メデリピル

ピル(低用量ピル)の種類|それぞれに期待できる効果・副作用

ピルは「経口避妊薬」とも呼ばれるため、避妊を目的としたイメージが強いですが副効果として肌荒れの改善や月経トラブルの改善などが期待できることはご存じでしょうか。もちろん医薬品であるため副作用の症状も懸念されますが、正しく服用すれば避妊効果のほかにも多くの効果を得られます。

この記事では、ピルを検討している方に向けて、ピルの種類や得られる効果、どのような人におすすめかなどの役立つ情報をわかりやすくご紹介します。

 

■ピルの種類

ピルとは、経口避妊薬とも呼ばれ「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つの女性ホルモンが主成分となって避妊をサポートする薬のことを指します。このうち、卵胞ホルモン含有量の違いによって以下の5種類に分類されます。そのときの服用者の状況によって、ピルの種類を使い分ける必要があるためどのような違いがあるのか、薬品の名前と併せて把握しておきましょう。

 

分類 卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量 主な薬品 期待できる効果
低用量ピル 50μg未満 ラベルフィーユ、ファボワール、マーベロン、アンジュなど 避妊
超低用量ピル 30μg未満 ルナベルULD、ヤーズ、ヤーズフレックスなど 月経困難症
子宮内膜症の治療
中用量ピル 50μg以上 プラノバール 月経移動、不正出血や無月経の治療、月経困難症の改善
ミニピル 0 セラゼッタ 避妊
月経痛の改善
アフターピル 1500μg レボノルゲストレル 緊急避妊

 

「低用量」「中用量」があることから、高用量ピルの存在を考える方もいるかもしれません。実は低用量ピルが認可される20年ほど前は高用量ピルが処方されていました。しかし、効果に対して副作用リスクの方が大きかったため、現在は処方されていません。ピルは卵胞ホルモンの含有量が多くなればなるほど副作用のリスクが高くなる傾向にあるのです。上記表内にあるヤーズやルナベルULDといった超低用量ピルは副作用が少ないため、副作用が怖くてピルに抵抗がある方でも始めやすいでしょう。

 

低用量ピル

低用量ピルは、2種類の女性ホルモンによる作用で排卵や子宮内膜の増殖を抑える薬です。避妊効果は99%以上と言われており、医師の処方のもと正しく服用すればコンドームや緊急避妊薬よりも高い効果が期待できます。

効果は避妊だけでなく、重い月経痛や月経不順、PMS(月経前症候群)や女性ホルモンバランスの乱れによる肌荒れといった症状にも効果があります。また、月経周期を調整できるというメリットもあるため、大事な予定や旅行のスケジュールと月経のタイミングをずらすことも可能です。

ただし、服用して得られるメリットが大きいことは事実であるものの、副作用のリスクがあることも忘れてはいけません。ピルには「血栓症」とよばれる血管に血の塊ができて詰まってしまう病気のリスクがわずかながら上がります。そのため、家族に血栓症の既往がある人や喫煙、肥満のある人は特に注意する必要があります。

一方で、前述のとおりこれらの副作用は卵胞ホルモンの含有量が多いほど発生率が高くなります。その結果として、十分に効果を得られつつ副作用が少ない低用量・超低用量ピルが世界各国で最も処方されており、特に継続的に服用するタイプのピルは超低用量が主流となっています。

 

超低用量ピル

日本で「ピル」というと、避妊目的で使用される薬というイメージが強いかもしれません。いわゆるOC(低用量経口避妊薬)に該当するピルは基本的に自費での処方となりますが、低用量ピルよりもさらに卵胞ホルモンの含有量が少なく、月経困難症や子宮内膜症などの改善を目的に処方されるピルもあります。

そのようなピルを超低用量ピルと言います。超低用量ピルは、病気の改善を目的としているため基本的に保険内治療で処方してもらえます。人体から自然に分泌されるホルモンよりも低用量で調整することで子宮内膜の増殖を防ぎ、出血量や痛みを軽減します。

超低用量ピルも副作用として、血栓症のほか、不正出血やむくみ、吐き気、頭痛などの症状が見られることがあります。しかし、これらの副作用は服用を継続するうちに徐々に落ち着くことが多く、数日から3ヶ月程度で副作用が気にならなくなったという人がほとんどです。

また、低用量ピルよりも卵胞ホルモンの含有量が少ないという理由から副作用が軽いケースも多いため、低用量ピルが合わなかった方にもおすすめです。

 

中用量ピル

中用量ピルは低用量・超低用量ピルよりも卵胞ホルモンの含有が多いピルです。

卵胞ホルモンが多いことで月経周期をコントロールしやすくなるため、月経日の移動を目的としている人に対して処方されることが一般的です。月経日を早めたい場合は、前月の月経開始日から5日以内に服用開始し、希望する月経開始日の2日前まで、毎日同じ時間に1錠ずつ服用してください。服用停止から2〜5日後に月経が始まります。

逆に、月経日を遅らせる場合は月経予定日の5〜7日前から服用を開始、希望する生理開始日の2日前まで毎日同じ時間に1錠ずつ服用し続けます。服用停止から2〜5日後に月経が始まります。

副作用に関しては卵胞ホルモンの影響でより強く副作用が出やすい人が多い傾向にあるようです。

 

ミニピル

これまでのピルは卵胞ホルモンの含有量によって種類が決められていましたが、ミニピルは卵胞ホルモンが一切含まれていないピルになります。不正出血が起こる可能性がやや高いものの、これまでご紹介した血栓症をはじめとした副作用の心配がほとんどない点が大きなメリットとなります。

卵胞ホルモン含有のピル服用を避けたい人として、肥満傾向の方や喫煙者の方などが挙げられます。このように血栓症リスクの高さからピルの服用が難しい方でも、ミニピルであれば医師の指導による処方で服用可能です。

卵胞ホルモンが全く入っていないとはいえ避妊効果が劣るわけではなく、ミニピルにおいても正しく服用した場合の避妊効果は99%以上とされています。ただし、休薬期間が設けられている他のピルとは異なり、服用する期間中は毎日飲み続けなければ効果が出ない点と、肌荒れ改善の目的での効果が比較的弱いという点は留意しておかなければなりません。

なお、日本ではミニピル製品が認可されていないため、海外から取り寄せる必要があります。ミニピルを処方している医院は限られており、処方してもらえるまでのハードルが高い傾向にあります。まずは信頼できる医院を探し、処方してもらえるかどうかを問い合わせたほうが良いでしょう。

 

アフターピル

アフターピルは「緊急避妊薬」とも呼ばれ、妊娠の可能性がある性行為後72時間以内に服用することで避妊効果を得られるピルのことを指します。妊娠の可能性がある性行為後、服用するまでの期間が短ければ短いほど効果が高くなるため、アフターピルを希望する方はできるだけ早く処方を依頼しましょう。

他のピルと比べて大きく異なる点は服用が1回で済むという点です。とはいえ、あくまで緊急的な避妊措置として処方されるものであって、避妊効果が続くわけではありません。継続的な服用は身体に大きな負担がかかるため、一時的かつ最終手段として考えましょう。

 

■低用量ピルの種類

緊急避妊が目的ではなく継続的にピルを服用する場合、低用量ピルが現在の日本では主流です。低用量ピルは、卵胞ホルモンとともに含まれる黄体ホルモンの種類によって、第一世代から第四世代までの4種類に大別されています。各世代で期待できる効果が異なるため、目的によって服用するべき種類が異なります。

 

世代 黄体ホルモンの種類 主な薬品 期待できる効果
第一世代 ノルエチステロン シンフェーズ、フリウェル、ルナベル 月経困難症
肌荒れの改善
第二世代 レボノルゲストレル トリキュラー、ラベルフィーユ、ジェミーナ 月経周期調整
第三世代 デソゲストレル マーベロン、ファボワール 男性ホルモン抑制
ニキビの改善
多毛症の改善
第四世代 ドロスピレノン ヤーズ、ヤーズフレックス 月経困難症
子宮内膜症の改善

 

月経周期に合わせた1シート分のうち、含有されるホルモン量が異なる種類もあります。これを「相性(そうせい)」と言い、1シート中の女性ホルモン量がすべて一定のものを「1相性」、3段階で徐々に女性ホルモン量を調節する構成になっているものを「3相性」と呼びます。

 

相性 メリット デメリット
1相性 飲み方がわかりやすい、月経周期の調整がいしやすい 人によっては不正出血が気になる可能性がある
3相性 不正出血の副作用が起きにくい 錠剤ごとのホルモン量が異なるるため、順番を間違えて飲むと避妊効果が落ちたり不正出血がおこりやすくなる

 

第一世代

第一世代は一番初めに製造・承認された低用量ピルで「ノルエチステロン」という黄体ホルモンが使われています。子宮内膜の増殖抑制や出血量の減少のほか、肌荒れやニキビの改善など幅広い効果が期待できます。一方で、他の世代と比較して不正出血などの副作用が起こりやすい傾向にあります。

第一世代の主な低用量ピル一覧

薬品 相性 効果効能
シンフェーズT28錠
3相性 避妊
フリウェルLD
1相性 月経困難症
ルナベルLD
1相性 月経困難症

画像出典:くすりのしおり

 

第二世代

第二世代の低用量ピルはすべて3相性に分類され、1シートにホルモン量が異なる3種類の錠剤が入っています。3相性にすることで、ホルモン量の調整をより自然に近い状態に保てるため、不正出血が起こりにくく生理周期を安定させる効果が期待できます。不正出血などの副作用が心配な方も安心して服用できるでしょう。

第二世代の主な低用量ピル一覧

薬品 相性 効果効能
トリキュラー
3相性 避妊
ラベルフィーユ
3相性 避妊
ジェミーナ
1相性 月経困難症

画像出典:くすりのしおり

 

第三世代

第三世代では、ホルモンの配合バランスによって副作用が起きにくいように調整されているのが特徴で、すべての商品が1相性で構成されています。使用されている「デソゲストレル」は、男性ホルモンの抑制に特に効果があるとされている黄体ホルモンです。このホルモンによる効果から、第三世代は避妊だけでなく、多毛症や大人ニキビの治療にも用いられます。一方で、他の世代と比較して血栓症へのリスクがやや高いという研究結果もあります。

第三世代の主な低用量ピル一覧

薬品 相性 効果効能
マーベロン
1相性 避妊
ファボワール
1相性 避妊

画像出典:くすりのしおり

 

第四世代

最も新しく開発されたピルであり、「ドロスピレノン」という黄体ホルモンを配合しています。これまでの世代とは異なって男性ホルモンをベースとしておらず、利尿ホルモンが成分として主配合されていることからむくみの改善が期待できます。

この世代のピルは超低用量ピルに分類されるため、これまでの世代と比較して配合されているホルモン量が少ない点が特徴です。副作用が起こりづらいことはメリットですが、避妊を主目的として用いられることはなく、月経困難症や子宮内膜症の治療に対して処方されます。そのため、すべての種類が保険適用となっています。

第四世代の主な低用量ピル一覧

薬品 相性 効果効能
ヤーズ
1相性 避妊
ヤーズフレックス
1相性 避妊

画像出典:くすりのしおり

■低用量ピルの種類は途中で変えられるのか

低用量ピルの種類は途中で変更できます。これまで紹介したピルに対する効果と副作用は、あくまで一般的にみられる効果・副作用として発表されているもので、どのピルが自分に合うのかは服用してみないとわかりません。そのため、もしも長期的に服用していて不調を感じる場合は、ピルの種類を変えたい旨を医師に相談しましょう。

ピルは飲み始めに副作用が強く出やすく、服用を続けていくうちに落ち着くことも少なくありません。そのため、飲み始めて副作用が出たからといって服薬をすぐに中止するのではなく、ある程度副作用の症状が落ち着くまで様子を見ることが必要です。

■ピルの種類は服用の目的と継続のしやすさで選ぶ

日本は欧米諸国と比較するとピルの普及率が低く、「避妊効果を求めて飲むもの」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。しかし、これまでご紹介したようにピルはホルモンの種類や配合方法、飲み方などによって効果が異なります。ピルの服用を検討しているのであれば、まずは医療機関に相談してみましょう。

<成城松村クリニック 松村院長監修>

 

■メデリピルとは?

 

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。

初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。

もっと詳しく>https://mederi.jp/

 

■メデリピル5つのこだわり

①1ヶ月無料のお試し期間
ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、初月無料でお届けします。
※低用量ピル(トリキュラー、ラベルフィーユ、アンジュ、マーベロン、ファボワール、シンフェーズ)が対象
※2ヶ月目以降は、2,970円(税込)〜 / 月

②診療担当するのは現役の産婦人科医
専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

③何度でも診療・再診無料
服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

④予約から診療までLINEで簡単
診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

⑤正しい知識をお届け
ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※mederi Pillは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

 


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