薬を飲まずに生理を遅らせることは可能なのか?疑問にお答え|メデリピル
旅行やデート、大事な用事がある日などは「どうしても生理が来てほしくない」と思いますよね…。こちらの記事では生理を早めたり遅らせたりすることは可能なのか?またどんなことができるのか、気になる疑問にお答えしていきます。
目次
■薬を飲まずに生理を遅らせることは可能か?
結論から言ってしまうと、残念ながら薬を飲まずに生理を遅らせる方法はありません…!
子宮内避妊器具のミレーナを挿入すると、黄体ホルモンが少しずつ子宮内膜に放出されるため、生理が止まったり、経血量が減少したりすることはあります。ただし、婦人科を受診して子宮の中に器具を挿入する必要があるため、一時的に生理日をずらしたいという方には不向きです。
ミレーナは1度挿入すると5年間は有効なため、出産後にずっと避妊をしたい方や、生理痛や過多月経で生理が重くて辛い方に提案されることが多いです。
■薬なら生理を遅らせることが可能な場合がある
一時的な生理日の移動の場合、中用量ピルを服用することで生理日を遅らせたり、早めることができます。ただし避けたい日に対して計画的にピルを服用することが必要なので、避けたい日が決まったら早めに婦人科を受診しておくと良いでしょう。
■生理を遅らせることの出来る中用量ピル
中用量ピルは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類のホルモンが配合されているお薬です。低用量ピルと同様のホルモンが配合されていますが、中用量ピルの方がエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く配合されています。生理日の移動、不正出血や無月経の治療、月経困難症改善の効果があります。
ホルモン量が多いことから、低用量ピルと比べて、吐き気や頭痛などの副作用が出やすいといわれています。
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生理を遅らせることの出来る中用量ピル
プラノバールは月経移動に特化した中用量ピルとして知られています。
ヤッペ法という緊急避妊法や月経困難症・子宮内膜症の治療目的で処方される場合もあります。
緊急避妊に関しては、ヤッぺ法で服用したとしても妊娠阻止率は72時間以内の内服で57%、また吐き気や頭痛などの副作用のリスクも高いため、緊急避妊目的であれば正式認可のレボノルゲストレルを処方するクリニックが主流です。
月経移動を目的とした中用量ピルの処方の場合、保険適用外となるため自費診療となります。月経困難症や子宮内膜症などの治療目的の処方であれば保険適用となります。月経移動が目的の場合、処方される錠数によって金額も変動していきます。また副作用が心配な場合は、吐き気止めや痛み止めを処方してもらえばいざという時に安心です。
■生理を遅らせることの出来る中用量ピルの副作用
中用量ピルは、低用量ピルに比べると含有されているホルモン量が多くなっています。そのため個人差はありますが、副作用が現れることも多いため、服用時には事前に把握をしてから飲み始めることが大切です。
主にみられる副作用としては以下が挙げられます。
・吐き気
・倦怠感
・頭痛
・乳房の張り
・不正出血
上記は軽度な副作用になりますが、ピルの重大な副作用として血栓症があります。血栓症とは血液中に血の塊ができてしまい、血管をふさぐ事で臓器が正常に機能しなくなる病気です。発生リスクはかなり低いものの、ピルを服用していない人に比べると若干リスクが上るといわれています。
服用中に胸の痛みや激しい頭痛があった場合は、すぐに服用を中止して循環器内科を受診しましょう。
■生理を遅らせることの出来る中用量ピルを服用できない人
一定の条件に該当する方は、血栓症の発症リスクが上ってしまうため、ピルの服用ができない可能性があります。
以下の項目に当てはまるものがないか事前にチェックしておきましょう。
・家族や自身が血栓症にかかったことがある
・重度の高血圧、糖尿病などの持病がある
・目がチカチカするなどの前兆を伴う片頭痛がある
・45歳以上である
・肥満(BMI30以上)
また普段から煙草を吸っている方も要注意です。
煙草は血栓症のリスクが高まるため、ピル服用中は禁煙するか本数を減らすように意識してみてください。
あくまで処方は担当医師の判断によるものです。既往歴があり心配な場合は、主治医へピルを服用しても問題ないかどうか確認しておきましょう。
■生理を遅らせることの出来る中用量ピルの処方の流れ
ピルを処方してもらうには、産婦人科での診療が必要です。その方の生理周期、生理を避けたい日などによって服用開始タイミングや服用期間が変わります。
問診を通して、ピルを処方できない項目に該当していないかを確認します。問診時に最近の生理日や周期などを確認されるので、直近の生理日が分かるものを持参するのがおすすめです。
■生理を遅らせる中用量ピルならオンライン処方可能なメデリピルで
メデリピルでは低用量ピルの他に、中用量ピルの取り扱いも行っています。メデリピルはオンラインで診療から処方、薬の発送までを一貫して行うオンラインピル処方サービスです。中用量ピルは処方される錠数によって金額が変動し、最適な錠数を処方してもらうことができます。ピルの初月無料の対象外になるので、診療代は1,650円(税込)が発生します。一般的に、産婦人科の初診料は3,000円前後なので、コストを抑えて処方が受けられるのではないでしょうか。ピルはポストで受け取り、さらにピルと分からないように配送されるのでプライバシーも安心です。
診療予約はLINEからで1分ほどで取ることができます。事前の問診もLINE上で回答できるので、トータル5分ほどで完了します。診療に関しては医師とのビデオ診療、もしくは音声電話での診療も可能です。
またメデリピルでは低用量ピルを初月ピル代無料で処方してもらうことができます。もし低用量ピルも服用希望であれば、同時に低用量ピルの処方を受けられます。また副作用が心配な場合は吐き気止めや痛み止めの処方もできます。
生理を遅らせることの出来る中用量ピルに関しての詳しい説明はこちら
中用量ピルについてや、生理日を移動したい時のピルの飲み方について、詳しく解説している記事があります。下記よりチェックしてみてください。
今月の生理日を移動したい! 中用量ピルの飲み方
https://mederi.jp/learn/learn18/
■まとめ
大切な予定は生理のことは気にせず思いっきり楽しみたいですよね!「薬は飲みたくない…」と思っても医師の指導のもとで正しく服用すればピルは決して害のあるものではありません。低用量ピルを継続服用した場合、数日であれば生理日の調整もできるので、このタイミングで低用量ピルから服用を初めて見るのも良いかもしれません。
適切に生理日をコントロールして、生理を理由に予定変更することなく過ごしてみませんか?