低用量ピルは太るの?理由は?太らない対策

「ピルが気になるけれど、太るのが不安」という方も多いのではないでしょうか。ピル自体に太る作用がないことは立証されていて、別の要因が体重増加を引き起こしているとされています。この記事では、ピルを飲んでも太らないことや、ピルを飲むと太ると言われている理由、太らないための対策についてご紹介します。
目次
■低用量ピルはどんな薬?
低用量ピルは経口避妊薬とも呼ばれています。黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンの成分を合わせてできた錠剤です。服用によりホルモンバランスが整うことで、多くの副効用を併せ持つ女性の生活改善薬で、世界中では一億人以上の女性が使用しています。
①病気の治療目的
低用量ピルは、重い月経痛や月経不順、PMS(月経前症候群)やホルモンバランスの乱れによる肌荒れといった症状にも効果があります。また、低用量ピルは子宮内膜を薄くし、排卵を抑制する作用があることから、子宮内膜症、子宮体癌、卵巣癌、卵巣嚢胞などの疾病リスクの低減が期待できるといわれています。
②避妊目的
低用量ピルは、視床下部、下垂体、卵巣内分泌系に作用し、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の分泌を減少させて、卵胞の発育と排卵を抑制します。また、プロゲステロンの働きで、子宮頸管粘液の粘液性を変化させ、精子が子宮内に入りにくくします。加えて、子宮内膜を薄くし、受精しても着床しにくい環境にします。以上の理由により、低用量ピルを正しく毎日服用していれば99.7%の避妊効果があります。※一般的なデータであり、効果を保証するものではありません
③生理周期のコントロールの目的
低用量ピルは1シート28日周期で構成されており、休薬/偽薬期間に生理がきます。低用量ピルの服用を続けることで生理周期が安定し、休薬/偽薬期間に出血が起こる仕組みになっているので、いつ生理が来るかわからないという状況から解放されます。生理周期が安定することで、次回の生理日も明確になるため、旅行やデートなどの予定をたてやすくなることも大きなメリットです!
■ピルを飲むと太るって本当?
ピルに関して「飲み始めたら太った」「やめたら痩せた」という声を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
過去に使われていたホルモン量の多いピルは、副作用により太ると言われていましたが、現在はホルモン量が少ない低用量ピルが主流となっています。また英国の「コクラン・レビュー」によると低用量ピルと体重増加との因果関係は立証されていません。つまり、ピルの服用だけが原因で太ることはないと言えます。
報告されている副作用 | 報告されている発症頻度(%) |
浮腫(むくみ) | 1.0~3.2 |
体重増加 | 0.8~2.2 |
ニキビ | 0.1~2.9 |
下腹部痛 | 0.1~6.9 |
乳房緊満感 | 0.1~20.0 |
乳房痛 | 1.0~12.3 |
乳房増大 | 0.2~1.4 |
悪心・嘔吐 | 1.2~29.2 |
下痢 | 0.6~4.0 |
食欲不振 | 0.1~1.9 |
腹痛 | 0.1~1.5 |
頭痛・偏頭痛 | 3.4~15.7 |
けん怠感 | 0.7~1.7 |
眠気 | 0.3~1.2 |
イライラ感 | 0.2~1.8 |
性欲減退 | 0.2~1.3 |
参照:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版) 日本産科婦人科学会編
■低用量ピルを飲むと太ると言われるのは何故?
前述のとおり、低用量ピルと体重増加との因果関係は立証されていません。それにもかかわらず低用量ピルを飲むと太ると言われるのには、下記の理由が挙げられます。
○食欲亢進による食べすぎ
低用量ピルの服薬を始めることで食欲亢進の傾向が見られる場合があります。低用量ピルに含まれる黄体ホルモンの1つ「レボノルゲストレル」が男性ホルモン活性を高めて、食欲を増進する作用があるとされています。この作用によって必要以上に食事を摂ってしまい、体重増加することがあるのです。しかし、服用開始から1~2ヶ月程度すれば食欲亢進はほとんど落ち着いてきます。服用を始めたてのときは食欲が増しても食べ過ぎないように注意しましょう。
○保水作用によるむくみ
低用量ピルを服用した人は、むくみの副作用が約0.1%から5%未満の割合で生じます。低用量ピルに配合されている黄体ホルモンには体内に水分をためる作用があり、むくみの症状が起きるという仕組みです。副作用は一時的なものですが、全身がむくんでいる状態では太ったように感じるかと思われます。副作用によってむくみが生じている場合、低用量ピルを1ヶ月から3ヶ月ほど服用することで副作用は治まってくるケースが一般的です。
■低用量ピルを飲んでも太らないための対策10コ!
食欲増進やむくみなど、低用量ピルの服用による体重増加は一時的であって、1~2ヶ月程度服用を続ければ次第に見られにくくなります。低用量ピルの服用を始めてからどうしても太りたくない方は、以下の方法を試してみましょう。
①よく噛んで食べる
私たちの体は食事を始めてから、満腹を感じるまでに20分以上かかると言われています。よく噛まずに食べると満腹感を感じる前にたくさんの量を食べて食べ過ぎになりがちです。よく噛んで食べれば、少量の食事で満足感を得られるうえ、内臓脂肪の分解も促進できます。また、脳の活性化や、唾液の分泌量の増加で消化を助けるなどうれしい効果もあるので、よく噛んでゆっくり食べましょう。
②1回の食事量を減らして食事回数を増やす
全体の食事量は変えずに複数回に分けて食事をとることで、体脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できます。食事の回数を増やすことでインスリンというホルモンの分泌量を抑えられ、体脂肪の蓄積を抑制できるのです。食事の回数を増やすときは、1日の摂取カロリーを計算し、1日6食を目安にメニューを組むようにしましょう。
③摂取カロリーに注意する
摂取カロリーを計算して、適切な食事量を摂取します。摂取カロリーを計算するためには基礎代謝量や消費カロリーの計算が必要なので、必要事項を入力するだけで算出できるWebサイトを利用すると良いでしょう。なお、摂取カロリーは1日に必要な最低限のカロリー量である基礎代謝量より下回らないようにしてください。
④おやつは糖質の少ないものを選ぶ
お腹が空くとどうしてもチョコレートやクッキー、アイスクリームなど甘いものを食べたくなる方も多いでしょう。そうした時には、高カカオチョコレートやおからクッキー、低糖質アイスクリームなどがおすすめです。いちごやグレープフルーツなど低糖質の果物をおやつにすれば、罪悪感なく小腹を満たせます。
⑤野菜から食べるようにする
例えば、とんかつ定食を食べるとします。この場合、野菜→とんかつ・汁物→ごはん、という順番で食べましょう。野菜を最初に食べることで野菜に多く含まれている食物繊維が糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を防いでくれるのです。食物繊維が豊富でGI値の低い食品から1品ずつゆっくり食べることで、血糖値の上昇を防ぐことはもちろん、少ない糖質量で満足感を得られます。食欲が増加してしまったとしても、食べ方を少し工夫するだけで食べ過ぎは予防できます。できそうなものから挑戦してみましょう。
⑥適度に体を動かす
血行を良くするためにも、適度に体を動かしましょう。ウォーキングやランニング以外にも、階段を使ったり、広い歩幅で歩いたりするだけでも運動になります。全身を引き締めながらむくみを解消したい方にはつま先立ちスクワットがおすすめです。運動と並行して全身ストレッチも行うとむくみ解消効果がより期待できます。むくみがひどい場合は、運動やストレッチのあとにリンパマッサージをしてみましょう。
⑦塩分とアルコールを控える
私たちの体は、体内の塩分濃度を一定に保つ機能があるため、塩分を摂りすぎると体の塩分濃度を薄めようとして体内に水分を溜め込んでしまいます。むくみが気になる方はスナック菓子やファストフードは控えて、塩分の摂取量を意識してみましょう。また、血中のアルコール濃度が高まると血管が拡張し、静脈やリンパによる水分の処理が追いつかずむくみやすくなります。お酒は飲まないようにするか、ほどほどにするようにしましょう。
⑧カリウムを含む食べ物を食べる
先ほども触れましたが、むくみの原因の1つはナトリウムが含まれる塩分の摂りすぎです。そこでおすすめしたいのが、体内の余分なナトリウムや水分を体の外に出す働きがあるカリウムを積極的に摂取することです。カリウムを多く含む食品として、さつまいもや大豆、ピスタチオ、切り干し大根、バナナ、エリンギ、ひじきなどが挙げられます。塩分を控えめにしながら、カリウムを多く含む食品を意識して摂ることが大切です。
⑨体を温める
季節問わず、むくみを防ぐためには体を冷やさないようにする必要があります。体が冷えることで血流が悪くなりむくみにつながるためです。エアコンが効いているオフィスではカーディガンやストール、ひざ掛けを使いましょう。首や手首、足首を冷やさないようにするだけでも冷え対策になります。飲み物は白湯や生姜湯などを、時間をかけてゆっくり飲みます。そのほか、40度くらいのお湯に10~15分くらい半身浴するのも効果的です。一方、白砂糖は体を冷やす作用があるので控えるようにしましょう。体の内側と外側から冷え対策をすることがポイントです。
⑩着圧ストッキングを履く
むくみの主な原因は、静脈を流れる血液が心臓へ戻り切れないことです。静脈は広がりやすく、血液の流れがゆるやかになる傾向があります。着圧ストッキングは、ふくらはぎの筋肉を収縮しやすくして、静脈を拡張させにくくする働きがあります。ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれ、筋肉が収縮することで静脈の血液を押し上げる役割があるのです。着圧ストッキングで締め付けることで、ふくらはぎの収縮もサポートします。ただし、使用方法を間違えると十分な効果を得られないので、使用方法や注意点をよく読んでから正しく使用してください。
複数の方法を試してもむくみが改善されず、日常生活に支障をきたす場合は下肢静脈瘤や血栓症、皮膚の潰瘍などの疾患に発展することもあるので「むくみ外来」などを受診しましょう。
■自分に合う低用量ピルを見つける
1~2ヶ月以上ピルの服用を続けても食欲亢進やむくみがおさまらない場合や症状が強い場合は、服用しているピルとの相性が良くない可能性も考えられます。低用量ピルには多くの種類があるので、自分に合ったものを服用することが大切です。自分に合ったピルを選ぶためにも、産婦人科医に相談してみましょう。
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