤーズフレックスと比較すると発現率は高く、ヤーズフレックスの場合は約24%と添付文書に記載があります。
ジェミーナのメリット・デメリット
メリットである「比較的不正出血のリスクが少ない」こと、またデメリットである「避妊のみを目的とした服用はできない」ことの2点について詳しく解説していきます。
ジェミーナのメリット:連続服用が可能
前述の通り、ジェミーナは最大77日間の連続服用ができるピルとなります。いままで連続服用ができるピルはヤーズフレックスのみだったため、選択肢が増えるのは嬉しいですね。
含まれている黄体ホルモンがそれぞれ異なるので、目的に応じてどのピルが良いのか医師に相談してみましょう。
ジェミーナのデメリット:避妊のみを目的とした処方はできない
他の超低用量ピル同様に、月経困難症や子宮内膜症の治療目的で処方される薬のため、継続的な避妊を目的とした処方はされないのが特徴です。
海外では一部避妊目的で使用されている超低用量ピルもありますが、低用量ピルの避妊効果と比べて、避妊率は落ちるといわれています。避妊効果だけを求める場合は、経口避妊薬として販売されている低用量ピルの検討をするのが良いかもしれません。
また、ピルの服用では、性感染症を防ぐことはできません。妊娠を望まない性行為の時には、必ずコンドームを正しく使用し、性感染症から自身とパートナーを守りましょう。
ジェミーナの値段と保険適用
ピルを継続服用しようと思うと気になるのが、値段ですよね。ジェミーナは保険適用になるピルなのでその条件や値段について解説していきます。
ジェミーナを全額実費負担で購入した場合、6,500円~10,000円が相場です。プラスで診療代や検査代もかかってくるので10,000円は超えることが予想されます。
一方で月経困難症や子宮内膜症の治療を目的とした処方になると保険適用になるため、自己負担金額が3割であれば2,000~3,000円となります。保険適用の場合、医師による診療や必要に応じて血液検査などが必要になるので、定期的な通院が前提となります。
ジェミーナの2種類の服用方法
ジェミーナは1サイクルの日数によって飲み方に違いがあります。薬も21錠と28錠の2種類があるため、飲み方に合わせてそれぞれ下記で詳しく説明していきます。
ジェミーナで1ヶ月に1回の生理(28日間タイプ)
1サイクルを28日とする場合、1シートに21錠入っているシートを服用していきます。毎日同じ時間に1錠服用し、21錠連続で服用し終わったら7日間休薬期間を取ります。この期間に生理が来るようになります。7日間の休薬期間が終了したら、新しいシートで1錠目から服用を再開します。休薬期間中に服用する習慣が途切れてしまうので、服用再開タイミングを忘れないように管理しましょう。
ジェミーナで3ヶ月に1回の生理(84日間タイプ)
1サイクルを84日とする場合、1シートに28錠入っているシートを連続で2シート、その後21錠入っているシートを1シート服用していきます。21錠のシートを飲み終わったら7日間の休薬期間を設けます。この期間に生理が来ます。8日目からは28錠のシートで服用を再開し、同じように繰り返してください。こちらのパターンで服用する際は3シート連続で服用するので、いつから休薬期間なのかカレンダーなどで管理するようにしておきましょう。
ジェミーナを飲み忘れてしまった場合
飲み忘れに気がついた際は、気が付いた時点で1錠飲み、その後いつも通りの時間にその日の分のピルを1錠服用してください。2日以上飲み忘れた場合も同様の飲み方となりますが、1日に2錠を超えて飲むことはないので注意しましょう。いずれの場合も、翌日からは通常通りに服用を継続しましょう。
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まとめ
ジェミーナの特徴や副作用について、少しでも理解は深まりましたでしょうか?
どんなピルを服用するか、自身で判断する必要はないので、どんな特徴や副作用があるのか把握した上で、医師の判断を仰ぐのが良いでしょう。月経困難症やPMSを緩和し、毎月のサイクルを過ごしやすくするためにも、ピルを選択肢の一つとして検討してみてください。