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産婦人科医が教える
正しいピルのリスク

産婦人科医が教える正しいピルのリスク

避妊効果だけでなく、生理痛、生理不順、PMSなど生理トラブルの改善に有用とされている低用量ピル。

”副作用があるから危険?”、”病気のリスクが高まると聞いたことがあるけど本当?”そんなユーザーからのご質問に対して、このページでは低用量ピルのリスクについて、数字をもとにご紹介していきます。

■考えられるリスク① 血栓症

低用量ピルのリスクとして、「血栓症」が挙げられます。

「血栓症」とは血管の中に血の塊(血栓)が出来ることにより、血管が詰まってしまう病気です。

血栓症の発症率として、ピルを飲んでいない人は、年間1万人に2〜5人に対して、ピルを飲んでいる人は1万人に3〜9人と言われています。ピルの服用により、リスクは高くなるものの、その差はわずかであることが分かります。

ちなみに、妊娠出産時の血栓症リスクは「1万人に25〜40人」であり、ピルの服用よりも、血栓症のリスクが上がることが分かっています。

ピルの服用による血栓症の発生率はすごく高いわけではありませんが、不安な症状が出た場合は、必ず医師に相談してください。

■考えられるリスク② 子宮頸がん

低用量ピルのリスクとして「子宮頸がん」も挙げられます。

子宮頸がんとは、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分に発症するがんです。

子宮頸がんの発症率は、ピルを飲んでいない人が10万人に10人に対して、ピルを飲んでいる人は10万人に13~21人と言われています。発症率は高くなるものの、差はごくわずかであることが分かります。

また、子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により発症する病気であり、HPV感染予防ワクチン接種、及びコンドームの着用が予防策として挙げられます。

低用量ピルでは性病の予防はできませんので、必ずコンドームの着用をするようにしてください。

また、子宮頸がんの定期検診を受けることにより早期発見が可能となりますので、1年に1回、検診を受けることを推奨します。

■考えられるリスク③ 乳がん

乳がんとは乳腺の組織に発症するがんであり、自覚症状として乳房のしこりが挙げられます。

乳がんの発症率はピルを飲んでいない人は10万人に34人に対して、ピル飲んでいる人は10万人に42.2人と言われています。

ピルの服用により発症率は高くなるものの、血栓症や子宮頸がんと同様に発症率の差はわずかであることが分かります。

また乳癌も、子宮頸がんと同様に、検診による早期発見が可能となりますので、年に1回の定期検診を受診いただくよう推奨いたします。

■ピルの服用による嬉しい効果

低用量ピル服用にあたるリスクについてご紹介しましたが、最後にピルの服用により得られる効果についてお伝えします。

低用量ピルを服用することで、ホルモンバランスが整い、月経に関するトラブルの改善効果が期待できます。

【低用量ピルの嬉しい効果】

・排卵痛、月経痛の緩和

・経血量の減少

・月経不順の改善

・PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の改善

・99.7%の避妊効果(※)

・ニキビや肌荒れの改善

・子宮内膜症の改善

・卵巣がん、子宮体がん、大腸がんのリスク低下

※一般的なデータであり、効果を保証するものではありません。

 

ピル服用によるリスクをきちんと理解した上で、必ず定期検診を受けて、安全に服用継続していきましょう。

 

<成城松村クリニック 松村院長監修>

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